バレルサウナの設置方法について
木製のバレルサウナは、パーツを組み合わせるだけで簡単に設置することが出来ます。そのため移動させたり個人宅で利用することに適しています。メーカーによっては組み立てと設置を請け負っているものもありますが、大人が数人いれば半日程度で完成させることも可能ですね。今回は、バレルサウナの設置の手順について解説します。特に、接着のための部品を使わずに組み立てる商品についての方法です。土台と本体をネジで固定したり、屋根材を噴いたりするために金属性のボルトを使うものもあるので、メーカーの指定している順序をよく確認してください。
目次
バレルサウナ設置に必要なものとパーツ内容例
バレルサウナは木製ですので、組み立ての際には木製のハンマーを使用します。金属製では傷が着いたり歪みの原因になるかもしれませんので、避けるようにしてください。木槌がない場合はゴムヘッドのハンマーを準備しましょう。怪我を防ぐための軍手、掃除用のブラシ、ベルトで固定するための固定具などが準備できれば充分です。ボルトが必要なものなら、電動ドライバーも用意しましょう。
キットの内容は主に以下のようなものです。
- 土台(外側、中央)
- 側板
- グレーチング
- 扉
- 入り口のパネル左右
- 暖炉側パネル
- すのこ
- 椅子
- 耐熱板
1.土台を組み立てる
まず、バレルサウナの土台となる部分を組み立てていきます。脚となる部分を、幅に気をつけて地面に水平に並べていきましょう。これが本体を支えます。 長さと角度がずれてしまわないよう気をつけてください。ベースボートの真ん中には中央ボードを貼り付け、ここから左右の壁板を貼っていくための治具を固定します。治具はサウナの丸みに沿った半円形をした板材です。側板がずれないように目安となってくれるパーツです。
2.側面とドアを貼り付ける
土台の上に左右の側面パーツを貼り付けていきます。ドアは外開きになるように気をつけて設置してください。側面部分のパネルが倒れないように、ある程度貼ったらC材と呼ばれるストッパーで固定します。あとは左右順序よく側板を取り付けていき、頭頂部分の木材をはめ込んだら本体は完成です。出来上がったらしばらくベルトで全体を閉めて歪みを矯正しましょう。メーカーによっては、最初に土台部分のみねじ止めすることもあります。ネジが錆びないための塗装などの作業も忘れずに行ってください。
3.内装を設置する
本体が出来たら、床板とすのこ、ベンチを設置します。床板はT字型をした木材で、土台と側板の隙間にはめ込み、円の軌道の一部を平にするものです。床を貼ったらその上にすのこを設置してください。すでに組み立ててあるものもあるかもしれませんし、もしパーツの中に付属していなければ市販のもので代用してもいいでしょう。最後にベンチを内部のカーブに沿って取り付けたら完成です。あとはお好みの位置にストーブを取り付けてください。
屋根材を取り付けることも
バレルサウナは木製なので、耐久性を増すために屋根材を取り付ける場合もあります。素材はガルバリウム合金メッキのものなどを使います。サビや腐食に強いので、雨や風による劣化を防いでくれるでしょう。しかし、移動させて使う目的で購入するのなら、屋根材は不要になります。イベント会場に設置したりする場合屋根材を貼ってしまうとその後の解体が大変になるからです。
まとめ・時間と人数を確保して安全に設置
バレルサウナは時間をかければ一人でも組み立て可能かもしれません。しかし、天候の急変や事故を防ぐためにも、ある程度人数を確保して設置したほうがいいですね。雨に晒すことで内部がカビてしまったりする不安がなくなります。特に、土台と治具はずれやすいので数人で位置を確認しながら取り組みましょう。業者に相談すると、その分の料金が発生したり大掛かりな工事になることもあります。時間と金額の融通を利かせるためには、自分の力で組み立てるほうがいいです。手順をしっかり頭に入れて取り組んでください。