サウナで得られる3つの良いこと。体が元気になる理由って?
サウナで得られる効果は大きく3つ挙げられます。
1.筋肉の緊張がほぐれて疲れが取れること
2.ストレス解消になること
3.眠りが深くなること
これらは高温のサウナ室で蒸されることにより血の巡りが良くなることと関係しています。
では、サウナを通して血行改善ができる理由はなんなのでしょうか?そして、血液の流れと人間の健康にはどんな繋がりがあるのでしょうか?一つ一つ解説していきます!
疲労回復・高温と低温で血管を刺激する
サウナにはいる順序は、80℃程度のサウナ室であたたまる→20℃ほどの冷水に使ってクールダウンする→外気に当たって休憩する、になります。
80℃も20℃も人体に取って快適な温度ではありません。むしろハードすぎる環境といえます。
しかし、この温度差を体験することで、血管は短い時間の間に効率よく膨張と収縮を繰り返すこと出来るのです。
血管とは弾力のあるポンプのような器官ですから、圧力を加えれば血の流れが早くなり、柔らかく押せば緩やかになります。
つまり、高温と寒冷な状態に体を交互に晒すことは気温差を使ったマッサージと表現できるのです。
そのため、仕事や家事で疲れがたまり硬くなった筋肉をほぐし、リフレッシュさせてくれるのですね。
ストレス解消・疲労物質の排出が促される
疲労物質とは、細胞が脂質や糖質などのエネルギーを消費して活動したあと発生する老廃物で、アンモニアや重金属などの有害な物質をいいます。通常は尿や便の排出を通して体の外にでていくので問題はありません。
しかし、生活リズムの乱れなどを原因にして排出が滞ると、細胞や神経にストレスがかかり様々な病気の原因になってしまいます。先に挙げた例のようにサウナに入って血行が改善されると、体内の水分のバランスがよくなるのでストレスの原因になる老廃物がスムーズに排出されます。
汗をかくことで老廃物がでていくの?
サウナでたくさん汗をかくと、汗の中にも老廃物が混じって排出されるので気分がすっきりする、とする説もあります。
確かに、スポーツと同様に大量に汗を出した後気分がすっきりすることがあります。汗の中に細胞の代謝物が混ざっていることも事実です。
しかし、排泄物を通して体の外にでていく分との比率は9対1ほどで、汗の中に含まれるアンモニアなどはごくごくわずかなのです。もともとの量が少ないことから、汗を大量にかくことで老廃物が効率よく排出できるとは言い切れません。
睡眠の質改善・副交感神経が活性化する
高温と低温は不快な刺激ですから、交感神経が活性化して体が興奮状態になります。
このままでは息苦しさが続いたり胸が苦しくなったりするなど、大きな負担になってしまいます。しかし、人体には恒常性という機能が備わっています。
これは体の内部を常に同じ状態に保とうとする働きのことです。つまり、急に脈拍が高くなるとそれを下げようとする神経が活発になるのです。
これがリラックスの神経である副交感神経の効果です。加えて、暑い部屋の中で汗を流すと、くたくたになるほど体力を消耗します。
体が適切に疲労する、そのうえでリッラクスしやすい状態が整っていると、眠りが深くなっていくのです。
まとめ・血流改善の高い健康効果
血液の流れが改善すると、新陳代謝がアップしたり老廃物の排出が促されるなど高い健康効果が期待できます。
ポイントは、温める、冷やす、休めるというサイクルを繰り返すこと。時々サウナに入ってすぐ温かいシャワーを浴びてしまうひともいますが、必ず高温と冷温の刺激を交互に与えるようにしてください。
そうすることで、天然のマッサージ効果により疲労改善、ストレス解消の効果が高まるでしょう。
※以下のページを参考に執筆しています。
https://tabi-labo.com/294205/sauna-totonou