2023年-2024年中国電力電気料金の値上げと改善策について
「昨シーズンの冬から電気代が急に高くなった」
「ニュースで電気代高騰のことが取り上げられ不安に感じる」
そんな風に感じる方も多いのではないでしょうか?
家庭での電気消費は、夏の間は主にエアコンのみの利用ですが、冬は暖房器具としてのエアコン、コタツ、電気カーペット、ストーブなども併用して使われる方が多いと思います。そんな中、2023年ー2024年の冬の電気代はどうなるのでしょうか?
実際に利用している方の声や、ランニングコストなど、ご紹介させていただきます。
電気料金値上げの理由
2023年6月、大手電力会社が電気料金の規制料金の値上げを行いました。
電気代高騰のニュースは大きく取り上げられて耳にした方も多いと思います。
では、この値上げは何が原因となっているのでしょうか?
それは、燃料価格の高騰です。
電気をつくるためには、火力発電や風力発電、電子力発電などがありますが、日本では火力発電の割合が高くなっています。火力発電では、石油や石炭、天然ガスなどの燃料を燃やして電気をつくっています。その燃料のほとんどを輸入しており、燃料の調達価格は世界情勢で変動します。
この変動する燃料価格を、「燃料費等調整費」として電気代に反映させているため、昨シーズンに比べて電気代が高くなった、という理由があります。
それでも大手電力会社は大きな赤字経営のため、2023年3月、政府に規制料金の値上げを申請しました。
2023年6月からの値上げ率
電力会社からの値上げ申請を受け、政府は各電力会社に向け申請を許可しました。
2023年6月、大手電力会社が15%から39%の値上げを実施しました。
中国電力では標準的な使用量の家庭の場合、約28%の値上げとなりました。
ただ、政府の補助「激変緩和措置」が2023年9月使用分まで入っており、私たちの実質の負担額はそこまで大きくはありませんでした。
しかし、激変緩和措置が10月以降どうなるのか?現在は未定です。
電気代値上げとオール電化について
2022年冬、オール電化にお住まいのお客様から、電気代値上げによる光熱費高騰で困っている、、といった相談をいただくようになりました。
日本では、2010年ころまでは安い深夜電力を利用したサービスの普及が進み、オール電化がとても流行りました。しかし、東日本大震災の原発事故以降、電力確保が難しくなり、お得な深夜の電力メニューの廃止や、政府の再エネ導入の推進、先に記述した燃料価格の高騰などの理由から電気代が高騰してきました。
このような背景があり、相談が増えている状況です。
では、解決策はないのでしょうか?
光熱費高騰の改善策
このような電気代高騰の中、少しでも節電を意識した生活を心がける必要がありそうですね。。電気料金のプラン見直し、省エネに優れた電化製品の購入、断熱材の利用などなど、小さなことからできることはありそうです。
ちなみに、我が家の実際の電気料金から、2022年1月と2023年1月の比較を行ってみました。
※オール電化4人家族で夫婦共働きの場合の電気料金
電気の使用量は前年とほぼ同じでしたが、前年度と比べて電気代は7,028円の値上がり。
その中でエアコンにかかった費用をざっくりと算出してみました。
エアコンの利用料は1日約14.2kwh。1か月の使用電気代に換算すると、13,300円。
では、ペレットストーブを利用すればいくらになるのでしょうか?
ペレット燃料の使用量は1日6時間の使用とすると、6kgの消費量。1か月に換算すると、12,600円。
1か月700円ほど、計算上ではお得になりました。
今回の計算は、単純に電気代を前年度比較したものです。電気代の内訳は、「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」「適用される割引」の5つからなり、複雑な計算式から成り立ちます。ですので、ペレットストーブのほうが断然にお得!とは言い切れませんが、エアコンとペレットストーブの併用したり、電気代の節約を行ったりと、電気代高騰のための改善策はいくつかありそうです。
まずは、ご自身の利用状況はどうなっているのか?把握されるところから行ってみてください。
ペレットストーブを導入されたご家庭は、とても満足されている方が多いです。こちらも参考にしてみてくださいね。
https://woodybiomass.jp/category/customer-case/pellet-stove/