RAIS ライス Q-TEE2C US
目次
ライスの目指すもの、それは「火の芸術」
『薪ストーブのロールスロイス』と称されるハイエンドブランド
一切の無駄な装飾を削ぎ落とし、洗練されたデザイン性と大きなドアガラスから見える炎の美しさ、そして環境性能をなによりこだわるデンマークの薪ストーブブランド、ライス。1970年、オイルショックによるエネルギー危機の時代にデンマークの建築家でありデザイナーのベント・ファルクが自身の理想のストーブを設計したいという想いを込め画期的で高性能な三段構造のストーブを設計したのがブランドの始まりでした。
1991年、フレデリクスハウンというデンマークの港町で造船所をもつオルスコフファミリーのグループに入り船舶を製造する工場に拠点を移し、ストーブの製造を本格的に開始。ライスブランド製品の精巧な加工技術の粋は最新の造船技術と熟練の職人、そして環境先進国デンマークという風土により培われ、世界中から高い評価を得ることとなりました。
美しい家具のような洗練されたボディを構成する
4mm厚のスウェーデン鋼と高密度バーミキュライト
環境先進国デンマークにおいて、排気がクリーンであることはもちろんのこと、美しい炎を見せる工夫が随所にあるのが最大の特徴であるライスの薪ストーブ。
ボディは不純物が少なく強度が強い高級なスウェーデン鋼を4mmという厚みを持たせて主要な箇所で使用しているため、蓄熱性と耐久性に優れています。火室内に使用されているバーミキュライトは、一般版的なストーブでは板状のものを並べるだけの製品が多い中、機種に合わせて作成された金型から成型しているため、機密性と燃焼力を最大限に発揮する構造になっています。この成型技術は造船の知識と技術をもつライス社だからできるものです。
アメリカ環境保護庁(EPA)の定める
排ガス基準を大きく下回って通過した燃焼設計!
2020年にアメリカ環境保護庁で規定された排ガス基準をクリアするため開発されたモデルであるQ-TEE2C US。極限まで未燃焼ガスを燃焼させるために、火室背面とバッフル板に緻密に計算された空気口を配置することにより、より効率的な再燃焼を起こすことが可能になりました。
名称についているCは『カーブ』を意味し、同じシリーズであるQ-TEE2が直線的なのに対しQ-TEE2C USはその名の通り緩やかな曲線美が特徴のストーブです。
大きなアッシュリップと
広いガラス窓から見える美しい炎とオーブン料理が楽しめる!
ゆとりのある広い火室はクッキングスタンドを置けば、ピザを焼いたりオーブン料理を楽しむことが可能。広い天板での煮込み料理や焼き料理もできるのでストーブで料理を楽しみたい人にはうってつけです。薪が落下することを防ぐ大きなアッシュリップと薪支えがあり、ドアにはセルフロックシステム搭載など、安全面でも嬉しい性能が多い機種です。
Q-TEE2の火力調整はエアーコントロールバーで行います。
レバーのポジションによって空気孔の開閉の度合いを調節することが可能です。
①エアーコントロールバーを奥まで押した状態
空気孔がほぼ閉じた状態です。最低量の空気のみを取り込みます。
②エアーコントロールバーが中間あたりにきた状態
多く空気を取り込める状態です。通常燃焼時は薪の状態をみながら①〜②の間で火力を調節します。
③エアーコントロールバーを手前いっぱいまで引いた状態
空気孔がほぼ全開の状態です。最初の着火時のみ使用します。通常燃焼時には過剰燃焼によってストーブが破損してしまう可能性があるため使用しません。
仕様
品番 | RS834L |
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区分 | 薪ストーブ |
燃焼方式 | クリーンバーン |
熱出力 | 3-8kW(2600-6900kcal/h) |
暖房面積 | 45-120㎡ |
燃焼効率 | 75+% |
排気煙量 | 0.9g/h |
最大薪長さ | 40cm |
公式サイトの製品ページ
この情報は公式サイト並びに当メディア独自の取材等で得た情報を掲載しています。最新情報についてはRAIS ライス Q-TEE2C USをご覧ください。