薪ストーブ・ペレットストーブの選び方|燃焼方式・材質から検討する
薪ストーブ・ペレットストーブを選ぶ際、どんなことを基準にすればよいのか、迷ってしまうことはありませんか?
こちらの記事では、皆さんの「ストーブを選ぶ基準」について参考になるように、具体的な燃焼方式や材質についてご説明します!
薪ストーブ・ペレットストーブにどんなことを求めるのか?どんな生活を送りたいと思っているのか?ストーブ設置にあたって「目的」は様々だと思います。
その目的をしっかりと整理した上で、機能や特徴を知り、ご自身の理想のストーブライフを思い描き「ゆずれないポイント」を一緒に考えていきましょう!
暖房性能で選ぶ
例えば、薪ストーブを主暖房にしたい方、燃費を重要視する場合には、重要になるポイントがあります。
それは、薪ストーブの燃焼方式です。
薪ストーブはどれも燃え方はすべて同じ!と思っていませんか?実は、薪ストーブには5つの燃焼方式があるのです。
薪ストーブの燃焼方式
1.キャタリティック燃焼方式(触媒方式)
2.リーンバーン燃焼方式(非触媒方式)
3.クリーンバーン燃焼方式(非触媒方式)
4.ファイアドーム燃焼方式(非触媒方式)
5.フレックスバーン燃焼方式(ハイブリッド方式)
例えば、薪ストーブを主暖房にしたい方には、非常に高い熱効率を得ることができるキャタリティック燃焼方式(触媒方式)をおすすめしています。就寝時に燃焼を弱くしても、効率よく熱量の確保を維持し、目が覚めても薪ストーブが部屋中を暖めてくれています。
<触媒方式の薪ストーブ例>
●ダッチウエスト社
・フェデラルコンベクションヒーター
・セコイア
また、燃費を重視される方には、燃費が良く高いコストパフォーマンスが魅力なリーンバーン燃焼方式(非触媒方式)をおすすめします。通常より少ない薪で多くの熱を長時間得ることのできるシステムです。
<非触媒の薪ストーブ>
●ダッチウエスト社
・ エンライト
このように、燃焼方式によって特徴が異なりますので、それぞれの燃焼方法を知ることが重要となります。
ペレットストーブの暖房方式
warmArts(ウォームアーツ)のぺレットストーブは、輻射・自然対流式と温風式に分けられます。
輻射・自然対流式ペレットストーブは、炎が燃焼炉全体を熱し放射される輻射熱と自然対流で部屋全体をやさしく暖めます。お湯なども沸かすことができるので煮込み料理などもできます。薪ストーブのような炎のゆらぎを感じながらも、薪ストーブよりも手軽に設置出来ます。
温風方式ペレットストーブは、立ち上がりが早く、お部屋を素早く暖めます。お部屋の温度ムラが少ないのも温風式です。
<輻射・自然対流式ペレットストーブ>
・FF式 輻射・自然対流式ストーブ RS-4
<温風方式ペレットストーブ>
・FF式 温風ファンヒーター SS-5 Plus
詳しくはwarmArts(ウォームアーツ)のこちらのページをご覧ください。
デザインから選ぶ
インテリアや趣味として取り入れる場合は、デザインも重視します。クラシックなスタイルか、モダンなタイプか。メーカーによって佇まいは様々なので、お家の雰囲気と合わせて違和感なくお部屋になじむデザインのものをお選びいただきます。
クラッシックスタイル、モダンスタイルは、薪ストーブの材質によって変わってくる場合があります。こちらではストーブに使われる主な材質、鋳物製と鋼板製について簡単にご説明します。
鋳物(いもの)製
薪ストーブに使用されている代表的な材質は「鋳物(いもの)」です。「鋳物」とは、金属をとかし鋳型に流し込んで器物をつくった金属製品の総称のことです。
鋳物のストーブは、ストーブ自体に蓄熱してから放熱をするので暖まるまでに時間はかかりますが、一度暖まると蓄熱性があり冷めにくいのが特徴です。クラシックスタイルのストーブに多く、側面にはキレイな模様が施されたものも多くあります。その模様はデザイン性だけでなく、放熱性能を高める働きもあるのです。
鋼板(こうはん)製
鋼板製のストーブは、厚みのある鉄の板をカットしてつくられていますので、鋳物製にある模様などはありません。鋼板製ストーブのよいところは、気密性が高く燃費がよいのが特徴です。見た目はシンプルでスタイリッシュなモダンスタイルなものが多いです。
まとめ
今回の記事では、具体的な燃焼方式や材質についてご説明しました。いかがでしたでしょうか?
薪ストーブ・ペレットストーブは、知れば知るほど奥深くよく考え作られていることが分かると思います。時代とともにストーブも進化し、より日常に取り入れやすくなってきました。炎のある生活の魅力を1人でも多くの方に体験してもらえるよう、私達もしっかりご提案させていただきます。