LEDA(レダ)
レダはドイツで150年営業しているメーカーです。母体は鋳物製造会社でしたが、ストーブ部門でも高い評価を受けています。
薪ストーブのメーカーは、その多くが部品の製造を外部企業に発注して自社で組み立てるという方法を取っています。ですがレダは外注を一切行わず、部品の作成から完成までをすべて自社内で行っているのです。
その結果、非常に高い排気ガス基準をクリアしつつ、シンプルで高性能な機種の開発を実現しました。
自社で一から作る高性能鋳物ストーブ
レダの薪ストーブでもっとも特徴的なのはなんといっても高品質であること。その品質の高さは、ドイツ国内を走る鉄道の暖房として採用されるほどです。
レダでは、パーツを専門業者に外注せずにすべて独自に開発製造しています。これにはふたつのメリットがあって、まず輸送に関わるコストと破損のリスクを削減できますし、そして各パーツに精通することで万が一故障した場合に迅速なケアが可能になるのです。自分たちで設計し、組み立てるからこそ高い品質とアフターフォローのよさが維持されているのですね。
ドイツ独自の厳しい排出ガス基準をクリア
ドイツ国内には、ヨーロッパの排出ガス基準であるEN規制よりもさらに厳しい独自の基準、「ドイツ連邦排出規制法」があります。
それに伴って、レダの製品も同基準をクリアする必要に駆られました。レダの薪ストーブ本体の燃焼方式は、レダが開発した独自のものになっています。一部製品を除いて、他社で多く見られるフレックスバーンやクリーンバーンとは違う完全にオリジナルな方法が用いられているのです。
構造はシンプルでデザインはスタイリッシュ
燃焼方式がシンプルなため、内部の構造とそれに伴うデザインも基本的にスタイリッシュで無駄な要素を排除したものになりました。基本構造は「下から吸って上向きに出す」というもの。他社のいくつかの製品が、本体内で複雑な熱の対流を起こしていることと比較すると極端なまでに単純化されていますね。