夏の間にしておくストーブの準備。薪の調達はどうする?
薪ストーブのシーズンはだいたい11月から3月なので、夏場は使う機会がありません。ですが、この期間にしておかなくてはいけない準備があります。薪の調達と消耗品のチェックです。特に、薪の準備は重要です。1シーズンストーブを使えるだけ薪となると、かなりの量になるからですね。
そこで今回は、ストーブ用の薪を準備する際の注意点について解説します。
夏の間にしておく薪ストーブの準備
シーズンオフにあたる6、7、8月中にやっておきたいことに、煙突や消耗品のメンテナンスがあります。煙突の掃除はシーズン中にはできないので、この期間にぜひ実施してください。詳細はこちらの記事を参考に。
消耗品の代表例はガスケットです。ストーブの扉に取り付けて内部の気密性を高めるのに必要な部品ですが、使っているうちに劣化してしまいます。劣化したガスケットをそのままにしておくと、ストーブ炉内の空気圧が下がって吸気が悪くなり、不完全燃焼を起こしやすくなります。必ずこの時期に点検、交換をするようにしましょう。
薪の調達方法。購入するか自分で伐採するか
ストーブ用の薪の調達方法は、大きく分けて2種類あります。店舗で販売しているものを購入するか、自力で伐採するかです。あるいは、森林に落ちている枯れ木などを拾う、流木を集めるなどの方法もあります。しかしこの方法で安定した量を確保するのは難しいようです。また、森林には所有者がいるので勝手に薪を持っていくと窃盗に当たることも。
一度にまとまった量の薪を入手するには、街路樹の枝や間伐材の無料配布に応募するのがおすすめです。自治体のホームページや最寄りの森林組合に問い合わせると、薪配布の情報が見つかるかもしれません。無料あるいは格安で購入することができますが、量が限られるので先着順になるのがほとんどです。定期的にチェックすることが重要です。
購入した店舗で薪を定期購入する
ストーブを購入した店舗で薪を購入できることもあります。配送してくれるサービスがあるところもあるので、ストーブを選ぶ際に確認しておくといいですね。
薪の費用は1キロ100円程度です。ワンシーズンの平均使用量は2トンなので、ワンシーズン分の薪を自宅にストックしておくにはかなりのスペースが必要です。お店でつど購入するほうが簡単という場合もあるでしょう。ストーブを購入した店舗で定期購入できるかを確認することは重要です。
まとめ
夏の間に行う薪ストーブの準備として、煙突の掃除や消耗品の点検・交換は欠かせません。特にガスケットの劣化には注意が必要で、適切なメンテナンスがストーブの性能を保つ鍵となります。薪の調達方法については、購入や自力での伐採、拾い集めなどがありますが、安定した供給を求めるなら、ストーブを購入した店舗での定期購入も検討すると良いでしょう。これらの準備をしっかり行い、快適な薪ストーブのシーズンを迎えましょう。