これがあれば安心!薪割りにまつわるアクセサリーや道具紹介
今回の記事では快適な薪ストーブライフをするために必要な道具を一覧にして紹介します。さらに薪割りや保管について必ず必要なものと、あったら便利だと思う小物も併せてご紹介します。
そんな薪割りのための便利な道具を紹介していきましょう。
以前の記事、『【新発見!】ストーブライフをより安全に楽しむためにすべき事』でも詳しくご紹介したように薪を作る工程は大まかに4つあり、
- 1、樹木を倒す
- 2、ある程度の太さの丸太を切り出す(短い丸太のことを玉切りと呼びます)
- 3、玉切りした丸太を斧などで割って薪にする
- 4、半年以上(できれば1年〜2年)は乾燥させる
となっています。
まずは1の「樹木を倒す」から必要な道具を紹介していきたいと思います。
目次
「倒木」や「玉切り」に必要な道具
倒木や玉切り作業にはチェーンソーが必需品になってきます。
主にチェーンソーには2種類あって「電動式チェーンソー」と「エンジン式チェーンソー」があります。
電動式チェーンソーの利点
・エンジン式に比べて軽くて扱いやすい
・エンジン式に比べて音が小さい
・エンジン式に比べて値段が安い
電動式チェーンソーの欠点
・エンジン式に比べてパワー不足
・エンジン式に比べて使用できる時間が短い
(ある程度の時間がきたら動作を止めないとモーターが焼け切れるなど故障の原因となることがある)
エンジン式チェーンソーの利点
・電動式に比べてかなりパワーがある(特に中経木~大径木の処理では電動式とは比較にならない程の作業性を発揮します。)
・電動式に比べて使用できる時間が長い
・電源がなくても動かせる
エンジン式チェーンソーの欠点
・排ガスや騒音問題が気になる
・エンジン式の場合は電動式に比べてメンテナンスを行う部分が多くなる
チェーンソーに関してまとめ
エンジン式と電動式を比較すると、どちらにも利点と欠点があります。できれば両方持っておくと便利です。
どちらを選んだほうがいいかという話になると少し難しいのですが、用途に応じて選ぶ必要があります。
住宅街で作業をするのにエンジン式を使用したらエンジンの大きな音で周囲に迷惑がかかります。逆に電動式を山に持っていくとパワー不足に陥り倒木や玉切りがしづらい可能性があります。そのため周囲の環境や用途に合わせてパワー重視のチェーンソーなのかそれとも静かさ重視のチェーンソーなのかを選別する必要があると言えるでしょう。
薪ストーブの醍醐味「薪割り」の際の必需品
薪ストーブの薪を作る際での醍醐味はやっぱり「薪割り」ですよね。薪割りにも様々な道具が必要になってきます。これらも必要に応じて買い揃えなければなりません。
まずは薪割り台です。
こちらは通販などで5000円前後で売っているので自分の手で薪割りを楽しみたい方は購入をお勧めする一品です。
太い木の切り株などで薪割りをされる方も一定数いらっしゃいますのでそのような木の切り株がある場合はそちらを使っていただいても構いません。
その他に薪割りの必需品、そしてみなさんが薪割りと聞いてパッとイメージするもので「斧」があります。
薪割りには斧が必ず必要になってきます。
斧にも「和斧」と「洋斧」があります。
和斧の特徴
和斧はその名の通り日本で昔から使われてきた斧の形状です。薄く真っ直ぐ作られた刃は繊維の細かい針葉樹(スギ、ヒノキなど)を割るのにもってこいの斧と言えます。
そして面白いのが和斧には片面に3つ、もう片面に4つの切れ込みが入っています。この切れ込みの意味は「身(3)を避(4)ける」という意味が込められています。これはどういう事かというと、一説によると斧を使って作業する人が怪我をせず無事に薪割りができるようにという意味が込められているそうです。また木や山や森に感謝の意を込めて切り込みが入っているという説もあります。
洋斧の特徴
刃先は薄いですが中央部分から一気に太くなっている斧です。これは木自体が硬い紅葉樹(ナラやケヤキなど)に適しています。
刃先が薄いのは硬い木を割る際に木に刃の入りをよくするために、中央部分から一気に太くなっているのは歯が入ってから薪を割る際に薪に圧力をかけて割るためこのような形状になっています。そして重量も和斧に比べ洋斧の方が重くなっています。
洋斧は重さが重いこともありブナやナラ、ケヤキのような紅葉樹の固い木を割るには最適です。
値段は和斧より洋斧の方が少しお高い物が多いようです。
重みがあるほうが斧の自重で薪が割れて楽なのですが、あまりに重い斧だと筋肉痛になってしまうため自分にあった斧、あるいは割る薪の種類にあった斧を選ぶようにしましょう。
初めての方や女性でしたら、自重でしっかりと割ることができて扱いやすい2.0kg~2.5kgがおすすめです。
でも斧を使って自分で薪割りする事はかなり体に負担がかかるため大変な作業です。
次の日になって筋肉痛で動けないといった経験をされた方も多いのではないでしょうか。
また
そんな薪割りの重労働から開放してくれるのが、『薪割機』です。
薪割機ってそもそも何??
「薪割り機ってそもそも何?」という方にざっくりと説明すると、手動式、電動式、エンジン式の3タイプがあり、斧も体力も使わず薪を割る機械です。
薪割り機は比較的楽に薪割りができます。薪割り機にも電動と手動がありますがそれぞれメリットをメリット、デメリットがあり
手動式
手動式のメリットはなんといっても価格の安さです。電源がない場所でも使えるし音も静かだという事もメリットとして挙げられます。こちらの手動式薪割り機はレバーを引いて丸太を刃に押し当てて割るという仕組みです。
しかし薪を大量に準備したい際は電動式に比べて少し手間がかかるため向いているとは言えません。
電動式
コンセントがある場所で使うなら電動式がお勧めです。こちらは手動式に比べて薪を割る力も強く、手動式に比べよりスピーディーに薪を準備することができます。デメリットは電源がないと使えないことです。
エンジン式
エンジン式の薪割り機はコンセントがない場所でも使えます。そして手動式と比べても非常にパワフルに薪割りができます。ガソリンエンジン式は「リコイル式」と記載してある場合もあるので注意してください。
写真の薪割り機はPLOWの整品です。イベント時で子供が試してみましたが、使用は大人の方がご利用くださいね。
その他
その他に薪を運んだり、薪を管理する場所も必要になってきます。これはあった方がいいと思う物を厳選して書き出そうと思います。
まずは薪を運ぶ際に使う軽トラ
一輪車(猫車)
などがあれば基本的なアクセサリーや道具は準備万端です。
お宅に薪置き場がない場合は
薪棚を用意するのもいいでしょう。
今流行りのDIYで作ることもできますし、1万円前後で購入することも可能です。
薪づくりは確かに重労働ですし道具を買わないといけないのでお金もかかります。そして体力面でもかなりの体力が必要になります。
しかしその大変な思いをして作った薪を焼べた時にパチパチとする音がロマンチックで幻想的ではないかと思います。
薪ストーブは
●体をポカポカと温めてくれる
●火が燃えたりパチパチと薪が燃える音を聞くと癒し効果がある
●子供達を成長させるきっかけとなる
●家に設置するとおしゃれ
●実はエコ
●災害時に暖が取れる
などのメリットがあります。
皆さんも炎の燃える姿や薪の燃える音など見ても聞いても癒される幻想的な炎の世界に浸ってみませんか?