宮城県石巻・気仙沼の薪ストーブ補助金|南三陸町・女川町ほか5市町

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宮城県の石巻・気仙沼エリア(石巻市・気仙沼市・東松島市・女川町・南三陸町)で、薪ストーブ・ペレットストーブの設置に使える補助金をまとめました。2026年8月19日現在の情報です。

宮城県はエリアごとにページを分けています。

令和8年度に木質バイオマス(薪・ペレット)の補助が使えるのは、宮城県石巻・気仙沼エリアの5市町村のうち1市町村でした。太陽光・蓄電池まで広げると、さらに多くの市町村に制度があります。

この記事は5市区町村のうち5件を確認済みです。残り2市町村は順次追加します。「調査中」は「補助金が無い」という意味ではなく、当方がまだ確認できていないという意味です。お急ぎの場合は各自治体に直接お問い合わせください。

申請前に必ず各自治体にご確認ください。予算枠に達した時点で受付を終了する制度があります。また着工前に交付決定が必要な制度が多く、先に工事をすると対象外になります。

令和8年度、宮城県石巻・気仙沼エリアで薪ストーブ補助が使えるのは1市町村

市町村 薪・ペレット そのほかの設備
南三陸町 ○ 1/2以内・上限25万円/台(ボイラーは上限1,000万円) / ペレット ○ 1/2以内・上限25万円/台 省エネ・断熱 個人・事業者

上限額だけで選ぶと間違えます

補助金の比較記事は上限額だけを並べがちですが、同じ「上限20万円」でも、実際に戻ってくる額は市町村によって大きく違います。理由は何が対象経費に入るかが3つに分かれるからです。

対象経費 意味
本体のみ ストーブ本体の購入費だけ。設置工事費・煙突は自己負担
設置工事費まで 本体+据付工事
煙突まで 本体+工事+煙突。薪ストーブは煙突が高額なので差が大きい

薪ストーブは煙突工事が本体と同じくらいかかることがあります。上限額が低くても煙突まで対象の市町村のほうが、手取りが多くなる場合があります。

そのほか、申請の前に知っておきたいこと

  • 先着順とは限りません。抽選で決める市町村があります
  • 着工前に交付決定が必要な制度が多い。先に工事をすると対象外になります
  • 施工業者が市町村内の事業者に限られる制度が多い。業者を決める前にご確認ください
  • 単独では出ない制度があります。太陽光が蓄電池とセット必須、設備機器が断熱改修と同時施工必須など
  • 同一住宅で1回限りの制度がほとんどです

宮城県石巻・気仙沼エリアの市町村別 補助金一覧(3市町村)

気仙沼市

問合せ先 住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業補助金・高齢者省エネエアコン購入費補助金・みやぎ環境交付金事業 … 市民生活部 生活環境課 環境政策係 電話 0226-22-3417 森林環境譲与税・林業 … 産業部 農林課 林政係 電話 0226-22-3439 空き家改修支援事業補助金 … 企画課 けせんぬま創生戦略室(市役所代表 電話 0226-22-6600) 市役所代表 … 〒988-8501 宮城県気仙沼市八日町一丁目1番1号 電話 0226-22-6600 ファクス 0226-24-3566

令和8年度住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業補助金

誰が使えるか 個人。令和8年2月1日から令和9年1月31日までに、自らが居住する住宅に対象設備を設置した方、または対象設備が設置されている住宅を購入し居住する方/市内に住所を有する方/市税などの滞納がないこと/住宅が自己所有ではない(持ち分がない)場合は所有者の承諾を得ていること
対象設備と補助額 太陽光発電設備 … 1件あたり4万円<br>定置用蓄電池 … 1件あたり5万円<br>家庭用燃料電池(エネファーム)… 1件あたり5万円
対象経費の範囲 設備1件あたりの定額。補助対象経費に対する率ではない。煙突・工事費といった経費区分の考え方が入らない定額型
太陽光の要件 住宅への設置が適したもの/低圧配電・逆潮流ありで連系(電力会社と電力受給契約をしていること)/最大出力1kW以上経済産業省から10kW未満で設備認定を受けているもの未使用品(中古品は対象外)
蓄電池の要件 太陽光発電設備と接続していること/1か所に固定して使用するもの/一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)により補助対象機器に登録されているもの/未使用品
エネファームの要件 一般社団法人燃料電池普及促進協会に指定をされているもの/未使用品
申請のタイミングが逆 令和6年度から、補助対象事業の完了後に申請する型。<br>(太陽光は電力受給契約後、蓄電池・エネファームは設置後)。着工前の交付決定は要らない
受付期間 令和8年4月1日〜令和9年1月29日(予定額がなくなり次第終了)<br>※市の「省エネ設備導入等に関する補助金情報【家庭向け】」の表では「令和9年1月31日まで」と書かれている。制度ページ側は1月29日。日付が2つある。申請前に生活環境課へ確認を
交付予定数 55件程度(予定額がなくなり次第終了)
申請方法 窓口持参または郵送。メールでの申請は受付できない/代行申請は様式第3号の代行者選任届が必要/書類審査後に市職員が現地確認(設備の撮影)を行う。屋内設置の場合は申請者等の立会いが必要
処分の制限 耐用年数の期間内は処分できない(太陽光17年/蓄電池6年/エネファーム6年)。処分する場合は事前に財産処分承認申請書
出典 気仙沼市 令和8年度住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業補助金(更新日 2026年4月1日。手引き・様式も同ページ)

市は「対象設備の発注・施工は地元業者の利用をご検討ください」と書いている。義務ではない。

気仙沼市高齢者省エネエアコン購入費補助金

誰が使えるか 個人(世帯)。市内に住所を有し現に居住し、65歳以上の方のみで構成される世帯/暴力団関係者等でないこと<br>※令和7年度の「気仙沼市省エネ家電買換え補助金」を活用して設置したエアコンが自宅にある場合は対象外
補助額 上限10万円(補助対象経費と10万円のいずれか少ない額)
対象経費の範囲 本体だけではない。エアコンの購入費・設置等の工事費・買換えの場合は既設エアコンの撤去費および家電リサイクル料金まで含む。<br>ただし自ら設置工事を行った場合の工事費は対象外。機器の延長保証料は含まない。値引きがある場合は値引き後の金額
対象エアコン 市内の販売店で購入した、省エネ基準達成率100%以上(目標年度2027年度)のエアコン。省エネ性マークが「緑」であるもの(オレンジ・達成率100%未満は対象外)/1世帯あたり1台限り/新規購入・買換えのいずれも対象
手順 購入前に事前申込が必要。事前申込 → 交付内定通知(概ね2週間)→ 購入・設置 → 交付申請
受付状況(2026-08-19時点) 申込開始 令和8年5月13日。先着順。当初上限300件 → 5月の臨時議会で増額補正し上限800件へ引き上げ令和8年6月19日11時現在で800件に到達<br>設置期限は令和9年3月31日まで、交付申請は令和9年3月31日まで
併用 他の補助金との併用はできない
継続 市は「本補助金は10年間継続する予定(300世帯/年)」と書いている
出典 気仙沼市 気仙沼市高齢者省エネエアコン購入費補助金(更新日 2026年6月25日。協力店一覧・手引き・Q&Aも同ページ)

「予算が800件に達した」ではなく「申込が800件に達した」。 記事に載せるときは年度内の追加募集があるかであることを添える。

気仙沼市空き家改修支援事業補助金(エネルギー設備の制度ではない。参考)

誰が使えるか 個人・法人。空き家バンク物件登録者(所有者)/空き家バンク利用登録者(購入者・賃借者)/空き家バンク協力事業者(仲介業者)
補助額 通常の改修 … 補助対象経費の1/2以内・上限50万円<br>シェアハウスとしての改修 … 補助対象経費の1/2以内・上限500万円
対象経費 空き家の改修・修繕費用(トイレ水洗化・洋式化、システムキッチン、ユニットバス〈給湯器含む〉、壁紙の張替え、畳の取替え、建具の交換、屋根のふき替えなど)/不要な家財等の処分費用<br>市内に本店を有する法人または市内で事業を営む個人事業者が行う工事に限る
受付状況 令和8年度の通常枠・シェアハウス枠とも事前相談の受付を終了(通常枠 4/6〜4/24、シェアハウス枠 4/6〜5/29)。交付件数は通常12件程度・シェアハウス1件程度
出典 気仙沼市 令和8年度気仙沼市空き家改修支援事業補助金(更新日 2026年6月12日)

対象経費の例示に薪ストーブ・暖房機器は無い。断熱改修の記載も無い。 「改修・修繕」の一般制度であって、省エネ改修の制度ではない。混ぜない。

薪ストーブ・ペレットストーブ・V2H・断熱改修について — 市の制度は確認できなかった

「無い」ではなく「確認できなかった」。根拠は次の4つ。

  • 市自身が作っている 「省エネ設備導入等に関する補助金情報【家庭向け】」(更新日 2026年4月30日)に

載っている令和8年度の家庭向け制度は 3本だけ。 市の住宅用スマートエネルギー設備補助/県のスマートエネルギー住宅補助/県の共同購入事業である。 木質バイオマス・V2H・断熱改修の市制度は載っていない (気仙沼市 省エネ設備導入等に関する補助金情報【家庭向け】

  • 市サイトの 「暮らしの情報 > くらし・手続き > 環境・衛生」 配下(環境/浄化槽・し尿/簡易給水施設等/

海洋プラスチック対策/再生可能エネルギー/公害防止/地球温暖化対策)に、木質バイオマスの補助は無い (気仙沼市 環境・衛生

  • 市サイトの 「暮らしの情報 > くらし・手続き > 住まい」市営住宅と団地だけ。

住宅リフォーム・耐震・断熱改修の市制度は置かれていない (気仙沼市 住まい

  • 森林環境譲与税の使途にも木質バイオマスは無い(次項)

森林環境譲与税の使途 — 木質バイオマスの住民向け補助は無い

令和6年度の使途公表(PDF)を開いた。事業は5つで、住民向けの機器補助は無い。

事業区分 事業総額 事業内容
森林経営管理事業 14,940千円 地域林政アドバイザーによる支援業務、経営管理集積計画の策定等。月立北部地区(気仙沼)・馬籠上沢地区(本吉)で計画事業を実施
林業振興事業 20,705千円 国・県の森林整備事業に基づいた事業への補助、および市内の森林で発生する未利用間伐材を利用するための運搬作業に対する補助。森林整備総合支援補助金 8団体
林道整備事業 451千円 林道1路線の補修
市民の森整備事業 570千円 市民の森(徳仙丈)休憩施設新築設計業務
基金積立(森林整備等) 68,464千円 うち譲与税 64,228千円

出典 気仙沼市 森林環境譲与税の使途について令和6年度森林環境譲与税使途公表(PDF)

「未利用間伐材の運搬作業に対する補助」は団体向けであって、薪ストーブを買う住民への補助ではない。 薪の供給側への支援である。読者向けの制度として書かない。

東日本大震災の復興に由来する住民向けの設備補助 — 確認できなかった

  • 市サイトの復興関連のページ(li/fukko/ 配下)は事業の進捗・計画の公表が中心。

住民が設備を入れるときの補助制度は置かれていない

  • 市が公表している家庭向け補助金の一覧(上記)にも復興系の設備補助は無い
  • 岩手県と同じ結果。復興系は住宅再建の制度であって、設備補助ではない

みやぎ環境交付金の使い方(気仙沼市の実績。財源の裏付けとして重要)

気仙沼市は、市の住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業をみやぎ環境交付金で回している。

年度 事業名 事業内容 事業費 交付金充当
令和7年度 住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業 太陽光発電設備28件/定置用蓄電池28件 2,520千円 2,220千円
令和7年度 学校施設LED化事業 津谷小学校LEDランプ交換 104か所(208本) 2,290千円 2,290千円
令和7年度 気仙沼市魚市場事務所夜灯照明LED化改修事業 蛍光灯をLED灯に改修 35台 924千円 924千円
令和7年度 EV公用車リース化事業 公用車をEV車に切り替え 1台 325千円 325千円
令和7年度 有害鳥獣対策事業 防護策設置補助 21件 925千円 925千円
令和7年度 環境保全活動奨励金 19事業 128千円 128千円
令和7年度 街路防犯灯等LED化事業 蛍光灯等をLED灯に改修 2,954か所 1,288千円 1,288千円
令和6年度 住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業 太陽光発電設備41件/定置用蓄電池41件 3,690千円 3,646千円

出典 気仙沼市 みやぎ環境交付金事業(更新日 2026年4月28日)

交付金の使い道が市のページで数字ごと公表されている。これは他の市町村を当たるときにも効く。 「みやぎ環境交付金事業」というページ名で探すと、その市町村がどの住民向け補助を回しているかが分かる。 気仙沼市の場合、住民向けは住宅用スマートエネルギー設備の1本だけ。 交付金の使い道に木質バイオマスは1件も出てこない。

前年度まで

年度 制度名 いま
令和7年度 気仙沼市省エネ家電買換え補助金(国の重点支援地方交付金活用事業) 受付終了。このエアコンが自宅にあると高齢者省エネエアコン補助の対象外になる(出典
令和7年度 住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業補助金 令和8年度も継続(太陽光28件・蓄電池28件の実績)
令和6年度 住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業補助金 同上(太陽光41件・蓄電池41件の実績)。令和6年度から「設置後に申請」の型に変わった

女川町

女川町には薪ストーブ・ペレットストーブへの補助はありませんが、太陽光発電と蓄電池については、令和8年度に制度が拡充されました。

制度の名前は「女川町太陽光発電システム等設置補助金」です。以前は太陽光発電だけが対象でしたが、令和8年度から蓄電システムが新たに加わり、補助の上限額も引き上げられました。

対象 補助額 上限
太陽光発電システム(個人) 1kWあたり35,000円 175,000円
太陽光発電システム(事業者) 1kWあたり35,000円 500,000円
蓄電システム(個人) 1kWhあたり35,000円 175,000円
蓄電システム(事業者) 1kWhあたり35,000円 500,000円

事業者も対象である点が女川町の特徴です。本社が女川町以外であっても、町内に自社所有の営業所などがあれば申請できます。

このほか「女川町住宅用高効率給湯器設置補助金」があり、エコキュート・エコジョーズ・エコフィール・エコウィル・エコワンなどの購入・設置費用の3分の1(上限5万円)が補助されます。こちらは個人のみで、法人は対象外です。

申請は設置してからでも間に合います。女川町の制度は、工事が終わったあとに申請する後払い型で、設置完了から2年以内であれば申請できます。着工前の申請が必須という自治体が多いなかで、これは珍しい運用です。ただし「予算により受付を終了することがある」と町も注意を促していますので、申請の前に必ず町へご連絡ください。

なお、蓄電システムは太陽光発電システムと接続していることが条件です。蓄電池だけを単独で入れる場合は対象になりません。

問合せ先 町民生活課 環境係 電話 0225-54-3131

出典 各種補助金制度(女川町)太陽光発電システム等設置補助の手引き(PDF)住宅用高効率給湯器設置補助の手引き(PDF)

南三陸町

南三陸町には、宮城県内で最も手厚い薪ストーブ補助があります。制度の名前は「南三陸町木質バイオマスエネルギー利活用推進事業費補助金」です。

種別 補助対象経費 補助率・限度額
ペレットストーブ・薪ストーブ 本体の購入および設置に要する経費 2分の1以内・1台につき25万円
木質バイオマスボイラー 本体、本体と一体で購入する設備、設置に要する経費 2分の1以内・1,000万円

薪ストーブが明確に対象に入っている点が重要です。木質バイオマス関連の補助はペレットストーブだけを対象とする自治体が多いなか、南三陸町は「木質ペレット・薪・チップなどの木質バイオマスを燃料とするペレットストーブ、薪ストーブ及び木質バイオマスボイラーの普及を推進しております」と明記しています。

設置工事費も補助の対象です。本体だけでなく「設置に要する経費」まで含まれるため、実際の負担はかなり軽くなります。

対象になるのは、町内の住宅・事業所・生産施設を所有している方です。個人の住宅でも事業所でも申請できます。自分の所有でない建物に設置する場合は、所有者の同意が必要です。町税に滞納がないことも条件です。

申請した年度内に設置を終える必要があります。年度をまたぐ工事は認められません。設置と支払いが終わったら、30日以内(3月完了の場合は3月31日まで)に実績報告書を出します。

町は木質バイオマス設備の使い方についても案内を出しており、関係法令の確認、適切な燃料の使用、定期的な清掃・点検を呼びかけています。設置の前に、施工を依頼する専門業者にご相談ください。

問合せ先 農林水産課 農林業振興係 電話 0226-46-1378

出典 南三陸町木質バイオマスエネルギー利活用推進事業費補助金について(南三陸町)(2025年12月1日更新)/交付要綱(PDF)

まだ確認できていない市町村

次の2市町村は、まだ当方で確認できていません。「補助金が無い」という意味ではありません。順次追加します。

石巻市/東松島市

この記事の調べ方

  • 出典はすべて各自治体の公式サイトです。補助金のまとめサイトは根拠にしていません
  • 制度名の見出しから、その自治体の公式ページに直接リンクしています
  • 自治体への電話での問い合わせは行っていません。公式サイトで確認できなかった項目は「確認できず」と明記しています
  • 補助金は年度で変わります。2026年8月19日時点の情報です。申請前に必ず各自治体にご確認ください

宮城県はエリアごとにページを分けています。

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