和歌山県の薪ストーブ・ペレットストーブ補助金|有田川町・広川町・有田市ほか30市町村を全部調べました(令和8年度)

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和歌山県と30市町村すべての公式サイト・交付要綱・例規集を確認しました(2026年8月25日時点)。薪ストーブ・ペレットストーブを名指しで対象にした補助制度は、和歌山県では1町だけでした。有田川町の薪ストーブ等設置補助金です。県の制度にも、ほかの29市町村にも、名指しの補助はありません。

その1町の中身も、先にお伝えしておきます。補助は購入費の1/2・上限5万円で、対象になるのは本体の購入費だけです。運送料も設置工事費も付属品も対象外と要綱に書かれています。煙突工事の負担は残りますので、この補助だけで設置費用がまかなえるという規模ではありません。

そのうえで、「聞いてみる価値がある枠」が10市町にありました。どれも薪ストーブとは書いていない、工事の種類を限定していない住宅リフォーム補助です。最大は広川町の1/2・上限50万円。このページでは、有田川町の制度の詳しい条件と、10市町の枠の読み方、30市町村の一覧をまとめました。

和歌山県で知っておきたいこと3つ

1. 名指しの補助は1町だけで、対象は本体の購入費だけです。有田川町薪ストーブ等設置補助金は、薪ストーブとペレットストーブのどちらも対象です。ただし要綱第5条で対象経費が本体購入費に限られていて、運送料・設置工事費・付属品は入りません。機種にも「新品であること」「二次燃焼タイプ以上であること」という条件が付きます。二次燃焼とは、薪から出た煙をもう一度燃やして熱に変える仕組みのことで、いま販売されている中〜上位機種の多くが備えています。設置する前に町の林務課へ相談することが条件になっている点も、見落としやすいところです。

2.「紀州材」の補助は、薪ストーブの補助ではありません。和歌山県は人工林の多い県で、県にも市町村にも紀州材を使う住宅への補助が並んでいます。ただしこれは建物に木材を使うことに対する補助です。たとえば上富田町紀州材活用住宅支援事業補助金交付要綱は「乾燥紀州材の使用材積が5立方メートル以上」が要件で、内外装材の定義から持ち運びできる建具や棚を除いています。燃やす木ではなく、建てる木への補助です。まとめサイトで「和歌山県は木質バイオマスの補助がある」と書かれていたら、この建築系の制度と読み違えていないかご確認ください。

3. 残る手は、工種を限定していないリフォーム補助です。10市町にあります。判断を分けるのは「対象外」の言葉があるかどうかではなく、除外の枠をどこに引いているかです。広川町は「エコキュートやボイラーなどの器具のみの入れ替え」「大型家電の購入費」を除いていて、「のみ」と「家電」で線が引かれています。新宮市は対象に「設備更新等の工事費用」と書き、除外は「エアコン、洗濯機等の家電購入・設置」です。薪ストーブは家電ではありませんが、送風ファンで電源を使うペレットストーブは家電の行に読まれる余地があります。同じ町でも薪なら通ってペレットなら通らない、ということが起こりうる形です。10市町のどこにも、薪ストーブを名指しで除いた記載はありませんでした。

「今年度は、もう終わっていた」という方へ

薪ストーブを考え始めるのは、たいてい寒くなってからだと思います。ところが補助金は春に受付が始まって、年内に終わります。この行き違いは、毎年ふつうに起きています。

来年度に間に合わせるなら、いまから動けることがあります。

補助金を使って薪ストーブを入れるまでの流れ →

市町村別の一覧(30市町村)

補助がある市町村と、相談できる枠がある市町村は、名前がリンクになっています。押すと、その市町村の詳しい内容に飛びます。「要確認」の意味は、いちばん下の「この記事の調べ方」に書いています。

市町村薪ストーブ・ペレットストーブ問合せ先制度の名前
和歌山市要確認(三世代同居のためのリフォーム。1/10・上限30万円。市外からの転入が条件)子育て支援課 073-435-1329和歌山市三世代ファミリー助成金
海南市なし担当課を確認できず
橋本市なし担当課を確認できず
有田市要確認(工種を限定しないリフォーム補助。20%・上限20万円。抽選)都市整備課 公共建築係 0737-22-3619有田市住宅リフォーム工事費補助事業
御坊市なし担当課を確認できず
田辺市なし担当課を確認できず
新宮市要確認(結婚新生活支援のリフォーム枠。「設備更新等」を明記)子育て推進課 0735-23-3344新宮市結婚新生活支援事業
紀の川市要確認(結婚新生活支援のリフォーム枠。除外の列挙がありません)企画部 地域創生課 0736-77-2511紀の川市結婚新生活支援事業補助金
岩出市なし担当課を確認できず
紀美野町要確認(定住促進補助金のリフォーム枠。工事費50万円以上で5万〜40万円)企画管財課 073-489-5913紀美野町定住促進補助金
かつらぎ町なし担当課を確認できず
九度山町要確認(未接道住宅のリフォーム。5%・上限100万円。工事費200万円以上)建設課 0736-54-2019九度山町住宅リフォーム補助金
高野町なし観光振興課 移住定住地域振興室(電話番号は確認できず)
湯浅町要確認(新生活支援の「住居のリフォームに要する費用」枠)政策企画課 政策企画係 0737-63-2552湯浅町結婚・パートナーシップにおける新生活支援事業補助金
広川町要確認(工種を限定しないリフォーム補助。1/2・上限50万円。県内で最大)企画政策課 0737-23-7731広川町住宅リフォーム補助金交付制度
有田川町対象(薪・ペレットとも。購入費の1/2・上限5万円。本体のみ)林務課(金屋庁舎) 0737-22-4525薪ストーブ等設置補助金
美浜町なし担当課を確認できず
日高町なし担当課を確認できず
由良町なし担当課を確認できず
印南町なし担当課を確認できず
みなべ町なし担当課を確認できず
日高川町なし担当課を確認できず
白浜町なし担当課を確認できず
上富田町なし担当課を確認できず
すさみ町なし担当課を確認できず
那智勝浦町要確認(結婚新生活支援のリフォーム枠。除外の列挙がありません)こども未来課 0735-52-2946那智勝浦町結婚新生活支援事業
太地町なし担当課を確認できず
古座川町なし地域振興課 0735-67-7901
北山村なし担当課を確認できず
串本町要確認(結婚新生活支援のリフォーム枠。「住宅本体の修繕」とだけ書かれています)こども未来課 0735-67-7027串本町結婚新生活支援事業補助金

※並びは全国地方公共団体コード順です。「なし」は、当社が公式サイトと例規集を確認した範囲で見つからなかった、という意味です。

薪ストーブ・ペレットストーブが対象の1町

有田川町|購入費の1/2・上限5万円。対象は本体だけです

薪ストーブ等設置補助金(有田川町薪ストーブ等設置費補助金交付要綱・平成30年告示第9号/最終改正 令和4年告示第30号)。購入費の1/2・上限5万円(1,000円未満切り捨て)で、薪ストーブと木質ペレットストーブのどちらも対象です。対象になるのは屋内用で、町内の建物に設置するもの。新品に限られ、中古は対象になりません。機種は二次燃焼タイプ以上と決められています。

対象経費は本体の購入費だけです。要綱第5条で、運送料・設置工事費・付属品は対象外とされています。煙突の工事費が大きくなりやすいことを考えると、負担が軽くなる幅は限られるとお考えください。

使えるのは個人で、町内に住所がある方のほか、1年以内に町内へ転入予定の方も対象です。町税の滞納がないことが条件で、同じ要綱で過去に交付を受けた方は再申請できません。受付は通年・予算の範囲内ですが、設置する前に金屋庁舎の林務課へ相談することが条件になっています。工事が終わってからでは受けられませんので、機種を決める段階でご連絡ください。交付を受けた年度と翌年度には、燃料の消費量や運転時間を報告する利用状況調査の提出があります。申請時の誓約書には、近隣への煙の配慮や、ごみを燃やさないことを誓約する項目が含まれます。町は同じページで、設置を検討中の方とご使用中の方へのお願いもあわせて案内しています。

問合せ先 林務課(金屋庁舎) 0737-22-4525(直通)

相談できる枠がある10市町

ここに並ぶのは、薪ストーブを名指ししていない、工事の種類を限っていない枠です。対象になるかどうかは市町ごとの判断になると思いますので、詳細は各市町の窓口でご確認ください。額の大きさではなく、判断材料の多い順に並べています。

広川町|1/2・上限50万円。県内で最大で、町が「事前に相談を」と書いています

広川町住宅リフォーム補助金交付制度(広川町要綱第14号)。工事費の1/2・上限50万円で、税込10万円以上の工事が対象です。対象工事は「住宅の居住性と機能を維持、向上させるために当該住宅内部で行われる改修工事」と定義されていて、工種の一覧で縛る書き方ではありません。

町が公開しているQ&A(PDF)の対象外の例は「エコキュートやボイラーなどの器具のみの入れ替え」「エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電の購入費」です。煙突の貫通や炉台の造作を伴う新設は、この2行の外に読める余地があると思います。Q&Aは対象工事の例を挙げたうえで「以下の工事は一例です。申請をお考えの方は事前に企画政策課へお問い合わせください」と書いていますので、県内でいちばん相談しやすい形になっています。

条件は、町に住民登録があり対象の住宅に住んでいること、世帯全員が町税等を滞納していないこと、工事後5年間住み続けること、町内業者による施工であること、1つの住宅につき1回限りであることです。受付は年2回で、5月第2週の月曜から第3週の金曜まで、9月第2週の月曜から第3週の金曜まで。申請が予算を上回ると抽選になります。町には広川町結婚新生活支援事業補助金(上限60万円/30万円)もあり、こちらもリフォームが対象事業で、除外は外構工事と家電の購入費だけです。

問合せ先 企画政策課 0737-23-7731(住宅リフォーム)/子育て健康推進課 0737-23-7741(結婚新生活支援)

有田市|20%・上限20万円。除外の表の読み方が分かれます

有田市住宅リフォーム工事費補助事業(有田市住宅リフォーム工事費補助金交付要綱・平成27年訓令第11号)。工事費(税抜)の20%・上限20万円で、令和8年度は75名程度の枠です。市内の住宅の所有者または賃借人とその親族が使え、市内で1年以上営業する施工業者との契約、税抜10万円以上の工事が条件になります。

判断が分かれるのはここからです。令和8年度の案内チラシ(PDF)の対象外の表には「冷暖房機器」の語があります。ただしその行の見出しは「家電製品購入及び備品」で、列は「冷暖房機器、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、AV機器、その他移動可能な電化製品、カーテン、ブラインド、家具、食器棚など」と続きます。除外の枠は「家電・備品であること」「移動できること」に置かれていると読めます。一方、同じ表の対象側には「住宅リフォームに伴う機械設備工事(配管工事、換気扇、給湯設備機器の設置など)」「エコキュートなどの設置工事」が並び、据付工事そのものは対象になりうる書き方です。表の末尾には「その他(個別審査による)」の欄もあります。煙突を貫通させて据え付ける薪ストーブがどちらに入るかは、市の判断になると思います。当社は電話での確認をしていませんので、都市整備課へ直接お尋ねください。

受付は令和8年6月7日10時の抽選から始まり、残額があれば6月8日〜12月28日に市役所で先着受付。予算額1,500万円に達した時点で終了です。

問合せ先 建設部 都市整備課 公共建築係 0737-22-3619(直通)

紀美野町|工事費50万円以上で5万〜40万円。町民も使えます

紀美野町定住促進補助金(紀美野町定住促進補助金交付要綱・平成23年告示第13号/要綱本文)の増改築・リフォーム枠。金額は工事費(税込)に応じた定額で、50万円以上100万円未満で5万円から始まり、400万円以上で40万円まで段階的に上がります。移住者は10万円、新婚世帯または子育て世帯は10万円が加算されます。

要綱第2条第9号は、リフォームを「既存住宅の性能若しくは機能を維持または復旧するために、修繕、補修、模様替え、取替え等を行うこと」と定義するだけで、対象工事の種別を列挙していません。除外工事の条もありません。制限は「町が実施する他の補助金等の交付を受けている部分は対象外」だけです。

使えるのは町内に住所があり定住の意志がある方で、移住者に限らず町民も対象です。領収書の日付の時点で50歳未満であること、世帯全員が町民税等を滞納していないこと、交付決定日から5年以上住み続けることが条件になります。工事費50万円以上という下限がありますので、煙突工事を含む据付けをほかの改修とまとめると届きやすくなると思います。申請の前に企画管財課への事前相談が必須です。

問合せ先 企画管財課 073-489-5913

和歌山市|1/10・上限30万円。三世代で同居するための転入が条件です

和歌山市三世代ファミリー助成金のリフォーム(同居)枠。工事費の1/10・1戸あたり上限30万円です。対象は「三世代が同居するために必要な住宅本体の工事」で、例として屋根・柱・外壁の修繕、床・内壁・天井の取替、電気やガスの設備工事が挙げられています。

対象外は「敷地造成・門・塀などの外構工事」と「物置、車庫、家具、家庭用電気機械器具などの設置等の工事」です。薪ストーブは家庭用電気機械器具ではありませんので、除外の外に読めます。ペレットストーブは電気で動くため、同じ行に読まれる余地があります。どちらを検討されている場合も、機種を決める前に窓口でご確認ください。

使えるのは、市外に住んでいるときに契約を結び、市内の親と三世代で同居・近居するために転入する子育て世帯です。工事請負代金の支払日と転入日が1年以内であること、支払日または転入日のうち遅い日から30日以内に申請することが条件になります。受付は令和8年4月1日から、予算の範囲内です。

問合せ先 福祉局 こども未来部 子育て支援課 073-435-1329

新宮市|結婚新生活支援。「設備更新等の工事費用」と書かれています

新宮市結婚新生活支援事業のリフォーム費用枠。住宅費・引越費用・リフォーム費用を合わせて1世帯上限30万円(夫婦とも婚姻日に29歳以下なら上限60万円)です。

対象費用は「住宅をリフォームした際に支払った費用のうち、住宅の機能の維持又は向上を図るための修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用」と書かれています。除外は「倉庫・車庫の工事費」「門・フェンス・植栽等の外構」「エアコン、洗濯機等の家電購入・設置に係る費用」の3つです。薪ストーブは家電ではありませんので除外の外に読めます。ペレットストーブは家電の行に読まれる余地がありますので、窓口でご確認ください。

対象は、令和8年1月1日〜令和9年3月31日に婚姻またはパートナーシップ宣誓をし、夫婦とも39歳以下・所得合計500万円未満で、市内に住民登録があり市税等の滞納がない世帯です。令和8年度から、県が指定する講座を夫婦とも受講することが要件に加わりました。

問合せ先 子育て推進課 0735-23-3344

紀の川市|結婚新生活支援。除外の列挙がありません

紀の川市結婚新生活支援事業補助金のリフォーム費用枠。住居費・リフォーム費用・引越費用の合計または30万円のいずれか少ない額が交付されます。

対象経費は「婚姻を機としたリフォーム費用のうち、夫婦のいずれかが契約者で、住宅の機能の維持向上のために行った修繕等に要した費用」です。除外工事の列挙がなく、家電を名指しで除く条項もありません。当社が確認した和歌山県内の結婚新生活支援では、除外がいちばん少ない部類でした。ただし記載が無いことは対象を意味しませんので、市の審査になると思います。

婚姻日から起算して1年前の日から申請日までに夫婦のいずれかが支払った費用が対象です。申請は市役所3階33番の地域創生課へ持参します。

問合せ先 企画部 地域創生課 0736-77-2511

九度山町|5%・上限100万円。ただし対象になる住宅が限られます

九度山町住宅リフォーム補助金工事費の5%・上限100万円(千円未満切り捨て)で、リフォーム工事費が200万円以上であることが条件です。対象工事の種別を限定した一覧も、除外工事の列挙も、案内ページにありません。

一方で、対象になる住宅の条件が限られます。都市計画区域内(大字九度山・入郷・慈尊院)で、建築基準法上の道に接道していない個人所有の住宅・併用住宅であること、居住部分の延べ床面積の1/2以上のリフォームであること、建築確認申請を伴わない工事であることの3つです。薪ストーブの設置だけでは要件を満たしません。大規模なリフォームの一部として組み込めるかどうかを、建設課にご相談ください。

工事後5年以上町民として定住すること、町税等の滞納がないこと、町内に事業所があり1年以上建設業を営む業者の施工であることも条件です。申込書の配布は7月1日から、受付は7月中旬〜11月末日(土日祝を除く)で、申請の前に建設課との事前協議が必要です。

問合せ先 建設課 0736-54-2019(代表)

湯浅町|新生活支援。「住居のリフォームに要する費用」が対象です

湯浅町結婚・パートナーシップにおける新生活支援事業補助金。住居費と引越費用の合計で、夫婦とも39歳以下で30万円、29歳以下で60万円です。対象となる住居費に「住居のリフォームに要する費用」が挙げられていて、工種の限定も、家電や冷暖房機器を除く条項もありません(詳細は交付要綱によります)。

対象は、令和8年1月1日〜令和9年3月31日に婚姻またはパートナーシップ宣誓をし、双方39歳以下で町内に住居がある世帯です。町税等の滞納がないこと、県が指定する講座等の受講が要件になります。湯浅町定住促進奨励金・空き家改修事業補助金・住宅用太陽光発電システム設置費補助金・住宅耐震改修事業補助金とは併用できるとされています(ほかの公的な住居費補助とは併用できません)。

なお町は地球温暖化対策のすすめのページで「木質バイオマスエネルギー暖房器具(薪ストーブや木質ペレットストーブなど)を導入する」ことを取り組みの例として挙げています。これは補助制度ではなく、行動の例示です。

問合せ先 政策企画課 政策企画係 0737-63-2552

那智勝浦町|結婚新生活支援。「リフォームした際に支払った費用」とだけ書かれています

那智勝浦町結婚新生活支援事業のリフォーム費用枠。住居費・引越費用・リフォーム費用の合計が対象で、上限は町の要綱によります。対象費用の欄には「リフォーム費用 住宅をリフォームした際に支払った費用」とだけ書かれていて、工種の限定も除外の列挙もありません。判断は町の審査になると思います。

対象は婚姻日から1年以内の世帯で、令和8年4月1日〜令和9年3月31日に支払った費用が対象です。町税等の滞納がないこと、町が指定する講座を交付決定年度内に夫婦とも受講することが令和8年度から必要になりました。

問合せ先 こども未来課 0735-52-2946

串本町|結婚新生活支援。「住宅本体の修繕」が対象に入っています

串本町結婚新生活支援事業補助金のリフォーム費用枠。夫婦とも29歳以下で上限60万円、39歳以下で上限30万円です。対象費用は「婚姻を機にリフォームする際に支払った費用(住宅本体の修繕、改築、増築など)」で、工種の限定も、家電や冷暖房機器を除く条項もありません。申請時には工事箇所の写真(工事の前後)の提出が求められます。

対象は、令和8年1月1日以降に入籍し、婚姻時に夫婦とも39歳以下・所得合計500万円未満で、夫婦とも町に住民基本台帳がある世帯です。税と住宅使用料等の滞納がないことが条件になります。認定申請 → 費用の支払い → 交付申請という順番が決まっていますので、先に支払ってしまわないようご注意ください。

問合せ先 こども未来課 0735-67-7027

準備を始めるなら、いまからで間に合います

補助金は春に受付が始まる市町村が多く、実際に入れた方の多くは1〜2年前から動いています。冬のうちにショールームで実物を見て、業者と機種を決めておくと、春の受付にそのまま進めます。

補助金を使って薪ストーブを入れるまでの流れ →

制度を確認できなかったのは19市町村です

海南市・橋本市・御坊市・田辺市・岩出市・かつらぎ町・高野町・美浜町・日高町・由良町・印南町・みなべ町・日高川町・白浜町・上富田町・すさみ町・太地町・古座川町・北山村の19市町村では、薪ストーブ・ペレットストーブに使える補助が見つかりませんでした(確認日 2026年8月25日)。どの市町村も「薪ストーブは対象外」と書いているわけではありません。探して見つからなかった、という意味です。

この19市町村には、住民なら誰でも使える汎用のリフォーム助成がありません。空き家や移住者向けの改修補助はほとんどの市町村にありますが、対象が空き家バンクの登録物件や転入者に限られるため、一覧表では動かしていません(下の節に金額を載せています)。

日高川町には、かつて住宅リフォーム工事補助事業(工事費の10%・上限10万円)がありました。町の移住・定住の支援制度一覧と令和7年度の補助事業パンフレットには載っておらず、旧ページも表示されません。現行の制度としては確認できませんでした。まとめサイトにはいまも登録が残っていますので、その情報を見て問い合わせる場合は、現在も実施しているかを先にご確認ください。

問合せ先 古座川町 地域振興課 0735-67-7901/高野町 観光振興課 移住定住地域振興室(電話番号は確認できませんでした)/そのほかの17市町村は、当社では担当課を確認できませんでした。各市町村の代表窓口からお尋ねください。

県の制度に、木質は入っていません

和歌山県には、薪ストーブ・ペレットストーブを対象にした県の補助制度がありません(確認日 2026年8月25日)。和歌山県個人向け太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金(令和8年度)の対象は太陽光発電設備と蓄電池等で、木質バイオマス機器は対象設備に入っていません。

森林環境譲与税からも出ていません。当社は30市町村すべての使途公表を確認しましたが、薪・ペレット・ストーブという語は1件も出てきませんでした。使い道は公共施設の木質化・木育・間伐・林道に集中しています。唯一の補助である有田川町の制度でさえ、同町の譲与税の使途公表には載っていません。別の財源で行われているとみられます。

空き家を買って直す方には、別の枠があります

和歌山県では、空き家や移住者向けの改修補助のほうが金額が大きいという形になっています。住民なら誰でも使える汎用のリフォーム助成が少ない一方で、次のような制度があります。

市町村制度補助
海南市海南市空家リフォーム工事補助事業2/3・上限80万円(90日以上空家だった戸建の取得者)
高野町移住定住促進補助金/水回り改修補助金中古住宅の購入1/2・最高80万円/改修1/2・最高100万円(改修は台所・便所・風呂等の給水と下水道接続に限定
古座川町古座川町移住定住者新築住宅等補助金中古住宅の改修費2/3・上限100万円(契約前・工事前の申請が必須
北山村空き家改修事業補助金改修費の50%・上限100万円(村外からの転入者。子ども1人あたり25万円加算)
すさみ町すさみ町定住支援事業補助金空き家改修補助/新築補助
かつらぎ町空き家補助金5本(調査・片付け・改修・仲介手数料・相続登記)かつらぎ町空き家バンク等の登録物件に限る

高野町の水回り改修補助金だけは、対象工事が給水と下水道の工事に限定されていて、暖房機器が入る余地がありません。ほかの制度は工種を限っていませんが、対象になるのは空き家バンクの登録物件や転入者に限られます。移住して古い家を直す予定がある方は、そのタイミングに合わせるという考え方もあると思います。

結婚新生活支援は、リフォーム費用が入っているかどうかで分かれます

和歌山県は地域少子化対策重点推進交付金の活用についてのページで、令和8年度に結婚新生活支援を実施する16市町村への直リンクを公開しています。当社は16本すべてを開いて、対象経費にリフォーム費用が入っているかを確かめました。

入っていたのは6市町です。新宮市・紀の川市・湯浅町・広川町・那智勝浦町・串本町。残る10市町村は、住宅の取得・賃借・引越しだけが対象でした。有田市・御坊市・田辺市は「リフォーム費用は対象外」と明記しています。とくに有田市は「別途、住宅リフォーム工事費補助事業をご活用ください」と案内していて、市自身が窓口を住宅リフォーム補助のほうへ一本化しています。御坊市の新婚世帯住宅取得エール補助金、田辺市の結婚新生活支援事業にも同じ趣旨の記載があります。

制度の名前が同じでも、中身は同じではありません。お住まいの市町村のチラシで、対象経費の欄をご確認ください。

受付の時期

確認できたものだけを載せます。

市町村受付
有田川町(薪ストーブ等設置補助金)通年・予算の範囲内。設置前に林務課への相談が条件
広川町(住宅リフォーム)年2回。5月第2週の月曜〜第3週の金曜/9月第2週の月曜〜第3週の金曜。予算を上回れば抽選
有田市(住宅リフォーム工事費)令和8年6月7日10時に抽選受付。残額があれば6月8日〜12月28日に先着受付
和歌山市(三世代ファミリー助成金)令和8年4月1日から、予算の範囲内。支払日または転入日のうち遅い日から30日以内に申請
九度山町(住宅リフォーム)申込書配布7月1日〜、受付7月中旬〜11月末日。事前協議が必要
紀美野町(定住促進補助金)先着順(予定金額に到達次第終了)。事前相談が必須
新宮市・那智勝浦町(結婚新生活支援)令和8年4月1日〜令和9年3月31日に支払った費用
串本町(結婚新生活支援)令和8年4月1日から。認定申請 → 支払い → 交付申請の順
そのほか受付期間を確認できませんでした

和歌山県では、受付の入口が「相談」や「抽選」になっている制度が目立ちます。有田川町は設置前の相談が条件、紀美野町と九度山町は事前相談・事前協議が必須、有田市と広川町は申請が多いと抽選です。寒くなってから動き始めると、その年度はもう終わっているという形になりやすいので、年度が変わったらすぐ動けるように準備しておくのが確実だと思います。

いずれの制度も、契約・着工の前に申請するのが原則です。順番を間違えると、同じ工事でも受け取れません。業者さんと話がまとまった段階で、契約の前に窓口へご確認ください。

補助金の申請は、設置される方ご本人が自治体に出します。準備は業者さんにサポートしてもらいながら進めてください。

窓口では、こう聞いてみてください

有田川町以外では、薪ストーブという言葉が制度の側に出てきません。制度の名前ではなく、工事の中身で聞くほうが話が早いと思います。

「住宅リフォームの補助の対象工事に、薪ストーブの設置工事を含められる可能性はありますか。煙突を屋根まで貫通させて、炉台も造る工事です。」

「家電の購入か、施工業者の工事か」「動かせるものか、据え付けるものか」で線を引いている制度が多いので、据付けの形を先に伝えると判断してもらいやすくなります。電話をかける先は、環境の課ではなく住宅・建設・企画の担当課です。結婚新生活支援なら子育て・企画の担当課になります。各市町村の担当課と電話番号は、上の一覧と詳細に載せています。

工務店さんが補助金を知らないことは珍しくありません。制度を探すのは施主側の仕事と考えて、窓口で確認した内容を業者さんに渡すと、そのあとの見積りが早く進みます。

この記事の調べ方

  • 和歌山県と30市町村の公式サイト・交付要綱・例規集だけを確認しました。まとめサイトは出典にしていません。確認日は2026年8月25日です。
  • 一覧表の「要確認」は、制度の対象にも対象外にも薪・ペレットの記載がなく、当社が要綱や対象工事の書き方を読んで「相談する価値がある」と判断したものです。市町村がそう説明しているわけではありません。
  • 「家電製品」の除外に薪ストーブは当たらない、と読みました。ペレットストーブは送風ファンで電源を使うため、市町村の判断が分かれる可能性があります。両方を「要確認」としているのはこのためです。
  • 有田市だけは、対象外の表に「冷暖房機器」が出てきます。それでも一覧に残しているのは、その行の見出しが「家電製品購入及び備品」で、列が「その他移動可能な電化製品」で閉じられているためです。除外の枠が可搬性に置かれていると読みました。市がそう言っているわけではありません。
  • 有田川町の制度は、案内ページの更新日が古いものの、町の補助金一覧に現行制度として掲載されていることを確認しています。金額・対象機器・問合せ先は、2026年8月24日と8月25日の2回、同じ内容であることを確かめました。
  • 「なし」は、当社が公式サイトと例規集を確認した範囲で見つからなかった、という意味です。確認できなかったものは「要確認」と書き分けています。自治体への電話での聞き取りは行っていません。問合せ先を書けなかった市町村は、公式サイトで担当課を特定できなかったところです。推測では書いていません。
  • 木質の補助を探すとき、当社ははじめ「薪・木質・バイオマス・ストーブ・ペレット」の語で例規集と各市町村のサイトを引きました。この引き方では、10市町のリフォーム補助が1件も出てきません。制度名に薪もストーブも入らないためです。「リフォーム・住宅改修・空き家・定住・移住・結婚新生活」で引き直して見つけたものを、このページに載せています。
  • 「紀州材」を使った住宅への補助は、このページの対象に含めていません。建物に木材を使うことへの補助で、燃焼機器は対象外だからです。
  • 制度の内容は毎年変わります。金額や条件は、必ず市町村の最新の案内でご確認ください。

本ページの内容は、当社が公式サイトと交付要綱を確認してまとめたものです(当社調べ)。万一、内容の誤りにお気づきの場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ訂正します。

薪ストーブ・ペレットストーブの設置には、市町村によって消防への届け出が必要になる場合があります。設置工事は、必ず専門の業者にご相談ください。

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