北海道(道北)の薪ストーブ・ペレットストーブ補助金|旭川市・美瑛町・東川町ほか41市町村を全部調べました(令和8年度)
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このページは北海道のうち道北(上川・留萌・宗谷地方)の41市町村を扱っています。41市町村すべての公式サイトと交付要綱を確認しました(2026年8月26日時点)。薪ストーブを名指しで対象にしているのは13市町村、ペレットストーブは10市町村です。北海道全体で薪ストーブが対象なのは18市町村ですから、そのうち13がこのエリアに集まっていることになります。
住宅向けで最も手厚いのは美瑛町の1/2・上限55万円。東川町は既存住宅に上限50万円、南富良野町は購入と設置を合わせて最大65万円、占冠村は機器の補助に加えて燃料である薪そのものにも1立方メートルあたりの単価が付きます。旭川市は上限20万円ですが、煙突(排煙筒)まで対象経費に入るという別の手厚さがあります。
名指しの補助が無い市町村にも、工事の種類を限定していないリフォーム助成や結婚新生活支援が16市町村にあります。対象にも対象外にも薪・ペレットの記載がないため、使えるかどうかは市町村ごとの判断になると思います。詳細は各市町村の窓口でご確認ください。一方で、リフォーム助成の対象外リストに「ストーブ」を名指しで書いている市町村も4つあります。このページでは、13市町村の中身、16市町村の枠の読み方、41市町村の一覧をまとめました。
目次
道北で知っておきたいこと3つ
1. 薪ストーブの補助は、上川管内に集まっています。道北で薪ストーブが対象の13市町村のうち、11が上川管内です(旭川市・富良野市・鷹栖町・当麻町・東川町・美瑛町・中富良野町・南富良野町・占冠村・下川町・中川町)。残る2つは留萌管内の遠別町と宗谷管内の猿払村です。ただし同じ上川管内でも差は大きく、東川町の50万円・美瑛町の55万円がある一方で、和寒町・上川町・上富良野町には木質機器を名指しした補助がありません。「上川だから手厚い」と一括りにはできません。
2. 上限額だけで比べると、金額の見当が外れます。対象になる経費の範囲が市町村ごとに違うためです。旭川市は本体に加えて排煙筒(煙突)と支持部材まで対象、当麻町・南富良野町・中川町は本体と設置工事費、富良野市と中富良野町は本体の購入費だけです。煙突と工事が対象外なら、上限15万円は本体価格に対してだけ効きます。また当麻町・東川町・美瑛町・南富良野町は建物の貫通部と屋外部分が二重煙突であることを要件にしていて、機種と工事の仕様を決める前に確認が要ります。富良野市(薪は熱効率60%以上・ペレットは70%以上)と中富良野町(同じ数値)のように、機器の性能に数値の条件が付く制度もあります。
3. 枠の取り方が市町村ごとに違います。南富良野町は先着ではなく抽選で、「早く申請すれば取れる」とは書けません。猿払村は木質系燃料ストーブの募集件数が概ね1件という小さな枠です。下川町は月ごとに12回の受付という珍しい形をとっています。鷹栖町は案内ページ上は購入後に領収書を添えて申請する形ですが、交付規則のほうは「購入又は施工する前に」と書いていて、書き方が食い違っています。申請の順番を間違えると同じ工事でも受け取れませんので、いずれの市町村でも、契約の前に窓口へご確認ください。
「今年度は、もう終わっていた」という方へ
薪ストーブを考え始めるのは、たいてい寒くなってからだと思います。ところが補助金は春に受付が始まって、年内に終わります。この行き違いは、毎年ふつうに起きています。
来年度に間に合わせるなら、いまから動けることがあります。
市町村別の一覧(道北41市町村)
対象の市町村と、相談できる枠がある市町村の名前はリンクになっています。押すと、その市町村の詳しい内容に飛びます。「要確認」の意味は、いちばん下の「この記事の調べ方」に書いています。
| 市町村 | 薪ストーブ・ペレットストーブ | 問合せ先 | 制度の名前 |
|---|---|---|---|
| 旭川市 | 対象。1/3・上限20万円(薪・ペレット同額。排煙筒=煙突も対象経費) | 環境部 環境総務課 0166-25-5350 | 令和8年度旭川市木質バイオマスストーブ導入促進事業補助金 |
| 留萌市 | 対象外(要綱の別表1・別表2のいずれにも薪・ペレット・木質バイオマスの記載なし) | 都市環境部 建築住宅課 建築指導係 0164-42-2025 | 留萌市住宅省エネ改修等促進助成金 |
| 稚内市 | なし | 企画総務部 エネルギー対策課 脱炭素推進グループ 0162-23-6860 | — |
| 士別市 | 要確認(リフォーム助成の対象工事に「暖房」の設備工事。機器の購入費が対象とは書かれていません) | 経済部 商工労働観光課 商工労働係 0165-26-7137 | 士別市地域循環型住宅リフォーム促進助成金 |
| 名寄市 | 要確認(建築設備工事に「暖房・煙突」の例示。機器の購入費が対象とは書かれていません) | 経済部 産業振興室 産業振興課 01654-3-2111(代表) | 名寄市ずっと住まいる応援事業 |
| 富良野市 | 対象。1/2・上限15万円(本体購入費のみ。熱効率は薪60%以上・ペレット70%以上) | 市民生活部 環境課 0167-39-2308 | 富良野市再生可能エネルギー導入促進事業補助金 |
| 鷹栖町 | 対象。1/3・上限5万円(薪・チップ・ペレットのストーブとボイラー) | まちづくり推進課 企画政策係 0166-74-3831 | 鷹栖町 木質バイオマス等燃焼機器購入補助金 |
| 東神楽町 | 対象外(省エネ機器設置工事の対象11機器の列挙に木質が入っていません) | 建設課(町代表 0166-83-2111) | 東神楽町 未来につなげる「住まいの輪」促進事業 |
| 当麻町 | 対象。1/2・上限20万円(設置工事費まで。ブリケット機器も対象) | まちづくり推進課 企画商工係 0166-84-2111 | 当麻町木質燃料ストーブ等設置補助金 |
| 比布町 | 要確認(築30年以上の住宅のリフォーム支援。除外は「固定されていない物品等の購入費用」) | 建設課 整備室 建築係 0166-85-4807 | 比布町住宅リフォーム支援事業 |
| 愛別町 | 要確認(結婚新生活支援の対象経費に「住宅のリフォーム費用」。工種の限定なし) | 住民税務課(町代表 01658-6-5111) | 愛別町結婚新生活支援事業 |
| 上川町 | 要確認(結婚新生活支援にリフォーム費用。除外は外構と家電の購入設置費) | 町民生活課(町代表 01658-2-1211) | 上川町結婚新生活支援事業 |
| 東川町 | 薪ストーブが対象。既存住宅は上限50万円/新築は上限10万円。ペレットストーブは制度の対象に入っていません | 都市建設課 建設室 0166-82-2111 | 東川町 薪ストーブ設置事業補助金 |
| 美瑛町 | 対象。1/2以内・上限55万円(薪・ペレット同枠。住宅用・事業用とも可) | まちづくり推進課 地域みらい創造室 ゼロカーボン推進係 0166-74-7085 | 美瑛町地域脱炭素移行・再エネ推進重点対策加速化事業(再生可能エネルギー発電設備等導入事業)補助金 |
| 上富良野町 | 要確認(住宅改修費補助金の「リフォーム工事」枠 20%・上限20万円。省エネ設備12種に木質は入っていません) | 建設水道課(町代表 0167-45-6980) | 上富良野町住宅改修費補助金交付制度 |
| 中富良野町 | 対象。1/2以内・上限15万円(本体購入額のみ。熱効率は薪60%以上・ペレット70%以上) | 総務課 ゼロカーボン推進係 0167-44-2122 | 中富良野町木質ペレットストーブ等設置補助金 |
| 南富良野町 | 対象。購入1/2・上限40万円+設置1/2・上限25万円=最大65万円(薪・ペレット同額。抽選) | 産業課 林政係 0167-52-2178 | 南富良野町木質バイオマスエネルギー利用推進事業補助金 |
| 占冠村 | 薪ストーブ・薪ボイラーが対象。購入1/2・上限25万円+設置1/2・上限30万円。薪の購入にも単価補助。ペレットストーブは対象外 | 農林課 林業振興室 0167-56-2174 | 占冠村木質バイオマスエネルギー導入促進事業 |
| 和寒町 | なし | 担当課を確認できず(町代表 0165-32-2421) | — |
| 剣淵町 | 要確認(住宅改修の対象工事に「暖房設備の工事」。ただし「一体化されない物品等」は対象外) | 総務課 企画財務広報グループ 0165-26-9021 | 剣淵町住宅新築・改修促進助成事業 |
| 下川町 | 対象。定額20万円(設置費30万円以上の木質バイオマス活用機器。パンフレットに「まき・ペレットストーブなど」と明記) | 町民生活課 維持管理係 01655-4-2511 | 下川町快適住まいづくり促進事業 |
| 美深町 | 要確認(再生可能エネルギー工事の枠に「その他の再生可能エネルギーの活用を図る工事」。木質の記載なし) | 企画商工観光課 商工観光係 01656-2-1645 | 美深町快適な住まいづくりと商工業振興事業補助金 |
| 音威子府村 | 要確認(住宅増改築の枠。ただし「住宅改修を伴わない設備機器の設置経費」は改修とみなさない規定あり) | 住民課 住民生活室 生活環境係 01656-5-3312 | 音威子府村住宅増改築経費補助事業要綱 |
| 中川町 | 薪・端材等を燃料とするストーブ/ボイラーが対象。1/3以内・上限20万円。ペレット専用機は対象に書かれていません | 地域振興課/建設水道課 01656-7-2811(代表) | 中川町薪ストーブ等設置補助金交付要綱 |
| 幌加内町 | 要確認(町が「エアコン、ストーブ、給湯器の新規設置も対象とします」と明記。薪・ペレットの別は書かれていません) | 建設課(町代表 0165-35-2121) | 幌加内町住宅リフォーム補助金事業 |
| 増毛町 | 要確認(リフォーム助成の「その他環境性能を良好にするために必要な工事」。木質の記載なし) | 担当課を確認できず(町代表 0164-53-1111) | 増毛町住宅リフォーム等補助金交付要綱 |
| 小平町 | なし | 担当課を確認できず(町代表 0164-56-2111) | — |
| 苫前町 | 要確認(改修は工事費100万円以上で一律20万円。対象工事の範囲に木質の記載なし) | 建設課 0164-64-2315 | 苫前町安心快適住まいづくり促進事業 |
| 羽幌町 | 要確認(対象工事の第4分類が「住宅の環境性能を良好にする工事…など」。除外は家電・家具の購入費のみ) | 建設水道課(町代表 0164-62-1214) | 羽幌町住宅改修促進補助事業 |
| 初山別村 | 要確認(改修の別表に「その他居住性を良好にするため…必要な工事」という包括の項目) | 建設課(村代表 0164-67-2211) | 初山別村定住促進住環境整備支援助成 |
| 遠別町 | 対象。50%・上限50万円(リフォーム助成の省エネ改修分。Q&Aの表に薪・ペレットが名指しで記載) | 建設課(町代表 01632-7-2111) | 遠別町住まいのリフォーム助成金 |
| 天塩町 | 対象外(要綱が「ストーブ」を名指しで対象外にしています) | 住民課 住民振興係 01632-9-7750 | 天塩町住宅リフォーム支援事業 |
| 猿払村 | 対象。1/2・上限5万円(木質系燃料ストーブ。1台限り・募集は概ね1件) | 住民課 生活環境係 01635-2-3133 | 令和8年度 猿払村新エネ・省エネ設備等導入促進補助金 |
| 浜頓別町 | なし | 担当課を確認できず(町代表 01634-2-2345) | — |
| 中頓別町 | なし | 担当課を確認できず(町代表 01634-6-1111) | — |
| 枝幸町 | 対象外(省エネ設備11種の限定列挙に木質燃料機器が入っていません) | 建設課 建築係 0163-62-1250 | 枝幸町 住まいの省エネ等リフォーム支援事業 |
| 豊富町 | 要確認(結婚新生活支援の対象経費に「設備更新の工事費用」。ほかに住宅改修支援事業) | 住民課(町代表 0162-82-1001) | 豊富町結婚新生活支援補助金 |
| 礼文町 | なし | 担当課を確認できず(町代表 0163-86-1001) | — |
| 利尻町 | なし | 総務課 防災エネルギー係 0163-84-2345 | — |
| 利尻富士町 | なし | 担当課を確認できず(町代表 0163-82-1111) | — |
| 幌延町 | 要確認(定住促進の奨励条例。改修の対象に「住宅に係る建築設備工事」) | 担当課を確認できず(町代表 01632-5-1111) | 幌延町定住促進持家住宅建設等奨励条例 |
※並びは全国地方公共団体コード順です。
薪ストーブ・ペレットストーブが対象の13市町村
制度の側に「薪ストーブ」「木質バイオマス」といった言葉が出てくる市町村です。金額の大きさではなく、コード順に並べています。
旭川市|1/3・上限20万円。煙突(排煙筒)まで対象経費に入ります
令和8年度旭川市木質バイオマスストーブ導入促進事業補助金。対象経費の1/3・上限20万円で、薪ストーブとペレットストーブが同額です。個人(市民および市内に居住予定の方)のほか、市内で事業を行う中小企業者・法人・個人事業主も使えます。
このページで扱う13市町村のなかでは、対象経費の広さがいちばんの特徴です。本体だけでなく排煙筒および支持部材等(=煙突)が対象に入ります(建築物と一体になるものは除きます)。対象は薪ストーブとペレットストーブの2機種で、燃焼効率70%以上、薪(ペレット)以外の燃料を使わないことが条件です。案内文は「木質バイオマスストーブ」と広く書かれていますが、金額の表も要領の別表第1(PDF)も薪・ペレットの2機種だけを挙げているので、ボイラーをお考えの場合はご注意ください。
受付は令和8年4月17日〜8月31日必着(第1回)で、予算600万円に達すると終了、届かなければ第2回を受け付けます。交付決定通知を受け取る前に着工はできません。施工業者は旭川市内に本店・支店・営業所等を持つ事業者に限られます。地域エネルギー設備等導入促進事業補助金との併用はできません。
問合せ先 環境部 環境総務課 0166-25-5350
富良野市|1/2・上限15万円。本体の購入費だけが対象です
富良野市再生可能エネルギー導入促進事業補助金。ストーブ本体の購入経費(税抜)の1/2以内・上限15万円で、薪・ペレットとも同額です。要綱が対象を「木質ペレットストーブ・薪ストーブ」と定義しています。
対象になるのは本体の購入費だけで、煙突と設置工事費は入っていません。上限20万円で煙突まで見る旭川市とは範囲が違うので、上限額だけで比べないでください。機器には二次燃焼機能またはこれと同等以上の機能、具体的には熱効率が薪ストーブで60%以上、ペレットストーブで70%以上という条件が付きます。機種を決める段階から確認が要ります。中古品は対象外で、新設または増設が前提です。
受付は令和8年4月13日から、市役所1階の環境課窓口へ持参する形で先着順です。いきなり申請書を出すのではなく、着工前に環境課へ相談することが制度に組み込まれています。設置後2年間、上半期・下半期ごとに運転状況の報告が必要で、報告がないと返還を求められることがあります。
問合せ先 市民生活部 環境課 0167-39-2308
鷹栖町|1/3・上限5万円。ボイラーとチップ焚きも同じ枠です
鷹栖町 木質バイオマス等燃焼機器購入補助金(ゼロカーボン推進事業補助金の枠のひとつ)。対象経費(税込)の1/3・上限5万円です。額は大きくありませんが、ペレット・チップ・薪を燃料とするストーブとボイラーがまとめて対象になっている点が特徴です。未使用品に限られ、世帯として1回限りです。
申請の順番に注意してください。案内ページは「購入した日の年度内(3月31日まで)に申請」とし、領収書の写しを添える形を示しています。一方で交付規則の第5条は「購入又は施工する前に」と書いており、案内ページと規則で書き方が食い違っています。同じ町でも太陽光と窓断熱は着工前申請です。申請の前に企画政策係へご確認ください。
同じ枠には、住宅用太陽光発電 5万円/kW・上限20万円、定置用蓄電池 2万円/kWh・上限10万円、窓断熱改修 1/5・上限20万円などもあります。
問合せ先 まちづくり推進課 企画政策係 0166-74-3831
当麻町|1/2・上限20万円。設置工事費まで対象で、ブリケットも入ります
当麻町木質燃料ストーブ等設置補助金。設置に係る経費の1/2・上限20万円で、対象は木質燃料ストーブ・木質ブリケットストーブ・木質ペレットストーブです。ブリケット(圧縮成形燃料)を使う機器が対象に明記されているのは珍しい形です。
対象経費が「設置に係る経費」なので、本体だけでなく設置工事費まで入ります。本体のみの富良野市・中富良野町より範囲が広い制度です。機器には二次燃焼以上のシステム(ペレットストーブは除く)、材質は鋳鉄・鋼板またはこれに類する耐久性のものという条件があり、煙突は建物の貫通部と屋外部分が二重煙突であることが求められます(FF式・FE式で排気筒を屋内に立ち上げる場合を除きます)。中古品は対象外です。
対象は個人のみで、戸建専用住宅への設置が前提です。発注・取付の前に申請が必要で、先着順・予算額に達した時点で終了します。電子申請にも対応しています。町は「充実の補助金」という一覧ページを持っていて、薪ストーブが太陽光や耐震改修と並んで町の看板になっている数少ない自治体です。
問合せ先 まちづくり推進課 企画商工係 0166-84-2111
東川町|既存住宅なら上限50万円。ただし新築は上限10万円です
東川町 薪ストーブ設置事業補助金。既存住宅で上限50万円と、北海道でも高い水準です。対象は薪ストーブだけで、ペレットストーブは制度に入っていません。
金額の内訳に注意してください。50万円は、本体・煙突部品の購入費に1/2・上限10万円、既存住宅の改修事業費に1/2・上限40万円が乗る形です。新築の場合は本体・煙突部品の1/2・上限10万円までで、40万円の枠は使えません。ここでいう「既存住宅」は新築の完成から3年以上を経過した住宅を指します。「新築で薪ストーブを入れれば50万円」とは読まないでください。
機器は二次燃焼以上のシステムを持ち、材質は鋳鉄または鋼板等であること、建物の貫通部と屋外部分が二重煙突であることが条件です。対象は戸建専用住宅に設置する個人で、着手前に書類を提出して交付決定を受ける必要があります。建物の内装が建築基準法に合致していることも求められます。
問合せ先 都市建設課 建設室 0166-82-2111
美瑛町|1/2以内・上限55万円。住宅用でも事業用でも使えます
美瑛町地域脱炭素移行・再エネ推進重点対策加速化事業(再生可能エネルギー発電設備等導入事業)補助金。木質燃料ストーブが1/2以内・上限55万円で、要綱が対象を「薪、端材等を燃料として使用するストーブ又は木質ペレットを燃料として使用するストーブ」と定義しています。道北の住宅向けでは最も大きい額です。
住宅用だけでなく事業用も対象で、要綱の別表に「住宅用、事業用」と明記されています。あわせて農業残渣ボイラーに1/3以内・上限133万円という枠があり、農業が基幹産業である町の性格が制度に表れています。
機器は未使用品で、メーカーの性能保証と設置後サポートがあること、二次燃焼以上(ペレットは除く)、材質は鋳鉄・鋼板等、貫通部と屋外部分が二重煙突であることが条件です。導入前に申請し、交付決定まで着手できません。内装制限のチェックリストの提出と、受給後2年間の利用状況報告も求められます。受付は令和8年4月1日〜令和9年1月31日で、予算が無くなり次第終了、2月10日までに設置完了です。
問合せ先 まちづくり推進課 地域みらい創造室 ゼロカーボン推進係 0166-74-7085
中富良野町|1/2以内・上限15万円。熱効率の数値が要綱に書かれています
中富良野町木質ペレットストーブ等設置補助金。薪ストーブ・ペレットストーブとも本体購入額の1/2以内・上限15万円です。設置費と煙突費は対象外で、補助されるのは本体購入額だけです。
熱効率の数値要件を明記している、めずらしい制度です。二次燃焼機能またはこれと同等以上の機能に加えて、熱効率がペレットで70%以上、薪で60%以上と定められています。新設または増設で未使用品に限られ、対象は自ら居住する住宅等に設置する個人です(店舗兼用は住宅が過半のもの。事業所・集合住宅は対象外)。設置後2年間の利用状況報告が必要で、5年間は撤去等で返還の対象になります。
要綱の有効期限は令和9年3月31日です。案内ページに年度の記載がないため、この期限が唯一の手がかりになります。更新されなければ令和8年度が最後になると思います。詳細は窓口でご確認ください。
問合せ先 総務課 ゼロカーボン推進係 0167-44-2122
南富良野町|購入と設置で最大65万円。ただし先着ではなく抽選です
南富良野町木質バイオマスエネルギー利用推進事業補助金。購入に1/2以内・上限40万円、設置に1/2以内・上限25万円の2枠があり、合わせて最大65万円になります。北海道179市町村のなかで最も大きい額です。
本体だけでなく煙突部品と炉台、そしてその取り付け工賃まで対象に入ります。対象機器は薪ストーブと木質ペレットストーブで、未使用品、材質は鋳鉄・鋼板等、二次燃焼機能以上、貫通部と屋外部分が二重煙突(FF・FE式で屋内立ち上げは除く)という条件が付きます。
受付は先着順ではなく、希望者多数の場合は抽選です。「早く申請すれば取れる」とは書けません。個人のほか、町内の法人・団体では飲食店・宿泊施設・観光施設など不特定多数が利用できる施設が対象で、マンション・アパート等の集合住宅と寄宿舎は対象外です。購入・設置の前に申請し、当該年度2月末までに完了する必要があります。過去にこの補助を受けた方は対象外(1回限り)、受給後2年間の利用状況報告があります。要綱は令和12年3月31日まで有効です。令和8年度の募集の告知は当社では確認できていませんので、産業課 林政係へご確認ください。
問合せ先 産業課 林政係 0167-52-2178
占冠村|機器に最大55万円。さらに薪そのものにも単価が付きます
占冠村木質バイオマスエネルギー導入促進事業。購入に1/2以内・上限25万円、設置に1/2以内・上限30万円(設置には既設暖房・煙突の撤去回収費用も含まれます)。対象は薪ストーブと薪ボイラーで、ペレットストーブは入っていません。
この制度の特徴は、燃料である薪そのものに補助が出ることです。家庭用の薪は針葉樹5,000円/広葉樹5,000円/混合材6,000円/その他1,000円(いずれも円/立方メートル)、事業用の混合材は3〜10立方メートル未満で7,000円/立方メートル、10立方メートル以上で8,000円/立方メートルです。機器と燃料の両方を支える設計は全国的にも少なく、財源は森林環境譲与税です。ただし薪は森林経営計画の認定森林から生産され、村内で発生した原木が原料であることが条件です。
なお「その他」の薪の単価は、村の案内ページが1,000円/立方メートル、例規集の別表が5,000円/立方メートルと食い違っています。申請の前に村へご確認ください。機器は村内業者(支店を含む)からの購入・施工に限られ、同一住宅・同一世帯で1回限りです。先着順で、着手前に農林課 林業振興室へ相談する形になっています。
問合せ先 農林課 林業振興室 0167-56-2174
下川町|定額20万円。月ごとに12回、受付の機会があります
下川町快適住まいづくり促進事業。「再生可能エネルギーの活用」という枠があり、設置費30万円以上の木質バイオマス活用機器を住宅に設置すると定額20万円が出ます。町が配っているパンフレットに「木質:木質バイオマス機器(まき・ペレットストーブなど)の設置」と明記されています。
受付が月ごとに12回あるのは、全国的にも珍しい形です。各月1日〜15日に受け付け、同月20日前後に交付決定します(8月のみ3日〜17日)。「受付期間終了後に予算の範囲内で交付決定」として公平性に配慮しており、申請総額が予算額に達した時点で年度の受付が終わります。町の資格登録業者(町内業者)の施工に限られます。対象は町民、町外居住者で住宅取得後の町民、町内に住所を有する法人で、賃貸住宅も可です。
同じ町のしもりんエコポイント2026では、町内で買ったペレットや薪が2ポイント/kg(または1,000ポイント/立方メートル)・上限4,000ポイントとして還元されます(2026年6月1日〜2027年2月27日)。機器と燃料の両方を支えている町です。
問合せ先 町民生活課 維持管理係 01655-4-2511
中川町|1/3以内・上限20万円。町内会や事業者も申請できます
中川町薪ストーブ等設置補助金交付要綱(北海道町村会の例規集)。対象経費の1/3以内・上限20万円です。対象は薪、端材等を燃料として使用するストーブまたはボイラーで、主たる材質が鋳鉄・鋼板またはこれらに類する耐久性を有することが条件です。本体の購入と設置に係る費用が対象で、税込の本体価格と設置費用の総額が30万円以上であることが求められます。
申請できるのは個人だけではありません。町内会(自治会)や町内に事務所を有する事業者も対象で、自ら居住する住宅または事業所等に暖房用として設置する形です。購入する前に申請して交付決定を受けること、この補助を受けたことがある方は対象外(1回限り)、設置後6年間は町長の承認なく譲渡・貸付等ができないといった条件があります。町のモニター調査と事例発表等の啓発事業に協力することも交付の条件です。
この制度は、町のホームページに案内が1件も無く、例規集にだけ現存する形です。当社が町のサイト374ページを全文で読んでも「薪ストーブ補助」の語は出てきませんでした。令和8年度の募集の有無と予算は、必ず役場にご確認ください。
問合せ先 地域振興課/建設水道課 01656-7-2811(代表。直通番号は確認できず)
遠別町|50%・上限50万円。制度の名前に「薪」は入っていません
遠別町住まいのリフォーム助成金(令和8年4月1日開始。旧「遠別町住宅リフォーム助成金」を拡充したもの)。制度名に「薪」も「木質」も入っていませんが、Q&A(PDF)のQ30に付いた表2が、省エネ改修工事の「その他」で認められるものとして「木質バイオマス等燃焼機器の設置/薪ストーブ、ペレットストーブ等の木質バイオマス等燃焼機器設置工事」を挙げています。
省エネ改修分は50%・上限50万円(対象工事費20万円以上)です。ほかに一般改修 25%・上限50万円(工事費40万円以上)、バリアフリー改修 40%・上限50万円(同25万円以上)の枠があります。町内の施工事業者による工事に限られ、自分で行う工事は対象外です。表2に該当する工事は事前協議が必要で、通常の10日前よりさらに7〜10日早い申請を町が求めています。
制度名に「薪」が入っていないから無い、とは限りません。遠別町は、当社が町サイト1,073ページと例規集662件を全文で読んでも木質の補助が出てこなかった町です。リフォーム助成のQ&AのPDFを1本開いたところに書かれていました。
問合せ先 建設課(町代表 01632-7-2111)
猿払村|1/2・上限5万円。ただし募集は概ね1件です
令和8年度 猿払村新エネ・省エネ設備等導入促進補助金。木質系燃料ストーブが対象経費の1/2・上限5万円で、1台限りです。宗谷管内で木質機器の補助を持つのは、この村だけです。
金額より、枠の小ささのほうが効きます。木質系燃料ストーブの募集件数は概ね1件で、実質的には早い者勝ちになります。導入をお考えの場合は、早めに村へご相談ください。同じ制度には太陽光(概ね1件)、省エネ給湯機(概ね2件)、LED照明(概ね3件)の枠もあります。
対象は村内に居住または居住予定の個人と、村内の事業所で事業活動を行う事業者です(事業所への太陽光は対象外)。受付は令和8年4月1日〜12月29日の先着順で、令和9年1月末までに設置完了が必要です。事前手続きが必須で、完了報告時に村民であることが求められます。
問合せ先 住民課 生活環境係 01635-2-3133
相談できる枠がある16市町村
ここに並ぶのは、薪ストーブ・ペレットストーブを名指しした制度ではなく、工事の種類を限っていない住宅リフォーム助成や結婚新生活支援の枠です。対象にも対象外にも薪・ペレットの記載がありません。対象になるかどうかは市町村ごとの判断になると思いますので、詳細は各市町村の窓口でご確認ください。コード順に並べています。
士別市|対象工事に「暖房」の設備工事。加算のほうは要件が合いません
士別市地域循環型住宅リフォーム促進助成金。対象工事に「設備(電気、給排水、暖房、空調等の工事)」が挙がっているため、暖房工事としては読める余地があります。ただし暖房機器そのものの購入費が対象とは書かれていません。
ゼロカーボン対策加算(サフォークポイント5万円分)のほうは、要件が合わないと思います。加算の要件が「トップランナー制度等での目標基準値を満たす設備」で、薪ストーブ・ペレットストーブはトップランナー制度の対象機器ではないためです。パンフレットの例示もエアコンと太陽光だけでした。
助成は改修費50万円以上で現金10万円+地域ポイント最大20万円分(合計最大30万円)です。第1期 4月1日〜8月31日/第2期 9月1日〜3月31日の先着順で、令和8年度予算955万円のうち令和8年5月1日時点の残額は890万円でした。着工前の事前申請が必須で、地元建設業者への発注が条件です。
問合せ先 経済部 商工労働観光課 商工労働係 0165-26-7137 / 建設環境部 都市環境課 管理係 0165-26-7796
名寄市|建築設備工事に「暖房・煙突」の例示があります
名寄市ずっと住まいる応援事業。対象工事に「建築設備工事(電気・ガス・給水・排水・換気・暖房・煙突など建築基準法第2条第3号の工事)」が挙がっています。暖房と煙突が例示されている点は、道北の他市より一歩踏み込んだ書き方です。ただし暖房機器そのものの購入費が対象とは書かれておらず、省エネ機器加算の対象もエアコンと温水機器だけで、ストーブの記載はありません。産業振興課への事前相談が要ると思います。
助成は定額で、対象経費(税抜)50万円以上100万円未満=10万円/100万円以上=20万円、加算の限度額は10万円です。上半期(4月〜)・下半期(10月〜)の2期制で、予算到達で終了します。令和8年度が最終年度とページに明記されていますので、来年度に向けて準備される場合は、制度が続くかどうかから確認してください。市内の登録施工業者による工事で、交付決定後の着手が条件です。
問合せ先 経済部 産業振興室 産業振興課 01654-3-2111(代表。直通は確認できず)
比布町|築30年以上の住宅に定額50万円。除外は「固定されていない物品」
比布町住宅リフォーム支援事業。住宅1棟につき町内事業者なら50万円、町外事業者なら30万円の定額です。対象は築30年以上の戸建て住宅で、令和8年6月以降に行う100万円(税抜)超の増築・改築・改修工事が条件になります。
薪・ペレットの記載はありませんが、対象外とも書かれていません。除外されているのは「固定されていない物品等の購入費用」で、線は固定の有無で引かれています。薪ストーブは炉台と煙突で建物側に固定されますので、相談する価値はあると思います。詳細は建築係でご確認ください。
受付は5月11日〜5月20日と短く、予算上限に達したら5月28日に抽選、上限に達しなければ6月中旬に再受付です。過去に町の住宅改修補助を受けていないことが条件です。なお同じページに「窓交換や内窓設置に5万円〜最大100万円」と書かれていますが、これは町の制度ではなく国の「先進的窓リノベ2026事業」の紹介です。
問合せ先 建設課 整備室 建築係 0166-85-4807
愛別町|結婚新生活支援に「住宅のリフォーム費用」。工種の限定がありません
愛別町結婚新生活支援事業。助成の対象経費に「住宅のリフォーム費用」があり、工種の限定がありません。ほかに定住促進空き家改修支援事業補助金の要綱もあります。当社が町の公開ページ1,721件と例規集778件を本文まで読んだ範囲では、木質燃料機器を名指しした補助はありませんでした。
町の設備補助は、令和8年度は新たに申し込めません。民間住宅への助成制度のうち太陽光発電(7万円/kW・上限21万円)は予算額に達したため受付終了、耐震改修は令和8年度の受付を行わないと町が明記しています。設備の補助を当てにされている場合は、この点をご確認ください。
問合せ先 住民税務課(町代表 01658-6-5111)/建設管理課 建築係 01658-6-5113
上川町|結婚新生活支援にリフォーム費用。除外は家電の購入設置費です
上川町結婚新生活支援事業。住居費に「住宅のリフォーム費用」が入っています。除外されているのは倉庫・車庫、外構、エアコン・洗濯機等の家電の購入設置費です。薪ストーブは電気で動く家電ではありませんので、除外の外に読める余地があります。ただし送風ファンで電源を使うペレットストーブは判断が分かれる可能性があると思います。詳細は町民生活課でご確認ください。
当社が町の公開ページ845件と例規集319件を本文まで読んだ範囲では、木質燃料機器を名指しした住民向けの補助はありませんでした。町は「ゼロカーボンシティ」を宣言していますが、住宅設備への補助という形はとっていません。町の「新エネルギー導入支援事業(設備導入支援)」は日帰り温泉施設の温泉熱利用設備を更新する公共施設向けの事業で、住民が申請できる制度ではありません。
問合せ先 町民生活課(町代表 01658-2-1211)/産業経済課 商工観光係 01658-2-4058
上富良野町|「リフォーム工事」枠が20%・上限20万円。省エネ枠には入りません
上富良野町住宅改修費補助金交付制度。「リフォーム工事」20%・上限20万円という、工種を限定しない枠があります(ほかにバリアフリー20%、省エネルギー化30%)。ただし省エネルギー設備機器の導入メニュー12種に木質は入っていませんので、狙うとすれば省エネ枠ではなくリフォーム枠になると思います。詳細は建設水道課でご確認ください。
当社が町の公開ページ792件と例規集1,660件を本文まで読んだ範囲では、木質燃料機器を名指しした補助はありませんでした。例規集で「薪ストーブ」の語が出てくるのは粗大ごみの処理手数料表だけです。町のサイトに「薪ストーブ」の語があっても補助とはかぎりません。
問合せ先 建設水道課(町代表 0167-45-6980)
剣淵町|対象工事に「暖房設備の工事」。ただし対象外の欄も読んでください
剣淵町住宅新築・改修促進助成事業。改修工事の内容に「電気、給排水、暖房、換気設備の工事」が挙がっているため、薪ストーブの設置が読み込める余地はあります。
ただし条例には「床、壁、天井のいずれにも一体化されない物品等」の購入・設置費は対象外という条項もあります。薪ストーブは炉台と煙突で建物に固定されるため、この2つの条項のどちらで読まれるかで結論が変わると思います。木質燃料機器が対象になるかは書かれていませんので、申請の前に町へご確認ください。
助成は定額で、新築60万円(うち20万円は共通商品券)/改修20万円(うち10万円は共通商品券)です。改修は工事費100万円以上が条件で、建設業許可を受けた事業者が行うものに限られます。太陽光発電システム工事の費用は対象外です。受付は令和8年4月1日〜令和9年3月31日、着工前に申請します。
問合せ先 総務課 企画財務広報グループ 0165-26-9021
美深町|「その他の再生可能エネルギーの活用を図る工事」という包括の項目
美深町快適な住まいづくりと商工業振興事業補助金。再生可能エネルギー工事という枠があり、工事金額30万円以上で30%以内・限度額60万円(住宅のほか事業所も対象)と、道北の「要確認」枠のなかでは大きい額です。
ただし規則の定義は「太陽光発電設備工事、太陽熱利用設備工事その他の再生可能エネルギーの活用を図る工事」で、薪ストーブ・ペレットストーブが入るかは書かれていません。エコリフォームの枠にも「高効率給湯器等、省エネに配慮された設備改修」「その他必要と認められる工事」とあるだけです。入る前提で計画を立てないでください。同じ書き方の包括条項は全国の自治体にありますが、読み方は町ごとの判断になると思います。まず商工観光係へお問い合わせください。
住宅改修は30万円以上・20%以内で、一般改修30万円/特別改修20万円(窓・断熱・高効率給湯器等)/子育て改修50万円です。着手前の申請が必要で、改修・新築・解体は町内業者の施工が条件です。
問合せ先 企画商工観光課 商工観光係 01656-2-1645(町代表 01656-2-1611)
音威子府村|「設備機器の単独設置は改修とみなさない」という条項があります
音威子府村住宅増改築経費補助事業要綱(北海道町村会の例規集)。増改築費の1/2以内・上限50万円(工事費50万円以上・税抜)です。対象工事に断熱改修が入っています。
ただし要綱は「住宅改修を伴わない設備機器(給湯器、洗面台、システムキッチン、空調システム等)の設置経費」は改修とみなさないとしています。ストーブだけを単独で据える工事は、対象になりにくい書き方です。一方で、木質機器を「対象」とも「対象外」とも書いてはいません。断熱改修とあわせて行う計画であれば、相談の余地があると思います。詳細は生活環境係でご確認ください。
村の住民基本台帳に登録され、自ら所有し居住する住宅が対象で、引き続き5年以上の居住を確約することが条件です。過去の交付額との合計が限度額50万円に達していないことも求められます。
問合せ先 住民課 住民生活室 生活環境係 01656-5-3312(村代表 01656-5-3311)
幌加内町|町が「ストーブの新規設置も対象」と書いています
幌加内町住宅リフォーム補助金事業。町が案内ページで「屋根塗装やエアコン、ストーブ、給湯器の新規設置も対象とします」と明記しています。「ストーブ」と書かれている点は、道北の「要確認」枠のなかで最も踏み込んだ記述です。
ただし薪・ペレットの別は書かれていません。電気・石油ストーブを想定した記述である可能性もありますので、薪ストーブ・ペレットストーブが含まれるかは町の判断になると思います。詳細は建設課でご確認ください。補助は15万円を超えるリフォーム工事に2/5・上限30万円です。
当社が町サイトの全371ページと例規集520件を本文まで読んだ範囲では、木質機器を名指しした補助や、太陽光・蓄電池・省エネ設備への補助はありませんでした。
問合せ先 建設課(町代表 0165-35-2121)
増毛町|「その他環境性能を良好にするために必要な工事」という包括条項
増毛町住宅リフォーム等補助金交付要綱(北海道町村会の例規集)。対象工事の分類に「住宅の環境性能を良好にする工事」という枠があります。列挙されているのは①太陽光発電②高効率給湯器③オール電化で、薪ストーブ・ペレットストーブは書かれていません。ただし④として「その他環境性能を良好にするために必要な工事」という包括条項が置かれています。対象になるかは町の判断になると思いますので、町へご確認ください。
補助は定額で、工事費の額で段が変わります。100万円以上200万円未満→30万円/200万円以上300万円未満→45万円/300万円以上→60万円。子育て世帯・三世代同居世帯は+15万円です。工事費が100万円・200万円・300万円の境目をまたぐかどうかで、受け取れる額が大きく変わります。町の資格登録を受けた町内建設業者の施工に限られ、着手前の申請が必要です。前回の交付から3年経過すれば再度申請できます。
問合せ先 担当課を確認できず(町代表 0164-53-1111)
苫前町|改修は工事費100万円以上で一律20万円。工事の範囲に記載がありません
苫前町安心快適住まいづくり促進事業。改修工事は工事費100万円以上で一律20万円です。対象工事の範囲は「住宅を改修する工事」としか書かれておらず、薪ストーブ・ペレットストーブが対象かどうかは記載がありません。町内建設業者による工事であることが条件で、申請手続きは業者が行います。同一住宅・同一所有者につき新築または改修のいずれか1回です。
もう1本の苫前町省エネ設備等導入促進補助金はLED照明設備だけが対象(1/2・上限10万円)で、木質機器は入っていません。町営風力発電所の売電収益が財源という珍しい制度です。
なお苫前町暖房用燃料購入費等助成事業(いわゆる福祉灯油)は、灯油以外の燃料(電気・ガス・石炭・薪等)を使う低所得世帯にも現金で支給されます。機器の補助ではありませんが、薪で暖をとる世帯も対象に入っています。
問合せ先 建設課 0164-64-2315
羽幌町|第4分類が「…など」で終わっています
羽幌町住宅改修促進補助事業。補助対象工事一覧の第4分類が「住宅の環境性能を良好にする工事(太陽光発電施設、高効率給湯器、オール電化工事 など)」で、末尾が「など」で終わっています。補助対象外の経費は設計費・外構・家電製品・家具等の購入費だけで、暖房設備そのものを排除する記述は見あたりません。対象になるかは町の判断になると思いますので、建設水道課でご確認ください。100万円以上の改修で、資格登録事業者の施工が条件です。
当社が町サイト1,428ページと例規集2,670件を本文まで読んだ範囲では、木質燃料機器を名指しした補助はありませんでした。町には羽幌町再生可能エネルギー発電設備の設置及び運用の基準に関する条例がありますが、これは補助ではなく設置の基準を定める規制です。
問合せ先 建設水道課(町代表 0164-62-1214)
初山別村|「その他居住性を良好にするため…必要な工事」という項目
初山別村定住促進住環境整備支援助成。改修工事の別表に「その他居住性を良好にするため、又は住宅の衛生上必要な工事」という包括の項目があります。村内の建設業者による100万円以上の改修が対象です。この助成には独立した案内ページを確認できず、出典は村の公式サイトです。制度の詳細と令和8年度の受付は、建設課へ直接お問い合わせください。
当社が村サイトの全420ページと例規集505件を本文まで読んだ範囲では、木質燃料機器を名指しした補助はありませんでした。制度が見つからないのではなく、住宅・環境系の補助そのものの数が少ない村です。
問合せ先 建設課(村代表 0164-67-2211)
豊富町|結婚新生活支援に「設備更新の工事費用」と書かれています
豊富町結婚新生活支援補助金。補助対象経費に「住宅リフォーム費(住宅の機能の維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新の工事費用)」があり、除外条項がありません。「設備更新の工事費用」と書かれている点は、道北の結婚新生活支援のなかでは踏み込んだ書き方です。対象になるかは町の判断になると思いますので、住民課でご確認ください。
ほかに住宅改修促進条例に基づく住宅改修支援事業(工事費の20〜40%・上限100〜300万円)があります。当社が町サイト1,671ページと例規集859件を本文まで読んだ範囲では、木質燃料機器を名指しした補助はありませんでした。
問合せ先 住民課(町代表 0162-82-1001)
幌延町|改修の対象に「住宅に係る建築設備工事」があります
幌延町定住促進持家住宅建設等奨励条例(北海道町村会の例規集)。改修の対象は「①別表に掲げる改修工事 ②住宅に係る建築設備工事」で、薪・ペレットの記載も除外規定もありません。「建築設備工事」に入るかどうかの判断になりますので、申請の前に必ず役場へご確認ください。
補助は建設等に要する費用の20%で、新築400万円/改修200万円/取得100万円が限度です。町内に本店・支店が無い業者が施工した場合は、限度額の80%になります。町の住民基本台帳に登録されている、または居住しようとする方が対象で、公租公課の滞納がないこと、工事着手または取得の前に申請することが条件です。
なお幌延町冬の生活応援事業実施要綱は、冬季採暖用の燃料に「薪、燃料用木材」を名指しし、1世帯150リットル分の灯油相当額を助成します(1月1日時点の灯油店頭価格が80円以上の年度のみ)。町民税非課税の高齢者・障がい者・ひとり親世帯に限られますが、すでに薪ストーブをお使いの方には意味のある制度です。申請は1月20日〜2月末日です。
問合せ先 担当課を確認できず(町代表 01632-5-1111)
準備を始めるなら、いまからで間に合います
補助金は春に受付が始まる市町村が多く、実際に入れた方の多くは1〜2年前から動いています。冬のうちにショールームで実物を見て、業者と機種を決めておくと、春の受付にそのまま進めます。
薪ストーブは対象でも、ペレットストーブは対象外という市町村があります
道北で薪ストーブが対象なのは13市町村、ペレットストーブは10市町村です。差の3つは、制度が薪だけを対象にしているためです。
| 市町村 | 制度が対象にしているもの |
|---|---|
| 東川町 | 薪ストーブのみ。制度名も「薪ストーブ設置事業補助金」です |
| 占冠村 | 薪ストーブと薪ボイラー。ペレットストーブは対象外と要綱に書かれています |
| 中川町 | 薪、端材等を燃料として使用するストーブまたはボイラー。ペレット専用機は対象として書かれていません |
この3つは、いずれも金額の大きい制度です。東川町は既存住宅で上限50万円、占冠村は最大55万円に薪代の補助が付きます。「金額が大きい制度を見つけたが、自分が検討しているのはペレットだった」という行き違いが起こりやすいところですので、機種を決める前に対象機器の欄をご確認ください。
逆に、旭川市・富良野市・鷹栖町・当麻町・美瑛町・中富良野町・南富良野町・下川町・遠別町・猿払村の10市町村は、薪ストーブとペレットストーブを同じ枠・同じ額で扱っています。
制度はあるのに、薪ストーブ・ペレットストーブが対象から外れている4市町村
制度そのものはあるのに、木質燃焼機器が対象から外されている市町村です。「制度が無い」のとは別の状態です。どの制度のどこにそう書かれているかを並べます。
| 市町村 | 制度の名前 | どこに、どう書かれているか |
|---|---|---|
| 留萌市 | 留萌市住宅省エネ改修等促進助成金 | 対象は断熱改修(上限25万円)と高効率設備、太陽光+蓄電池(上限10万円)。交付要綱の別表1・別表2のいずれにも薪・ペレット・木質バイオマスの記載がありません |
| 東神楽町 | 東神楽町 未来につなげる「住まいの輪」促進事業 | 省エネ機器が50%・上限50万円と厚い制度ですが、要綱第11条が対象を11機器に限定列挙しており、木質燃焼機器は入っていません |
| 天塩町 | 天塩町住宅リフォーム支援事業 | 要綱が「床、壁、天井のいずれにも固定されない物品等(後付照明器具、据え置きコンロ、ストーブ、家具…)」を対象外としています |
| 枝幸町 | 枝幸町 住まいの省エネ等リフォーム支援事業 | 太陽光・蓄電池・V2H・燃料電池・断熱が1本にまとまった制度ですが、対象設備は11種の限定列挙で、木質燃料機器は入っていません |
※並びは全国地方公共団体コード順です。制度の名前は各市町村の公式ページ・要綱の表記に合わせています。引用は要綱の原文のままなので、「薪ストーブ」ではなく「ストーブ」と書かれている箇所があります。
天塩町の「固定されない物品等(…ストーブ…)」という文言は、北海道内の他の町の要綱にも同じ形で出てきます。リフォーム助成で薪ストーブを狙うときは、対象工事の欄だけでなく、対象外の欄を最後まで読んでください。
制度そのものを確認できなかった8市町村
稚内市・和寒町・小平町・浜頓別町・中頓別町・礼文町・利尻町・利尻富士町の8市町村では、当社が公式サイトと例規集を確認した範囲で、薪ストーブ・ペレットストーブに使える補助も、工事の種類を限らない汎用のリフォーム助成も見つかりませんでした(確認日 2026年8月26日)。
- 稚内市。家庭向けは稚内市省エネ製品買替促進補助金だけで、対象は冷蔵庫(1/2・上限4万円)とLED照明器具(1/2・上限1万円)の2品目です。市はこの補助金について令和8年度が最終年度になる予定と明記しています。市サイトの全3,247ページを全文で確認しましたが、「薪ストーブ」「ペレット」「木質」の出現は0件でした。
- 礼文町・利尻町・利尻富士町。礼文島・利尻島の3町は森林資源が乏しく、木質燃料の補助を持ちません。「北海道だから、どこでも薪ストーブの補助がある」とは書けません。
- 浜頓別町は「浜頓別町バイオマス活用推進計画」を公表していますが、計画であって住民向けの補助制度ではありません。名前で早合点しないでください。
この8市町村については、「補助制度が見つからなかった」ことを、確認日つきの事実としてそのまま書いています。制度は毎年増えたり無くなったりしますので、来年度の状況は各市町村へ直接ご確認ください。
燃料そのものに補助が出る市町村があります
薪ストーブを検討されるときに、機器の値段と同じくらい気になるのが「薪代が続くか」だと思います。道北には、燃料の側を支える制度が4つありました。機器の補助とは別の枠です。
| 市町村 | 中身 |
|---|---|
| 占冠村 | 家庭用の薪に1立方メートルあたりの単価(針葉樹5,000円/広葉樹5,000円/混合材6,000円/その他1,000円)。事業用の混合材は7,000〜8,000円/立方メートル |
| 下川町 | しもりんエコポイント2026。町内で買ったペレット・薪が2ポイント/kg(または1,000ポイント/立方メートル)・上限4,000ポイント |
| 苫前町 | 苫前町暖房用燃料購入費等助成事業。灯油以外の燃料(電気・ガス・石炭・薪等)を使う世帯にも支給。低所得世帯に限る |
| 幌延町 | 幌延町冬の生活応援事業実施要綱。冬季採暖用の燃料に「薪、燃料用木材」を明記。町民税非課税の高齢者・障がい者・ひとり親世帯に限る |
占冠村と下川町は、住んでいれば誰でも対象になる形です。苫前町と幌延町は、いわゆる福祉灯油の枠を薪にも広げたもので、世帯の要件があります。いずれも金額や条件は年度ごとに変わりますので、各市町村の最新の案内でご確認ください。
受付の時期
確認できたものだけを載せます。
| 市町村 | 受付 |
|---|---|
| 旭川市(木質バイオマスストーブ) | 第1回 令和8年4月17日〜8月31日必着。予算600万円に達したら終了、届かなければ第2回 |
| 富良野市(再生可能エネルギー導入促進) | 令和8年4月13日から。先着順。着工前に環境課へ相談 |
| 鷹栖町(木質バイオマス等燃焼機器) | 購入した日の年度内(3月31日まで)。ただし規則は「購入又は施工する前に」。要確認 |
| 当麻町(木質燃料ストーブ等設置) | 先着順。予算額に達した段階で終了。発注・取付の前に申請 |
| 美瑛町(再生可能エネルギー発電設備等導入) | 令和8年4月1日〜令和9年1月31日。予算が無くなり次第終了。2月10日までに設置完了 |
| 南富良野町(木質バイオマスエネルギー利用推進) | 希望者多数の場合は抽選。当該年度2月末までに完了。令和8年度の告知は未確認 |
| 占冠村(木質バイオマスエネルギー導入促進) | 先着順。予算額に達した時点で当該年度は締切。着手前に農林課へ相談 |
| 下川町(快適住まいづくり促進) | 月ごとに12回。各月1日〜15日受付・同月20日前後に交付決定(8月のみ3日〜17日) |
| 遠別町(住まいのリフォーム助成金) | 事前協議が必要。通常の10日前よりさらに7〜10日早い申請を町が求めています |
| 猿払村(新エネ・省エネ設備等導入促進) | 令和8年4月1日〜12月29日の先着順。令和9年1月末までに設置完了 |
| 士別市(地域循環型住宅リフォーム) | 第1期 4月1日〜8月31日/第2期 9月1日〜3月31日の先着順 |
| 比布町(住宅リフォーム支援) | 5月11日〜5月20日。予算超過なら5月28日に抽選 |
| 剣淵町(住宅新築・改修促進) | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日。着工前に申請 |
道北の制度は、受付期間が短いもの、枠が小さいものが目立ちます。比布町は10日間、猿払村は木質枠が概ね1件、南富良野町は抽選です。寒くなってから調べ始めると、その年度はもう終わっているという形になりやすいので、年度が変わったらすぐ動けるように準備しておくのが確実だと思います。
いずれの制度も、契約・着工の前に申請するのが原則です。順番を間違えると、同じ工事でも受け取れません。業者さんと話がまとまった段階で、契約の前に窓口へご確認ください。
補助金の申請は、設置される方ご本人が自治体に出します。準備は業者さんにサポートしてもらいながら進めてください。
窓口では、こう聞いてみてください
道北では、13市町村に「薪ストーブ」「木質バイオマス」という言葉が制度の側にあります。その13市町村では、制度名でそのまま聞けます。
残る市町村では、制度の名前ではなく工事の中身で聞くほうが話が早いと思います。
「住宅リフォームの補助の対象工事に、薪ストーブの設置工事を含められる可能性はありますか。煙突を屋根まで貫通させて、炉台も造る工事です。」
道北のリフォーム助成は、「床・壁・天井に固定されない物品」を対象外とする書き方が多く見られます。据付けの形を先に伝えると、判断してもらいやすくなると思います。電話をかける先は、環境の課とは限りません。占冠村は農林課 林業振興室、南富良野町は産業課 林政係というように、林業の部署が所管している市町村があります。役場のサイトで探すときは「くらし・環境」だけでなく「産業・林業」のページも開いてください。各市町村の担当課と電話番号は、上の一覧と詳細に載せています。
工務店さんが補助金を知らないことは珍しくありません。制度を探すのは施主側の仕事と考えて、窓口で確認した内容を業者さんに渡すと、そのあとの見積りが早く進みます。
北海道のほかのエリア
北海道は179市町村と広いため、4つのエリアに分けて掲載しています。
- 北海道(道央)札幌市ほか70市町村 石狩・空知・後志・胆振・日高
- 北海道(道南)函館市ほか18市町村 渡島・檜山
- 北海道(道東)帯広市・釧路市ほか50市町村 オホーツク・十勝・釧路・根室
ペレットストーブの補助は、オホーツク管内と十勝管内に厚く集まっています。ペレット工場のある町とその周辺に制度が育っているためで、ペレットストーブをお探しの場合は道東のページもあわせてご覧ください。
この記事の調べ方
- 道北(上川・留萌・宗谷地方)41市町村の公式サイト・交付要綱・例規集だけを確認しました。まとめサイトは出典にしていません。確認日は2026年8月26日です。
- 一覧表の「要確認」は、制度の対象にも対象外にも薪・ペレットの記載がなく、当社が要綱や対象工事の書き方を読んで「相談する価値がある」と判断したものです。市町村がそう説明しているわけではありません。
- 「なし」は、当社が公式サイトと例規集を確認した範囲で見つからなかった、という意味です。確認できなかったものは「要確認」と書き分けています。自治体への電話での聞き取りは行っていません。
- 中川町の制度は、町のホームページに案内が1件も無く、北海道町村会の例規集にだけ現存する形でした。増毛町・音威子府村・幌延町も、市町村のサイトに現年度の案内ページを確認できず、例規集の要綱・条例を出典にしています。
- 初山別村の定住促進住環境整備支援助成は、独立した案内ページを確認できず、村の公式サイトを出典にしています。
- 遠別町は、制度名にも案内ページの本文にも薪・ペレットの語がありません。Q&AのPDFに付いた表にだけ記載があります。制度名で検索しても見つからない型ですので、同じことが他の市町村でも起きている可能性があります。
- 問合せ先は、当社が公式サイトと要綱で確認できた担当課名と電話番号だけを書いています。確認できなかったものは「担当課を確認できず」として、代表番号だけを載せています。推測で課名を埋めていません。
- 制度の内容は毎年変わります。金額や条件は、必ず市町村の最新の案内でご確認ください。
本ページの内容は、当社が公式サイトと交付要綱を確認してまとめたものです(当社調べ)。万一、内容の誤りにお気づきの場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ訂正します。
薪ストーブ・ペレットストーブの設置には、市町村によって消防への届け出が必要になる場合があります。設置工事は、必ず専門の業者にご相談ください。

