北海道(道東)の薪ストーブ・ペレットストーブ補助金|帯広市・北見市・滝上町ほか50市町村を全部調べました(令和8年度)

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このページは北海道のうち道東(オホーツク・十勝・釧路・根室地方)の50市町村を扱っています。北海道は179市町村あり、1ページにまとめると探しづらくなるため、道央・道南・道北・道東の4つに分けました。50市町村すべての公式サイト・交付要綱・例規集を確認しています(2026年8月27日時点)。薪ストーブまたはペレットストーブを名指しで対象にした補助制度があったのは、12市町村でした。

ただし、その12のうち9つはペレットストーブ限定です。帯広市・北見市・網走市・美幌町・津別町・遠軽町・足寄町・陸別町・浦幌町の9市町は、要綱の定義が「木質ペレットを燃料とする機器」に限られていて、薪ストーブは対象になりません。薪ストーブも対象になるのは、滝上町・鹿追町・鶴居村の3町村だけでした。金額の上限がいちばん大きいのは美幌町の40万円、補助率がいちばん高いのは足寄町の3/4です。

残る38市町村のうち、17市町村は住宅リフォームの補助そのものはあるのに、対象外の欄に「ストーブ」が名指しで書かれています。19市町村には工事の種類を限っていないリフォーム助成や結婚新生活支援があり、含むとも含まないとも書かれていません。制度そのものが見あたらなかったのは釧路市と別海町の2市町です。このページでは、50市町村すべてについて、どの区分に入るのかと問合せ先をまとめました。

道東で知っておきたいこと3つ

1. 道東は「ペレットは出るが、薪は出ない」制度が中心です。名指しの補助がある12市町村のうち、9つがペレットストーブ限定でした。要綱の書き方もはっきりしていて、帯広市は交付要綱と申請ガイドの両方で「薪」の語が1度も出てきません。北見市は交付要綱の定義が「木質ペレット…を燃料として使用する設計及び仕様であるストーブ及びボイラー」、遠軽町にいたっては「薪兼用ストーブは対象外」と明記しています。薪も焚けるペレットストーブは、遠軽町では対象になりません。この形になっている理由は、制度の目的が「間伐材・林地残材の利活用」に置かれていて、所管が環境部門ではなく農林部門だからです(足寄町・陸別町・浦幌町の要綱はいずれもこの目的で書かれています)。探すときは、市町村サイトの「くらし・環境」ではなく「産業・林業」を開いてください。

2. 上限額より、「どこまでが対象経費か」を先に見てください。同じ道東でも線引きがまったく違います。本体だけが対象なのが帯広市・津別町・足寄町・陸別町・浦幌町。購入費に加えて設置費まで見るのが北見市。本体と附属機器に加えて据付け・配線・配管の工事費までが滝上町。本体と屋外までの煙突が鶴居村。美幌町は本体と給排気筒までで、運送費と設置工事費は対象外です。「上限30万円」と書いてあっても、工事費が出ない制度では実際の負担はその分下がりません。カタログの本体価格だけで計算しないほうが安全です。

3. 枠が数件しかない制度があります。帯広市の木質ペレットストーブは年10件、北見市は令和8年7月1日の追加募集の時点で残り7件、遠軽町は令和8年度の募集件数が2件です。いずれも着工前・購入前の申請が必要で、申請の締切より先に枠が埋まることがあります。さらに、鶴居村は「申請されたすべての案件に対する支給を確約するものではありません」と村自身が書いています。年度が始まったらすぐ窓口に相談するのが、道東ではとくに効きます。

「今年度は、もう終わっていた」という方へ

薪ストーブを考え始めるのは、たいてい寒くなってからだと思います。ところが補助金は春に受付が始まって、年内に終わります。この行き違いは、毎年ふつうに起きています。

来年度に間に合わせるなら、いまから動けることがあります。

補助金を使って薪ストーブを入れるまでの流れ →

市町村別の一覧(道東50市町村)

補助がある市町村と、相談できる枠がある市町村の名前はリンクになっています。押すと、その市町村の詳しい内容に飛びます。「要確認」の意味は、いちばん下の「この記事の調べ方」に書いています。

市町村薪ストーブ・ペレットストーブ問合せ先制度の名前
釧路市なし市民環境部 環境保全課 環境管理係 0154-31-4535
帯広市ペレットのみ対象(1/2・上限10万円。本体のみ)/薪ストーブは対象外都市環境部 環境課 環境保全係 0155-65-4135帯広市新エネルギー導入促進補助金
北見市ペレットのみ対象(1/2・上限20万円。購入費+設置費)/薪ストーブは対象外市民環境部 ゼロカーボン推進課 推進係 0157-25-1120令和8年度北見市ゼロカーボン推進事業補助金
網走市ペレットのみ対象(10%・上限10万円)/薪ストーブは対象外建設港湾部 建築課 建築係 0152-67-5562網走市住環境改善資金補助制度
紋別市対象外(対象設備一覧に木質機器の記載なし)建設部 都市建築課 住宅政策・管理担当 0158-24-2111紋別市住環境ゼロカーボン化推進事業補助制度
根室市要確認(結婚新生活支援。所有する住宅のリフォーム費用。上限30万円/60万円)こども子育て課 0153-23-6111根室市結婚新生活支援事業
美幌町ペレットのみ対象(2/3以内・上限40万円。本体+給排気筒)/薪ストーブは対象外経済部 農林政策課 森林農地整備グループ 0152-77-6547美幌町木質ペレットストーブ購入補助金
津別町ペレットのみ対象(2/3以内・上限25万円。本体のみ)/薪ストーブの記載なし産業振興課 再エネ推進係 0152-77-8387津別町木質ペレットストーブ導入支援事業
斜里町要確認(リフォーム補助の対象例に「暖房及び冷房設備の新設更新」。10%・上限20万円ほか)担当課を確認できず 0152-23-3131(町代表)住まいのリフォーム事業補助金交付要綱
清里町対象外(対象工事が別表の4種に限定)担当課を確認できず 0152-25-2131(町代表)清里町住宅改修等事業実施要綱
小清水町要確認(結婚新生活支援。住居費が「修繕、増築、改築、設備更新等」)保健福祉課 子育て支援係 0152-62-4473小清水町結婚新生活支援事業補助金交付要綱
訓子府町要確認(結婚新生活支援。除外は家電購入・エアコン設置のみ)住宅施設課 0157-47-2111(町代表)訓子府町結婚新生活支援事業
置戸町要確認(住宅改修補助。対象例に「暖房用ボイラー」。20%以内・上限50万円)企画財政課 企画係 0157-52-3312置戸町住宅改修補助金交付事業
佐呂間町要確認(「住宅改修を伴わない」暖房機の設置は対象外。改修を伴う場合の記載なし)担当課を確認できず 01587-2-1211(町代表)佐呂間町住宅建設促進事業実施要綱
遠軽町ペレットのみ対象(本体全額+付帯資材・設置費の1/2・上限30万円)薪兼用ストーブは対象外総務部 企画課 企画担当 0158-42-4818遠軽町ペレットストーブ購入費補助金
湧別町要確認(結婚新生活支援。「設備更新等の工事費用」。除外は外構と家電)住民税務課 住民生活グループ 01586-2-5863湧別町結婚新生活支援事業
滝上町薪・ペレットとも対象(2/3・上限20万円。本体+附属機器+据付工事費)まちづくり推進課 まちづくり推進係 0158-29-2111滝上町省エネ再エネ設備導入促進補助金
興部町対象外(住宅系補助の対象外に「ストーブ」を明記)まちづくり推進課 0158-82-2131(町代表)興部町定住促進住宅建設支援条例
西興部村対象外(リフォーム補助の対象外に「ストーブ」を明記)担当課を確認できず 0158-87-2111(村代表)西興部村快適住宅リフォーム事業補助金交付要綱
雄武町要確認(快適住まいづくり促進補助金。別表の末尾が「その他町長が認めた工事」)建設水道課 0158-84-2121雄武町快適住まいづくり促進補助金
大空町対象外(リフォーム補助の対象外に「ストーブ」を明記)産業課 商工グループ 0152-77-8128大空町住宅リフォーム事業補助金
音更町対象外(対象機器等一覧表に木質機器の記載なし)環境生活課 温暖化対策係 0155-42-2111町民みんなで推進するゼロカーボン事業補助金
士幌町対象外(既設太陽光用の蓄電池のみ)地域戦略課 ゼロカーボン推進係 01564-5-5212士幌町既設太陽光発電設備用蓄電池導入補助金
上士幌町対象外(住宅系は脱炭素住宅の建設助成。設備の一覧なし)建設課 01564-2-4297上士幌型脱炭素住宅建設助成事業
鹿追町薪・ペレットとも対象(改修 1/3以内・最大50万円。要綱上「その他の区分」で認める)企画課 企画係 0156-66-4032鹿追町 住まいのゼロカーボン化推進補助制度
新得町要確認(空き家活用促進奨励金。付帯設備の改修工事を含む。20%・上限100万円)企画課/建設水道課 0156-64-5111(町代表)新得町空き家活用促進制度
清水町要確認(結婚新生活支援は住宅リフォーム費用が対象)/マイホーム奨励金は「ストーブ」を対象外子育て支援課/商工観光課 0156-62-1156清水町結婚新生活支援事業補助金
芽室町対象外(手引き・要綱に「薪」「ペレット」「木質」の記載なし)役場代表 0155-62-2611芽室町 ゼロカーボン補助金(町民向け)
中札内村対象外(「ストーブ・エアコン等の冷暖房機器の購入及び設置」を対象外と明記)役場代表 0155-67-2311中札内村住宅リフォーム支援事業助成金交付要綱
更別村対象外(対象機器に木質の記載なし)企画政策課 政策調整係 ゼロカーボン担当 0155-52-2118更別村ゼロカーボン推進補助金
大樹町要確認(マイホーム支援補助金の再生可能エネルギー設備加算10万円。条例の定義に「バイオマス」)建設水道課 建築係 01558-6-2118大樹でかなえるマイホーム支援補助金
広尾町要確認(Q&Aで「計画した工事であればボイラー工事も対象」。10%・上限10万円)建設水道課/企画課 01558-2-2111(町代表)広尾町住宅新築・リフォーム等支援事業奨励金
幕別町対象外(手引き・要綱に木質機器の記載なし)役場代表 0155-54-2111幕別町ゼロカーボン推進総合補助金
池田町要確認(「住宅に固着する設備の改善」が対象。固着しない設備等は除く。10%・上限50万円)町民課 環境住宅係 015-572-3114池田町住宅等リフォーム促進奨励金
豊頃町要確認(定住促進等住宅取得補助金のリフォーム枠。工種の限定なし)企画課 015-574-2211(町代表)豊頃町定住促進等住宅取得補助金
本別町対象外(「ストーブ・エアコンの購入及び設置」を対象外と明記)建設水道課 管理担当 0156-22-8122本別町住宅改修等助成交付事業
足寄町ペレットのみ対象(本体購入費の3/4・上限30万円。本体のみ)/薪ストーブは対象外農林課 ゼロカーボン推進室 0156-28-3862足寄町木質ペレット燃焼機器導入補助
陸別町ペレットのみ対象(1/2以内・上限20万円。本体のみ)/薪ストーブは対象外担当課を確認できず 0156-27-2141(町代表)陸別町一般家庭等ペレットストーブ導入補助金交付要綱
浦幌町ペレットのみ対象(本体価格の1/2・上限15万円。町内購入で商品券5万円)/薪ストーブは対象外産業課 商工観光係 015-576-2181浦幌町 木質ペレットストーブ導入支援事業補助金
釧路町対象外(3区分のいずれにも木質の記載なし)環境生活課 環境政策係 0154-62-2119令和8年度釧路町デコ活推進補助金
厚岸町対象外(対象工事に木質機器の記載なし)建設課 建築係 0153-52-3131厚岸町 住宅エコリフォーム支援助成事業
浜中町要確認(対象工事に「暖房…等の設備工事」。除外は固定されない物品)建設課 建築係 0153-62-2343浜中町安心住まいる促進事業
標茶町対象外(「ストーブ(FF式ストーブを含む。)」を対象外と明記)役場代表 015-485-2111標茶町マイホーム応援事業実施規則
弟子屈町要確認(住宅建設促進事業のリフォーム枠。10%・上限20万円)建設課 015-482-2911(町代表)弟子屈町住宅建設促進事業(案内ページを確認できず)
鶴居村薪・ペレットとも対象(1/2以内・上限15万円。本体+屋外までの煙突)住民生活課 生活環境係 0154-64-2113一般家庭用木質系燃料ストーブ購入事業補助金
白糠町要確認(結婚新生活支援にリフォーム費。工種の限定なし)保健福祉課 01547-2-2171(町代表)白糠町結婚新生活支援事業
別海町なし役場代表 0153-75-2111
中標津町要確認(空家等利活用促進事業。対象工事に「ボイラー設置工事」。1/2・上限20万円)建設管理課 都市計画係 0153-73-3111(町代表)中標津町空家等利活用促進事業補助金
標津町対象外(「電化製品の購入費用(エアコン、ストーブ等)」を対象外と明記)役場代表 0153-82-2131標津町定住住宅取得支援要領
羅臼町要確認(移住者の中古住宅取得・リフォーム補助金。最大150万円。対象工事の内訳は非公表)企画財政課 移住担当 0153-87-2114羅臼町移住者の中古住宅取得・リフォーム補助金

※並びは全国地方公共団体コード順です。

薪ストーブ・ペレットストーブが対象になる12市町村

薪ストーブも対象になるのは、この中の3町村(滝上町・鹿追町・鶴居村)だけです。残る9市町はペレットストーブ限定です。

滝上町|薪もペレットも2/3・上限20万円。据付けの工事費まで対象です

道東でいちばん条件がよいのが滝上町です。滝上町省エネ再エネ設備導入促進補助金(令和5年10月10日告示第70号/令和7年3月31日告示第29号改正)は、薪ストーブ・ペレットストーブを同じ2/3・上限20万円で扱い、薪ボイラー・ペレットボイラーは2/3・上限65万円です。住宅でも事業所でも同額です。

対象経費が広いのがこの町の特徴です。設備本体だけでなく、その他附属機器と据付け・配線・配管などの工事費まで含まれます(撤去・廃棄費用は対象外)。条件は、未使用品であること、メーカーの性能保証と設置後サポートがあること、バイオマス依存率60%以上であること。既存設備の更新(買い替え)は対象外で、交付決定を受けてから着工します。町の面積の約9割が森林で、環境省の交付金を受けた「ゼロカーボンバイオマスエコタウン推進事業」(令和5年度〜令和9年度)が財源です。町の解説はたきのうえゼロカーボンニュース VOL15に載っています。

問合せ先 まちづくり推進課 まちづくり推進係 0158-29-2111(内線254)

鹿追町|改修工事の1/3・最大50万円。制度名で探しても出てきません

鹿追町 住まいのゼロカーボン化推進補助制度の改修枠で、薪ストーブ・ペレットストーブが対象になります。対象経費の1/3以内・最大50万円(事業費20万円以上)。ただし要綱の中で「その他の区分」として認められているもので、制度名にも設備一覧の先頭にも薪・ペレットは出てきません。制度名で検索しても見つからない形です。修理は対象外、入換えは対象です。

申請のしかたに、ほかの町と違う点が2つあります。ひとつは、対象が住宅の「居住者」であること。公営住宅や民間賃貸の居住者も申請できる一方、建物の所有者は申請できません。もうひとつは、町内認定事業者が施工し、その事業者が申請者に代わって町に申請する仕組みであること。交付決定を受けてから着工し、補助金は商品券引換券で交付されます。まず施工店に「鹿追町のゼロカーボン補助を使いたい」と伝えるのが早道だと思います。受付は令和8年4月1日〜令和9年2月10日で、予算超過日をもって終了します。

問合せ先 企画課 企画係 0156-66-4032

鶴居村|1/2以内・上限15万円。屋外までの煙突が対象経費に入ります

一般家庭用木質系燃料ストーブ購入事業補助金。対象は「木質系燃料材を燃焼する家庭用室内型ストーブ」で、薪ストーブもペレットストーブも同じ制度で対象になります。対象経費の1/2以内・上限15万円。ストーブ本体に加えて、屋外までの煙突が対象経費に入るのは道内でも少数です。

注意点が3つあります。新規設置のみで、更新(買い替え)は対象外です。いま使っている機器の入れ替えには使えません。②買ってから申請する後払い型で、領収書の写しと設置完了後の写真を添えます。③村が「申請されたすべての案件に対する支給を確約するものではありません」と明記しており、毎年度1月31日を期限に年度予算を精査するとしています。購入前に必ず担当窓口へご相談ください。事業用は対象外で、村内に住所があり自ら居住する住宅に設置する方が対象です。

問合せ先 住民生活課 生活環境係 0154-64-2113

美幌町|ペレット 2/3以内・上限40万円。道東で最も大きい額です

美幌町木質ペレットストーブ購入補助金。購入経費の2/3以内・上限40万円で、道東では最高額です。対象経費は本体と給排気筒まで。運送費と設置工事費は対象外です。町の計算例は「本体+吸排気筒 61万円 → 補助40万円」となっています。個人だけでなく法人・団体も使え、購入先は美幌町内の販売店に限られます。先着順で随時受付、予算がなくなり次第締切です。

薪ストーブは対象外です。要綱の定義が「木質ペレットを燃料として使用する暖房器具」に限られています。なお町には美幌町住宅リフォーム促進補助金(20%・上限50万円)があり、その「環境負荷低減工事」に「その他環境負荷軽減に資する工事」という包括規定が置かれています。薪ストーブがここに入るかどうかは、町の判断になると思います。薪を検討されている方は、こちらの可否を窓口でご確認ください。

問合せ先 経済部 農林政策課 森林農地整備グループ 0152-77-6547

遠軽町|ペレット 本体全額+設置費の1/2・上限30万円。募集は2件

遠軽町ペレットストーブ購入費補助金本体にかかる経費の全額と、付帯資材・設置費の1/2を合算し、上限30万円という積み方です。本体が丸ごと出る制度は道内でも珍しい形です。町内に住所を有する事業者から購入すること、1世帯(1事業者)につき1台限りが条件です。

制約は3つあります。令和8年度の募集件数は2件(令和8年4月1日現在の決定件数0件)。②未使用品のみで、更新(買い替え)は対象外。薪兼用ストーブも対象外と明記されています。薪も焚けるペレットストーブは対象になりません。③必ず設置前に申請が必要で、すでに設置したものは対象外です。設置した翌月から24か月間、利用状況を町へ報告します。完成届の期限は当該年度の2月末日です。

問合せ先 総務部 企画課 企画担当 0158-42-4818

足寄町|ペレット 本体の3/4・上限30万円。補助率は北海道で最も高い

足寄町木質ペレット燃焼機器導入補助(ペレットストーブ導入補助金)。本体購入経費の3/4・1台につき上限30万円で、補助率は北海道で最も高い制度です。ただし対象は本体のみで、設置工事費も煙突も出ません。ペレットストーブの設置は工事費が本体と同じくらいかかることもあるので、上限30万円を総額の目安にしないほうが安全だと思います。薪ストーブは対象外です。

申請は購入前で、申請書に見積書の写し・町の納税証明書・住民票の写しを添えます。設置後に写真と領収書等で実績報告を行います。法定耐用年数を経過するまでは、譲渡・貸付・担保に供することができません(町長の承認があれば可)。要綱に受付期間の定めはなく、予算の範囲内です。申請前に農林課へご相談ください。担当が環境部門ではなく農林課なのは、制度の目的が「間伐材・林地残材の利活用」だからです。

問合せ先 農林課 ゼロカーボン推進室 ゼロカーボン推進担当 0156-28-3862

陸別町|ペレット 1/2以内・上限20万円。町のホームページに案内がありません

陸別町一般家庭等ペレットストーブ導入補助金交付要綱(平成18年4月19日訓令第4号)。ストーブ1台につき補助対象経費の1/2以内・上限20万円、対象は本体の購入費のみです。未使用品に限られ、薪ストーブは対象外。町内に住所があり、自ら居住する住宅等に設置する方が対象です。設置後2年間、利用状況を町長に報告する義務があります。

この制度は、町のホームページのどこにも案内がありません。当社が町サイト832ページを確認しても「ペレットストーブ」の語は1件も出てこず、存在を確認できたのは北海道町村会の例規集にある現行要綱だけでした。要綱に受付期間の定めはなく、令和8年度の募集状況も確認できていません。まず役場に「この要綱はいま動いていますか」とお尋ねください。

問合せ先 担当課を確認できず(町サイトに案内ページが無いため所管課を特定できませんでした) 0156-27-2141(町代表)

浦幌町|ペレット 本体価格の1/2・上限15万円。町内購入で商品券5万円

浦幌町 木質ペレットストーブ導入支援事業補助金本体価格の1/2・上限15万円(1,000円未満切捨て)で、町内業者から購入した場合は別途ハマナス商品券5万円分が上乗せされます。対象は未使用の木質ペレットストーブで、薪ストーブは対象外。個人だけでなく事業者も使え、住宅・事業所・店舗・農林漁業施設等に設置できます。受付は毎年2月10日まで。設置後2年間、運転状況の報告(ペレット消費量データの提供を求められることがあります)が条件です。

ページの更新日が2024年3月で、令和8年度の募集であることの明記がありません。申請期限が「毎年2月10日」と書かれているので継続している制度と読めますが、購入前に町へご確認ください。町の面積の約7割が森林で、要綱の目的も地域材の利活用です。

問合せ先 産業課 商工観光係 015-576-2181

北見市|ペレット 1/2・上限20万円。購入費だけでなく設置費まで対象

令和8年度北見市ゼロカーボン推進事業補助金木質ペレットストーブの購入及び設置に要する費用(税抜)の1/2・上限20万円です。帯広市・足寄町・陸別町の「本体のみ」と違い、設置費まで対象になるのがこの市の特徴です。未使用品で、新築・既存とも可(着工日または新築引渡日が令和8年4月1日以降で年度内完了)。市内に事業所を有する業者の施工が条件です。

薪ストーブは対象外です。交付要綱第2条(8)が対象を「木質ペレット…を燃料として使用する設計及び仕様であるストーブ及びボイラー」と定義しており、23ページの申請の手引き全文で「薪」は1度も出てきません。木質ペレットストーブに限り、市内に事業所・事務所を有する法人も対象になります(市が依頼するモニター・見学普及活動に協力できる法人に限る)。受付は令和9年2月26日まで(令和8年7月1日追記の追加募集分)で、追加募集時点の残り件数はペレットストーブ7件(当初10件)でした。

問合せ先 市民環境部 ゼロカーボン推進室 ゼロカーボン推進課 推進係 0157-25-1120

帯広市|ペレット 1/2・上限10万円。本体のみで、枠は年10件

帯広市新エネルギー導入促進補助金木質ペレットストーブは1/2・上限10万円です。ほかに太陽光(4kW以下)1/10・5万円、(4.01〜9.99kW)上限10万9千円、蓄電池 1/10・10万円、V2H 1/10・6万円、エコキュート・エコジョーズ 各1/10・3万円があります。

上限額よりも「本体だけ」という条件のほうが効きます。令和8年度申請ガイド(PDF)と交付要綱の別表注記4で、ストーブ本体の購入費のみが対象、設置工事費・煙突費は対象外と定められています(蓄電池・V2Hは本体+配線+設置工事費まで対象)。薪ストーブは対象外で、両PDFで「薪」の出現は0件でした。枠は木質ペレットストーブ10件。受付は令和8年4月1日〜令和9年1月29日、工事着手前に申請が必要な先着順ですが、締切より先に枠が埋まることがあります。市の「住まいの改修助成金」ではストーブの購入費・設置工事費が対象にならない費用として明記されており、そちらとの併用もできません。

問合せ先 都市環境部 環境課 環境保全係 0155-65-4135

網走市|ペレット 10%・上限10万円。買い替えがはっきり対象と書かれています

網走市住環境改善資金補助制度ペレットストーブは補助対象工事費の10%・上限10万円です。太陽光発電・太陽熱給湯・定置用蓄電池もそれぞれ別枠で10%・上限10万円、一般改修工事(断熱改修・省エネ給湯器等)が10%・上限10万円(子育て世帯20万円)と、4つの区分をそれぞれ申請できる組み方になっています。

この市は、住宅新築時の設置も機器の更新(買い替え)も対象と書いています(中古品は除く)。多くの自治体は「未使用品」としか書かず、既設の入替えが通るかどうかが読み取れません。薪ストーブは対象外で、「補助対象とならない工事の例」に「家電製品の設置(ストーブ、照明器具等)」とあり、ペレットだけが名指しで対象という形です。条件は市内業者との工事契約、税込10万円以上、市税滞納なし。受付は令和8年4月1日〜令和9年3月31日ですが、予算額に達した場合は期間内でも締切です。財源に北海道の事業を使っているため、支払まで3か月程度かかる場合があると市が案内しています。

問合せ先 建設港湾部 建築課 建築係 0152-67-5562

津別町|ペレット 2/3以内・上限25万円。購入前の事前相談が必須です

津別町木質ペレットストーブ導入支援事業税抜価格の2/3以内・上限25万円(1台あたり、千円未満切捨て)。個人だけでなく事業所や自治会などの活動拠点施設も対象です。町内に住所を有し、町内に設置することが条件で、町税の滞納がないことが要ります。

対象は本体のみで、設置費は含まれません。上限25万円は道内でも上位ですが、給排気筒まで対象になる美幌町と比べると、対象経費の線引きが1段厳しい形です。中古品は対象外で、薪ストーブの記載はありません。購入前に申請が必要で、必ず事前相談が要ります。設置後は町が行うモニター調査への協力が条件です。町は木質バイオマスの地域熱供給も進めており、この制度も森林資源を地域内で回す「地域内エコシステム」の一環という位置づけです。

問合せ先 産業振興課 再エネ推進係 0152-77-8387(直通)

相談できる枠がある19市町村

ここに並ぶ市町村には、薪ストーブ・ペレットストーブを名指しした制度はありません。あるのは工事の種類を限っていないリフォーム助成・結婚新生活支援・空き家改修の枠で、対象にも対象外にも木質機器の記載がないものです。対象になるかどうかは市町村ごとの判断になると思いますので、詳細は各窓口でご確認ください。判断材料の多い順に並べています。

浜中町|対象工事に「暖房…等の設備工事」が入っています

浜中町安心住まいる促進事業。助成対象工事の一覧に「給排水、衛生、換気、暖房、避難、防火、電気等の設備工事」があり、暖房設備の工事が名指しで入っています。対象とならないのは「床、壁、天井のいずれにも固定されない物品(後付照明器具、備置コンロ、ストーブ、家具、家電等)」の購入・設置費用で、線引きは固定の有無です。リフォームは10万円以上で費用の10%、200万円以上で一律20万円。煙突を貫通させて据える工事が「固定される」と読めるかどうかが分かれ目になりますので、建設課でご確認ください。

問合せ先 建設課 建築係 0153-62-2343

広尾町|Q&Aで「計画した工事であればボイラー工事も対象」と答えています

広尾町住宅新築・リフォーム等支援事業奨励金。町が公表しているQ&AのQ21が「ボイラー工事など…緊急的な工事には対応できない」と答えており、あらかじめ計画した工事であればボイラー工事も対象になることが読み取れます。リフォームは対象経費の10%・上限10万円。同じページで案内されている広尾町結婚新生活支援事業補助金も、リフォーム費用を「修繕、増築、改築、設備更新等」と定義しています。道東の要確認19市町村のなかでは、判断材料がいちばん多い町です。

問合せ先 建設水道課/企画課 01558-2-2111(町代表)

置戸町|対象工事に「暖房用ボイラー」。ただしストーブの記載はありません

置戸町住宅改修補助金交付事業。一般改修工事は20%以内・上限50万円(町外業者と契約する場合は4/5に減額)、省エネルギー改修工事も20%以内・上限50万円です。対象工事に「住宅に係わる設備機器で工事を伴う場合(例:給湯用ボイラー、暖房用ボイラー…)」とある一方、対象外は「灯油ストーブ、FF式ストーブ、扇風機などの電化製品」薪ストーブ・ペレットストーブはどちらにも書かれていません。案内PDFのQ&A20問にもストーブの項目はありませんでした。工事費の下限は一般改修30万円以上、省エネ改修20万円以上(いずれも税抜)。交付申請受理日より前の工事は認められません。問い合わせるときは「煙突工事を伴う薪ストーブの設置」と具体的に伝えると、判断してもらいやすくなると思います。

問合せ先 企画財政課 企画係 0157-52-3312

斜里町|対象例に「暖房及び冷房設備の新設更新」と書かれています

住まいのリフォーム事業補助金交付要綱(令和7年4月1日要綱第13号の3)。別表の「快適性を高める」工事の対象例に「床・壁・天井仕上げ材の更新塗装、暖房及び冷房設備の新設更新」とあります。薪・ペレットの記載はありませんが、除外規定にも入っていません。補助は工事費の10%以内・上限20万円、子育て世帯は15%以内・上限30万円、中古住宅を購入してリフォームする場合は15%以内・上限30万円、子育て世帯が中古住宅を購入した場合は20%以内・上限40万円です。町内建設業者が自ら行う工事で、工事費30万円以上(税抜)、建築後5年経過が条件です。

問合せ先 担当課を確認できず(要綱に所管課の記載がありません) 0152-23-3131(町代表)

池田町|「住宅に固着する設備の改善」が対象です

池田町住宅等リフォーム促進奨励金。対象が「住宅の改装工事(住宅本体の改装及び住宅に固着する設備の改善)」で、「外構工事及び住宅に固着しない設備等は除く」とされています。除外の基準が固着の有無なので、煙突の貫通や炉台の造作を伴う据付けは除外の外に読める余地があります(当社の読みで、町がそう言ったわけではありません)。総額70万円以上の工事に10%・上限50万円。池田町商工会の商品券で交付され、現金を選ぶ場合は8割になります。町内事業者の施工で、工事着工前の申請が必要です。町は林野庁の事業で池田町林地未利用材活用構想(令和3年3月)を策定していますが、構想であって住民向けの機器補助ではありません。

問合せ先 町民課 環境住宅係 015-572-3114(木質バイオマスは農林課 林務係 015-572-3118)

佐呂間町|「住宅改修を伴わない」暖房機の設置だけが対象外です

佐呂間町住宅建設促進事業実施要綱(平成21年3月11日規程第1号)。別表の「工事及び費用に含まないもの」に「住宅改修を伴わない設備機器(給湯器、暖房機、洗面台、システムキッチン、空調システム、後付の照明器具等)の設置工事及び当該費用」とあります。除外されているのは「改修を伴わない」場合だけで、改修を伴う場合の扱いは書かれていません。補助は改修費の1/10・上限100万円、新築・増築・改築は1m²あたり15,000円・上限200万円。町内建設業者(佐呂間町商工会の会員)が自ら行う工事で、改修費50万円以上(税抜)、5年以上の居住確約、工事着手前の申請が条件です。

問合せ先 担当課を確認できず(要綱に所管課の記載がありません) 01587-2-1211(町代表)

中標津町|空家等改修費の対象工事に「ボイラー設置工事」があります

中標津町空家等利活用促進事業補助金。空家等改修費の対象工事に「(7)ボイラー設置工事」「(9)その他住宅の機能や性能を維持又は向上するための工事(耐震改修は除く)」が並んでいます。1/2・上限20万円。空き家を買って住む方向けの制度で、いま住んでいる家のリフォームには使えません。町の「バイオマス」は家畜ふん尿の利活用で、木質とは別系統です。

問合せ先 建設管理課 都市計画係 0153-73-3111(町代表)

新得町|空き家活用促進奨励金に「付帯設備の改修工事」が入っています

新得町空き家活用促進制度。奨励金の対象が「空き家の維持及び機能向上を目的として行う当該空き家の構造部分及び付帯設備の改修工事(模様替え及び住宅に付随する電源設備等の工事を含む。)」で、設備の改修が入っています。100万円超の工事に町内業者20%・上限100万円(町内商品券で交付)。同じページで新得町結婚新生活支援事業も案内されています。町は水力発電所7か所と畜産系バイオマス火力発電所2か所を持ちますが、住民が機器を買うときの補助はありません。

問合せ先 企画課/建設水道課 0156-64-5111(町代表)

大樹町|新築・購入時の「再生可能エネルギー設備」加算が10万円あります

大樹でかなえるマイホーム支援補助金。町内在住者の新築・建売購入50万円、移住者は80万円が基本で、再生可能エネルギー設備を入れると10万円の加算があります。交付条例の定義は再生可能エネルギーを「風力、地中熱、中小水力、バイオマス等」としており、木質機器が読み込める余地があります。ただし町の案内ページは「ヒートポンプや熱交換機器等のアクティブシステム」と説明していて、薪ストーブ・ペレットストーブの記載はありません。対象は新築・建売購入・中古購入のみで、単独のリフォームは対象外です。薪ストーブを入れて家を建てる予定なら、設計段階で建設水道課にご確認ください。

問合せ先 建設水道課 建築係 01558-6-2118(直通)

雄武町|別表の末尾が「その他町長が認めた工事」で終わっています

雄武町快適住まいづくり促進補助金。規則の別表第1(耐久性・安全性)と別表第2(環境・性能)が、いずれも末尾に「その他町長が認めた工事」を置いています。改修工事費の1/3・戸あたり上限100万円で、ゼロカーボン化に係る改修は1/2・50万円が加算されます。町の住まいのゼロカーボン化推進事業補助金のほうは太陽光と蓄電池だけが対象です。「町長が認めた工事」に入るかどうかは町の判断になると思います。

問合せ先 建設水道課 0158-84-2121

弟子屈町|住宅建設促進事業に「リフォーム他」の枠があります

弟子屈町住宅建設促進事業に、「リフォーム他」で上限20万円・10%の枠があります。工種を限定する記載は、公表資料の範囲では見あたりませんでした。ただし町のホームページに、この制度の案内ページを確認できていません。金額と枠の存在は確認できましたが、対象工事の一覧は当社では取れていません。町は「てしかがゼロカーボンシティ宣言」を表明していますが、住民向けの設備補助は伴っていません。建設課でご確認ください。

問合せ先 建設課 015-482-2911(町代表)

豊頃町|中古住宅を取得後、入居前に行う改修工事の枠です

豊頃町定住促進等住宅取得補助金。要綱第2条第5号がリフォームを「中古住宅を取得後、入居前に行う改修工事」と定義するだけで、工種を限定していません。中古住宅を買って住む方向けの枠なので、いま住んでいる家の改修には使えません。町の移住体験住宅は薪・ペレットの暖房を備えていて(貸付料に「灯油代、薪代及びペレット代」は含まないと要綱が定めています)、使う人はいるのに購入への補助は無いという形です。

問合せ先 企画課 015-574-2211(町代表)

羅臼町|移住者向けの中古住宅取得・リフォーム補助で最大150万円

羅臼町移住者の中古住宅取得・リフォーム補助金。中古住宅の取得とリフォームに最大150万円です。3年以上町外に住んだあとに転入した移住者に限られます。対象工事の内訳が公表されていないため、木質燃焼機器が入るかは町にご確認ください。町の省エネ設備等普及促進事業補助金のほうは、対象がLED照明・エコキュート・冷蔵庫等で、木質は入っていません。

問合せ先 企画財政課 移住担当 0153-87-2114

湧別町|結婚新生活支援。除外は外構と家電だけです

湧別町結婚新生活支援事業。要綱がリフォーム費用を「修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用」とし、除外は倉庫・車庫、外構、エアコン・洗濯機等の家電の購入設置費だけです。薪ストーブは家電ではありませんが、対象になるかは町の判断になると思います。隣の遠軽町・滝上町には木質の補助がありますが、湧別町にはありません。オホーツク管内は町ごとの差が大きいので、隣町の制度をご自分の町に当てはめないでください。

問合せ先 住民税務課 住民生活グループ(上湧別庁舎) 01586-2-5863

訓子府町|結婚新生活支援。除外は家電購入とエアコン設置のみです

訓子府町結婚新生活支援事業。住居費用が「住宅の購入やリフォーム、賃貸契約により生じた費用(家電購入・エアコン設置は対象外です)」と案内されています。除外が家電に限られており、薪ストーブは家電ではありません。町は森林環境譲与税の使いみちを5年計画で公表していますが、中身は森林整備・人材育成・公共施設の木造化・普及啓発の4本で、住民向けの機器補助は入っていません。

問合せ先 住宅施設課 0157-47-2111(町代表)/農林商工課 林務係 0157-47-2116

小清水町|結婚新生活支援。住居費に「設備更新等」が入っています

小清水町結婚新生活支援事業補助金交付要綱。要綱第2条第2号が住居費を「住宅の取得費、賃料…修繕、増築、改築、設備更新等」と定義していて、除外条項がありません。町の住まいのゼロカーボン化推進事業補助金のほうは、太陽光発電設備と蓄電池だけが対象です。なお「薪ストーブ」で町のページが出てきますが、中身はごみ分別辞典とキャンプ場の案内で、補助制度ではありません。

問合せ先 保健福祉課 子育て支援係 0152-62-4473

清水町|2つの制度で結論が分かれます

清水町結婚新生活支援事業補助金は、補助対象経費に「住宅リフォームに係る費用」を挙げ、工種を限定していません。一方、しみずマイホーム奨励金のほうは、要綱の別表3で「設備(備品)の購入費(ストーブ、ボイラー、カーテン等)」を対象外事業に挙げています。同じ町で、使う制度によって結論が変わる形です。どちらに当てはまるかを窓口でご確認ください。

問合せ先 子育て支援課/商工観光課 0156-62-1156

白糠町|結婚新生活支援にリフォーム費が入っています

白糠町結婚新生活支援事業。町が「新居の住居費、リフォーム費、引越し費」を補助対象と案内しており、リフォームの工種を限定していません。なお町の太陽のまち定住奨励助成金には「地域材の利用100万円」という枠がありますが、これは木材を建材に使うことへの助成で、薪ストーブの補助ではありません。紛らわしいのでご注意ください。町は小中学校にペレットボイラーを導入し、議会が足寄町へ視察にも行っていますが、住民が機器を買うときの補助はまだありません。

問合せ先 保健福祉課 01547-2-2171(町代表)/経済課 商工係 01547-2-2171(内線243)

根室市|結婚新生活支援に「所有する住宅のリフォーム費用」があります

根室市結婚新生活支援事業。市が「所有する住宅のリフォーム費用」を補助対象に挙げています。上限30万円(夫婦とも29歳以下は60万円)。これ以外に、根室市独自の環境・エネルギー設備の補助はありません。薪・ペレット・太陽光・蓄電池・V2H・省エネ改修のいずれについても、市の補助制度は確認できませんでした。市が案内しているのは省エネ改修工事を行った住宅の固定資産税の減額制度などで、補助金ではありません。

問合せ先 こども子育て課 0153-23-6111(市代表)/市民福祉部 生活環境課 同(直通は確認できず)

準備を始めるなら、いまからで間に合います

補助金は春に受付が始まる市町村が多く、実際に入れた方の多くは1〜2年前から動いています。冬のうちにショールームで実物を見て、業者と機種を決めておくと、春の受付にそのまま進めます。

補助金を使って薪ストーブを入れるまでの流れ →

薪ストーブが対象から外れている17市町村

制度が無いのではなく、制度はあるのに機器だけが外されているという市町村が、道東には17あります。外れ方は3通りでした。①対象外の欄に「ストーブ」が名指しで書かれている(興部町・西興部村・大空町・中札内村・本別町・標茶町・標津町)、②対象工事が限定列挙で、暖房機器の項目が無い(清里町・上士幌町)、③ゼロカーボン系の設備補助はあるが、対象機器の一覧に木質が無い(紋別市ほか8市町村)です。どの制度のどこにそう書かれているかを並べます。

市町村制度の名前どこに、どう書かれているか
紋別市紋別市住環境ゼロカーボン化推進事業補助制度対象は太陽光・蓄電池・高効率給湯器・断熱改修など。木質機器の行がありません
清里町清里町住宅改修等事業実施要綱補助対象工事が別表の4種類(屋根外壁の塗装・張替/ユニットバス化/バリアフリー/断熱改修)に限定され、暖房機器の設置はどれにも入りません。「脱炭素社会対応」という枠はありますが、中身は断熱改修だけです
興部町興部町定住促進住宅建設支援条例「床、壁、天井のいずれにも固定されない物品(…ストーブ、家具、家電製品等)」を対象外と明記
西興部村西興部村快適住宅リフォーム事業補助金交付要綱同じ「固定されない物品(…ストーブ…)」の定型文で対象外
大空町大空町住宅リフォーム事業補助金「床、壁、天井のいずれにも固定されない物品(…ストーブ、家具、家電製品等)」を対象外と明記
音更町町民みんなで推進するゼロカーボン事業補助金対象機器等一覧表に木質機器の記載がありません
士幌町士幌町既設太陽光発電設備用蓄電池導入補助金対象が既設の太陽光発電に付ける蓄電池だけです
上士幌町上士幌型脱炭素住宅建設助成事業住宅系の支援が「認定基準に適合した住宅を建てる」形で、設備を1台ずつ選ぶ人には届きにくい構えです
芽室町芽室町 ゼロカーボン補助金(町民向け)手引き・要綱に「薪」「ペレット」「木質」の記載がありません
中札内村中札内村住宅リフォーム支援事業助成金交付要綱ストーブ・エアコン等の冷暖房機器の購入及び設置」を対象外と明記
更別村更別村ゼロカーボン推進補助金対象機器に木質の記載がありません
幕別町幕別町ゼロカーボン推進総合補助金手引き・要綱に木質機器の記載がありません
本別町本別町住宅改修等助成交付事業ストーブ・エアコンの購入及び設置」を対象外と明記
釧路町令和8年度釧路町デコ活推進補助金3つの区分のいずれにも木質の記載がありません
厚岸町厚岸町 住宅エコリフォーム支援助成事業対象工事に木質機器の記載がありません
標茶町標茶町マイホーム応援事業実施規則「床、壁、天井のいずれにも固定されない物品(…ストーブ…)」の定型文に、「FF式ストーブを含む」まで書き足されています
標津町標津町定住住宅取得支援要領「電化製品の購入費用(エアコン、ストーブ等)」を対象外と明記

※並びは全国地方公共団体コード順です。制度の名前は各市町村の公式ページ・要綱の表記に合わせています。引用は要綱・案内の原文のままなので、「薪ストーブ」ではなく「ストーブ」と書かれている箇所があります。

芽室町と鹿追町は同じ北海道の事業を使っていますが、鹿追町は薪・ペレットを認め、芽室町は認めていません。道の事業名が同じでも、市町村ごとに対象が違います。

このうち厚岸町は、令和8年度から省エネ改修の補助率を一律20%に引き上げています(令和7年度までは10%または15%、上限100万円)。過去にこの助成を受けた人も、引き上げられた上限額に達するまで交付を受けられる設計です。木質機器は対象外ですが、断熱改修とあわせて検討される方は確認する価値があると思います。

制度そのものが見あたらなかった2市町

釧路市。令和8年度に、環境・エネルギー設備を対象とする市独自の補助金はありません。釧路市ecoライフ促進支援補助金制度は令和7年度をもって終了し、最終年度の対象も蓄電池・エネファーム・コレモの3種でした。いま動いている釧路市住宅エコリフォーム補助制度は、名前に反して中身がバリアフリー専用です(交付要綱第2条(7)で「エコリフォーム工事=バリアフリー改修工事をいう」と定義)。断熱・窓・省エネ設備も対象外で、10%・上限50万円(高齢者同居加算+5%で最大75万円)、令和8年4月1日〜10月30日の先着順です。

問合せ先 市民環境部 環境保全課 環境管理係 0154-31-4535 / 住宅都市部 建築指導課 指導防災係 0154-31-4569

別海町。例規1,020件と町サイト1,073ページを確認しましたが、薪ストーブ・ペレットストーブを対象とする補助制度はありません。工種を限らない住宅リフォーム助成もなく、エコ型住宅建設促進補助金は対象が断熱工事+高効率給湯器・高断熱浴槽・節水型トイレ・高効率照明の限定列挙です。町の「バイオマス」は家畜ふん尿のバイオガスで、木質とは別の話です。中標津町も同じで、根室地方で「バイオマス」の語を見かけたら、まず酪農のふん尿を思い浮かべてください。

問合せ先 役場代表 0153-75-2111

受付の時期と、申請の順番

確認できたものだけを載せます。

市町村受付
帯広市(新エネルギー導入促進)令和8年4月1日〜令和9年1月29日の先着順。木質ペレットストーブの枠は10件
北見市(ゼロカーボン推進事業)令和9年2月26日まで(追加募集分)。追加募集時点の残りはペレットストーブ7件
網走市(住環境改善資金)令和8年4月1日〜令和9年3月31日。予算額に達した場合は期間内でも締切
紋別市(住環境ゼロカーボン化)令和8年6月1日〜6月30日必着。予算額を超えたら7月中旬に抽選
美幌町(木質ペレットストーブ購入)先着順で随時。予算がなくなり次第締切
津別町(木質ペレットストーブ導入支援)購入前に申請。事前相談が必須
遠軽町(ペレットストーブ購入費)令和8年度の募集件数は2件。完成届の期限は当該年度2月末日
滝上町(省エネ再エネ設備導入促進)交付決定後に着手。実績報告は完了から30日以内または2月末日の早い方
鹿追町(住まいのゼロカーボン化推進)令和8年4月1日〜令和9年2月10日。予算超過日をもって終了
音更町(ゼロカーボン事業)令和8年4月1日〜令和9年2月26日
士幌町(蓄電池導入)令和8年4月13日〜令和9年2月10日
芽室町(ゼロカーボン補助金)令和8年4月1日〜令和9年2月10日。省エネ冷蔵庫の枠は2026年7月31日時点で受付終了
更別村(ゼロカーボン推進)令和8年4月1日〜令和9年1月31日
幕別町(ゼロカーボン推進総合)令和8年4月6日〜令和9年2月10日
足寄町・陸別町(ペレット)要綱に期間の定めなし(予算の範囲内)。申請前に相談が必要
浦幌町(木質ペレットストーブ導入支援)毎年2月10日まで
釧路町(デコ活推進)太陽光・蓄電池は令和8年9月30日まで。性能向上リフォームは5月22日で受付終了。先着順ではなく抽選
厚岸町(住宅エコリフォーム支援)令和8年4月1日から(予算額に達した時点で終了)
鶴居村(木質系燃料ストーブ購入)購入・設置後に申請する後払い型。毎年度1月31日を期限に年度予算を精査
釧路市(住宅エコリフォーム)令和8年4月1日〜10月30日の先着順(バリアフリー専用

道東の木質機器の補助は、ほとんどが「購入前・着工前の申請」です。帯広市・北見市・津別町・遠軽町・滝上町・足寄町・陸別町・浦幌町・鹿追町は、いずれも契約や購入の前に申請を出します。順番を間違えると、同じ工事でも受け取れません。例外は鶴居村で、こちらは買ってから申請する後払い型です。制度ごとに順番が違うので、業者さんと話がまとまった段階で、契約の前に窓口へご確認ください。

補助金の申請は、設置される方ご本人が自治体に出します。準備は業者さんにサポートしてもらいながら進めてください。

窓口では、こう聞いてみてください

道東では、まず「薪かペレットか」で行き先が変わります。ペレットストーブなら制度名で探せますが、薪ストーブの場合、制度の側に「薪」という言葉が出てこない市町村がほとんどです。制度名ではなく工事の中身で聞くほうが、話が早いと思います。

「住宅リフォームの補助の対象工事に、薪ストーブの設置工事を含められる可能性はありますか。煙突を屋根まで貫通させて、炉台も造る工事です。」

道東のリフォーム助成は「床・壁・天井に固定されない物品は対象外」という線引きが多いので、据付けの形を先に伝えると判断してもらいやすくなります。電話をかける先は、木質専用の補助がある町では農林・産業の担当課、リフォーム助成なら建設・住宅・企画の担当課です。各市町村の担当課と電話番号は、上の一覧と詳細に載せています。

工務店さんが補助金を知らないことは珍しくありません。制度を探すのは施主側の仕事と考えて、窓口で確認した内容を業者さんに渡すと、そのあとの見積りが早く進みます。

北海道のほかのエリア

北海道は179市町村あるため、4つのエリアに分けています。お住まいの市町村が道東(オホーツク・十勝・釧路・根室地方)でない場合は、こちらをご覧ください。

薪ストーブを名指しで対象にした制度がいちばん多いのは、道北の上川地方です。旭川市・富良野市・鷹栖町・当麻町・東川町・美瑛町・中富良野町・南富良野町・占冠村・下川町・中川町の11市町村にあります。道東の3町村(滝上町・鹿追町・鶴居村)とは数がかなり違います。

この記事の調べ方

  • 道東50市町村と北海道の公式サイト・交付要綱・例規集だけを確認しました。まとめサイトは出典にしていません。確認日は2026年8月27日です(調査は2026年8月22日〜26日)。
  • 一覧表の「要確認」は、制度の対象にも対象外にも薪・ペレットの記載がなく、当社が要綱や対象工事の書き方を読んで「相談する価値がある」と判断したものです。市町村がそう説明しているわけではありません。
  • 「対象外」は、要綱・要領・案内文に「ストーブ」等が名指しで対象外と書かれているか、対象工事・対象機器の限定列挙に木質機器が入っていないものです。制度そのものが無いという意味ではありません。
  • 「なし」は、当社が公式サイトと例規集を確認した範囲で見つからなかった、という意味です。確認できなかったものは「要確認」と書き分けています。自治体への電話での聞き取りは行っていません。
  • 陸別町のペレットストーブ補助は、町のホームページに案内がありません。北海道町村会の例規データベースにある現行要綱でのみ確認しました。令和8年度に募集しているかどうかは確認できていません。
  • 弟子屈町の住宅建設促進事業は、町のホームページに制度の案内ページを確認できませんでした。金額と枠の存在は確認できましたが、対象工事の一覧は取れていません。
  • 浦幌町のページは更新日が2024年3月で、令和8年度の募集であることの明記がありません。申請期限が「毎年2月10日」と書かれているため、継続している制度と判断しました。
  • 問合せ先は、公式サイトや要綱で担当課を確認できたものだけを書いています。確認できなかった市町村は「担当課を確認できず」と書き、代表番号を載せました。斜里町・清里町・佐呂間町・西興部村・陸別町がこれにあたります。
  • 木質の補助を探すとき、「薪・木質・バイオマス・ストーブ・ペレット」の5語で例規集を引くだけでは、リフォーム助成や結婚新生活支援の枠が1件も出てきません。制度名にこれらの語が入らないためです。「リフォーム・住宅改修・空き家・定住・移住・結婚新生活」でも引き直して見つけたものを、このページに載せています。
  • 制度の内容は毎年変わります。金額や条件は、必ず市町村の最新の案内でご確認ください。

本ページの内容は、当社が公式サイトと交付要綱を確認してまとめたものです(当社調べ)。万一、内容の誤りにお気づきの場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ訂正します。

薪ストーブ・ペレットストーブの設置には、市町村によって消防への届け出が必要になる場合があります。設置工事は、必ず専門の業者にご相談ください。

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