神奈川県の薪ストーブ・ペレットストーブ補助金|秦野市・清川村ほか33市町村を全部調べました(令和8年度)

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神奈川県33市町村すべての公式サイトと交付要綱を確認しました(2026年8月26日時点)。薪ストーブ・ペレットストーブを名指しで補助しているのは2つです——秦野市(1/3・上限10万円)と清川村(定額5万円・煙突込み)。

名指しの補助が無い市町村にも、住宅リフォーム助成や同居・空き家改修、結婚新生活支援の枠が15市町村にあります。使えるかどうかは市町村ごとの判断になると思います。詳細は各市町村の窓口でご確認ください。

神奈川県には、少し変わった事情があります。丹沢・箱根という山を抱える県ですが、山を持つ自治体(山北町・清川村・愛川町・相模原市緑区・秦野市・松田町・箱根町)のうち補助を出しているのは清川村と秦野市の2つだけです。山があること=補助があること、ではありません。むしろ県内のほとんどの市町村が「太陽光・蓄電池・V2H・ZEH」というよく似たメニューを並べていて、木質が入る余地が構造的に少ない県でした。

神奈川県で知っておきたいこと3つ

1. 秦野市の制度は、市のサイトに1ページも載っていません。上限10万円と県内で最も手厚いのですが、市のサイトマップにある1,835ページを全部開いて本文を検索しても、「薪」「ペレット」「木質」「バイオマス」を含むページは0件でした。要綱は令和8年7月1日現在の現行例規集に生きているので制度としては存続していると読めますが、申請の前に環境共生課へ、今年度の実施と予算の有無を必ず確かめてください。

2. 県の制度にも、森林の税にも、木質は入っていません。県の住宅向け補助は太陽光・蓄電池・ZEH・既存住宅省エネ改修で、木質の語がありません。水源環境保全税森林環境譲与税も、使い道は間伐・担い手研修・公共施設の内装木質化などで、家庭の燃焼機器に配っている市町村は1つもありません。丹沢の水源林は「整備する」対象であって、「燃料として使う」枠組みにはなっていません。

3. 小田原市は「終わった制度」と「生きている枠」が同居しています。薪ストーブを名指しで対象にしていた家庭用熱利用システム補助金(1件3万円)は終了し、案内ページも404です。ただし産業部門の住宅リフォーム支援事業は生きていて、対象外の書き方が「エアコン、照明器具等電化製品、ガス・石油暖房器具等の購入・設置」と燃料を限っています。薪ストーブは文言の外に読めます。設備補助が終わったことと、改修の枠が無いことは別の問いです。

「今年度は、もう終わっていた」という方へ

薪ストーブを考え始めるのは、たいてい寒くなってからだと思います。ところが補助金は春に受付が始まって、年内に終わります。この行き違いは、毎年ふつうに起きています。

来年度に間に合わせるなら、いまから動けることがあります。

補助金を使って薪ストーブを入れるまでの流れ →

市町村別の一覧(33市町村)

「あり」と「要確認」の市町村名はリンクになっています。押すと、その市町村の詳しい内容に飛びます。「要確認」の意味は、いちばん下の「この記事の調べ方」に書いています。

市町村薪ストーブ・ペレットストーブ問合せ先制度の名前
横浜市なし温暖化対策統括本部(横浜市代表 045-671-2121)
川崎市なし環境局 脱炭素戦略推進室 044-200-2178
相模原市要確認(親世帯の住宅を同居のため改修。1/5・上限40万円、加算で最大80万円)都市建設局 まちづくり計画部 住宅課 042-769-9817子育て世帯等中古住宅購入・改修費補助事業
横須賀市要確認(2世帯同居のリフォーム。1/2・上限30万円ほか)都市部 まちなみ景観課 046-822-80772世帯住宅リフォーム補助金
平塚市なし環境部 環境政策課 0463-21-9762
鎌倉市なし環境部 環境政策課(鎌倉市代表 0467-23-3000)
藤沢市なし環境部 環境総務課(藤沢市代表 0466-25-1111)
小田原市要確認(住民なら誰でも。ただし現金ではなく3万円相当のカタログギフト・抽選65名)薪を名指ししていた設備補助は終了経済部 産業政策課 産業政策係 0465-33-1555令和8年度 地域経済循環型住宅リフォーム支援事業
茅ヶ崎市なし環境部 環境政策課(茅ヶ崎市代表 0467-82-1111)
逗子市なし環境都市部 環境都市課 046-872-8123
三浦市要確認(住民なら誰でも。税抜20万円以上の工事に一律8万円)総務部 財産管理課 046-882-1111(内線251)三浦市住宅リフォーム助成事業
秦野市あり。1/3・上限10万円環境産業部 環境共生課 脱炭素推進担当 0463-82-9618秦野市住宅用木質バイオマスストーブ設置費補助金交付要綱
厚木市要確認(市外から転入して親世帯と同居する場合の改修。1/10・上限20万円ほか)都市みらい部 住宅課(厚木市代表 046-223-1511)厚木市親元近居・同居住宅取得等支援事業補助金
大和市なし環境施設農政部 環境総務課(大和市代表 046-263-1111)
伊勢原市なし経済環境部 環境課(伊勢原市代表 0463-94-4711)
海老名市なしまちづくり部 住宅まちづくり課 046-235-9606
座間市要確認(住民なら誰でも。工事内容によらず一律5万円・抽選)都市整備課 046-252-7396令和8年度 座間市住宅リフォーム補助制度
南足柄市要確認(婚姻を機に市外から移住した夫婦。上限70万円/30万円)企画課 企画政策・定住促進班 0465-73-8001南足柄市結婚新生活移住支援補助金
綾瀬市なし市民環境部 環境保全課(綾瀬市代表 0467-70-5640)
葉山町要確認(住民なら誰でも。一律5万円。要綱に除外の一覧がありません)都市経済部 産業振興課 046-876-1111(内線373・375)葉山町住宅リフォーム資金補助制度
寒川町要確認(住民なら誰でも。5%・上限3万ポイント。地域通貨で交付)環境経済部 産業振興課 商工労政担当 0467-37-5184令和8年度 寒川町住宅リフォーム等建築工事推進助成事業
大磯町なし町民環境部 環境課(大磯町代表 0463-61-4100)
二宮町なし町民部 生活環境課 環境政策班 0463-71-5879
中井町要確認(新婚世帯は上限60万円/30万円。空き家取得は1/2・上限40万円ほか)地域防災課 地域情報班 0465-81-1112/企画課 政策班 0465-81-1112中井町結婚新生活支援事業補助金空き家活用推進事業補助金
大井町要確認(三世代同居のための改修。定額20万円)政策経営課(大井町 0465-85-5003)大井町三世代同居等移住定住促進補助事業(三世代同居住宅改修補助金)
松田町要確認(空き家に住むための改修。1/2・上限20万円/商工振興会の会員施工は30万円)定住少子化担当室 定住少子化対策係 0465-84-5541松田町空き家改修事業費補助制度
山北町要確認(新婚世帯。上限60万円/30万円。県内でいちばん除外の少ない書き方)定住対策課(山北町代表 0465-75-1122)山北町結婚新生活支援補助金
開成町なし環境安全課(開成町代表 0465-83-2331)
箱根町なし環境課(箱根町代表 0460-85-7111)
真鶴町なしまちづくり課(真鶴町代表 0465-68-1131)
湯河原町要確認(住民なら誰でも。10%・上限10万円。転入予定者は20%・上限20万円)地域政策課 企画係 0465-63-2111(内線231)湯河原町住宅リフォーム等補助事業
愛川町要確認(三世代同居のための改修。1/2・上限40万円)政策秘書課 企画政策班 046-285-6924愛川町三世代同居定住支援住宅改修補助金
清川村あり。定額5万円(煙突込み)環境上下水道課 環境係 046-288-3862地球温暖化防止対策事業補助金

※並びは全国地方公共団体コード順です。問合せ先は、その制度を持っている課を載せています。

薪ストーブが対象の2市村

秦野市|1/3・上限10万円。県内で最も手厚い

秦野市住宅用木質バイオマスストーブ設置費補助金交付要綱(例規集)。薪・ペレットの両方が対象で(要綱は「木質バイオマスストーブ=木質ペレット又は薪を燃料とするストーブ」と定義)、本体の購入費と設置費が対象経費です。機器の条件は未使用品/燃料の定量的な供給ができる構造/耐用年数6年以上。市内で自ら居住する住宅に設置し、市税等を完納していることが条件で、1世帯につき1回までです。

要綱には「秦野市火災予防条例に定める基準に準じて設置されるもの」という条件があります。設置は施工業者と消防にご確認ください。

受付期間と今年度の予算は、市の案内が見当たらず確認できていません。上に書いたとおり、まず環境共生課へお問い合わせください。

問合せ先 環境産業部 環境共生課 脱炭素推進担当 0463-82-9618

清川村|定額5万円。煙突が対象経費に入ります

地球温暖化防止対策事業補助金の木質バイオマスストーブ枠。本体・煙突・部材の購入と取り付け費が対象です。要綱の対象機器は「木質ペレットを燃料とする定置用のペレットストーブ、または農林業の生産過程で産出される間伐材等の端材を燃料とする定置用の薪ストーブ」で、携帯型・屋外用は対象外と読めます。未使用品に限られ、同じ設備で過去に交付を受けた方は対象外です。

個人だけでなく事業者も使えます(県内では清川村だけ)。交付申請の前に村長への事前協議が必要で、設置した日の属する年度中に申請します。

組み合わせると上限が上がります。この制度は太陽光・太陽熱・HEMS・蓄電池・燃料電池・V2H・EVも対象で、2種類以上を組み合わせたときは合算で上限10万円になります。定額5万円は煙突込みの工事費には足りないことが多いので、ほかの設備と一緒に考える使い方があります。

村の案内は「木質バイオマスストーブの設置および使用に当たっては、発生する煙が近隣住民の皆さんの迷惑とならないよう十分に留意してください」と添えています。煙突の位置と高さを含めて、専門の業者にご相談ください。

なお村には住宅リフォーム助成制度(最大20万円)もありますが、この2つを足して使うことはできません。どちらで申請するかを決めてから動いてください。

問合せ先 環境上下水道課 環境係 046-288-3862

相談できる枠がある15市町村

ここに並ぶのは、薪ストーブ・ペレットストーブを名指ししていない工事の枠です。対象になると書かれてはいませんが、対象外にも書かれていません。入るかどうかは市町村ごとの判断になると思いますので、詳細は各市町村の窓口でご確認ください。

15市町村の枠は、大きく3つの型に分かれます。どの型かで「誰が使えるか」が変わります。

市町村誰が使えるか
汎用の住宅リフォーム助成小田原市・三浦市・座間市・葉山町・寒川町・湯河原町住民なら誰でも
同居・三世代・空き家の改修相模原市・横須賀市・厚木市・中井町・大井町・松田町・愛川町同居・転入・空き家取得などの条件つき
結婚新生活支援のリフォーム費横須賀市・三浦市・南足柄市・中井町・山北町新婚世帯のみ

この3つの型は、環境の課には置かれていません。住宅部局・産業振興部局・企画部局・こども部局に分かれています。環境課の「脱炭素の補助一覧」だけを見ると、まるごと見落とします。

以下は全国地方公共団体コード順です。

相模原市|1/5・上限40万円。加算を足すと最大80万円

子育て世帯等中古住宅購入・改修費補助事業(令和8年度)。子世帯が市内の親世帯と同居するために、親世帯が所有する住宅を改修する場合の枠で、改修費の補助は対象工事費の1/5・上限40万円。転入20万円・区域内転居15万円・市内勤務15万円・津久井産材の利用5万円の加算があり、合わせて最大80万円になります。39歳以下の夫婦、18歳以下の子と同世帯の親などが対象で、工事費50万円(税抜)以上・市内施工業者という条件が付きます。

注目したいのは、対象工事の書き方です。市の補助金申請の手引きは「例)壁紙の張り替えに係る工事、トイレ・浴室・キッチン等の給配水に係る工事、電気、ガス等の設備に係る工事 等」と例示するだけで、工種の限定列挙も、除外の一覧もありません。薪ストーブ・ペレットストーブについての記載も、除外の記載もありませんでした。

市の環境部門の補助(住宅用スマートエネルギー設備等導入奨励金)は太陽光・蓄電池が対象で木質が入っておらず、森林政策課の補助3本も燃焼機器を対象にしていません。相談する先は環境ではなく住宅課になります。

問合せ先 都市建設局 まちづくり計画部 住宅課 042-769-9817

横須賀市|2世帯同居のリフォームに1/2・上限30万円。結婚新生活支援もあります

2世帯住宅リフォーム補助金は、市内に一戸建てを持つ親世帯、または市外から転入する子ども家族が使える枠で、リフォーム費用の1/2・上限30万円(先着10件)。市内に本店のある事業者が施工することが条件です。対象工事の例に「住宅内の機械設備工事(給排水、給湯、換気、電気、ガス設備工事)」があり、対象外の例は「エアコン、照明器具等電気電化製品、ガス、石油暖房器具、家具等の設置工事」でした。除外が燃料を限った書き方なので、薪ストーブは文言の外に読めます。ペレットストーブは「電気電化製品」に読まれる余地があり、薪より判断が分かれると思います。

もう1本、【令和8年度】結婚新生活支援事業(29歳以下60万円/39歳以下30万円/49歳以下20万円)にもリフォーム費が入っています。除外は外構工事と家電購入で、薪ストーブは家電ではありません。問合せ先が制度ごとに違いますので、下の番号をお使いください。

市の脱炭素の補助(重点対策加速化事業費補助金)は太陽光・蓄電池が中心で、47ページの交付要綱を全文検索しても「薪」「ペレット」「木質」「バイオマス」は0件でした。

問合せ先 都市部 まちなみ景観課 046-822-8077(2世帯住宅リフォーム)/経営企画部 企画調整課 046-822-8131(結婚新生活支援)

小田原市|工事の枠は生きています。ただし現金ではありません

令和8年度 地域経済循環型住宅リフォーム支援事業。市内在住で住民登録があり、その住宅に居住している方が、工事費20万円(税抜)以上のリフォームを市内施工業者に発注する場合の枠です。対象側に「給湯設備工事」「電気設備工事」「ガス設備工事」「換気設備工事(エアコン等は除く)」があり、対象外側は「エアコン、照明器具等電化製品、ガス・石油暖房器具等の購入・設置」でした。除外が燃料を限った書き方なので、薪ストーブは文言の外に読めます。

ただし「使える」ことと「機器代の足しになる」ことは別です。この枠でもらえるのは現金ではなく、3万円相当の商品カタログギフト(地場産品・食事券)で、しかも抽選65名。薪ストーブ本体や煙突の費用をまかなうものではありません。リフォーム工事を予定していて、そのついでに応募する枠と考えてください。受付は令和8年6月15日〜10月30日で、着工前の申請が必要です。

窓口が2つに分かれている市でもあります。終了した設備補助の復活予定は環境部 ゼロカーボン推進課、いま使える工事の枠は経済部 産業政策課です。片方だけに聞くと「ありません」で終わります。

問合せ先 経済部 産業政策課 産業政策係 0465-33-1555(リフォーム支援)/環境部 ゼロカーボン推進課(小田原市代表 0465-33-1300)(設備補助)

三浦市|税抜20万円以上の工事に一律8万円。住民なら誰でも

三浦市住宅リフォーム助成事業(令和8年度)。市内在住で住民登録があり、市内に所有して自ら居住している住宅が対象で、税抜20万円以上の対象工事に一律8万円。年120件を第1〜3期に分けて受け付け、申込が多いときは公開抽選です。市内施工業者に発注することが条件になります。

対象一覧(例)14項目に「13 住居内の電気、給排水換気設備工事」があり、対象外一覧(例)13項目のうち暖房に触れるのは「10 エアコン、ガス・石油暖房器具等の家電設備」だけでした。除外が燃料を限った書き方なので、薪ストーブは文言の外に読めます。ただし対象・対象外とも「(例)」と明記された一覧なので、申請前に財産管理課へご確認ください。

市には結婚・妊娠・共育ての相談機会の提供支援プログラム(旧結婚新生活支援事業)もあり、「市内の住宅を取得又は賃借した際に、リフォームに要した費用で、建築業者へ支払った費用」が対象です。こちらの除外は「エアコン、洗濯機等の家電購入又は設置に係る費用」で、薪ストーブは家電ではありません。

問合せ先 総務部 財産管理課 046-882-1111(内線251)(住宅リフォーム助成)/政策部 政策課(三浦市代表 046-882-1111)(結婚新生活支援)

厚木市|同居のための改修に1/10・上限20万円。「設備改修」が対象に書かれています

厚木市親元近居・同居住宅取得等支援事業補助金住宅改修補助金。親世帯が1年以上厚木市に居住していて、市外から転入して同居を始める子世帯が使える枠です。補助対象経費の1/10(上限20万円)に、中学生以下の子/子世帯世帯主が40歳未満/定住促進地域/市内在勤の加算が各10万円。改修費用の合計50万円以上、10年以上の同居予定という条件が付きます。

対象経費は「間取りの変更、バリアフリー改修、設備改修及び浄化槽の入れ替え等、世帯員の増加に伴い必要となる工事費用」で、除外は「単なる模様替え、経年劣化に伴う修繕」だけです。「設備改修」が対象に明記されているので、薪ストーブ・ペレットストーブが外れる文言はありません。ただし「世帯員の増加に伴い必要となる工事」という縛りがあり、暖房機器の設置がここに入るかどうかは市の判断になると思います。住宅課へ先にご確認ください。

市の環境部門には、家庭の設備導入に対する補助が1本もありませんでした(初期費用0円の太陽光や共同購入キャンペーンの案内が中心です)。

問合せ先 都市みらい部 住宅課(厚木市代表 046-223-1511)

座間市|工事内容によらず一律5万円。ただし抽選です

令和8年度 座間市住宅リフォーム補助制度工事費10万円(税抜)以上のリフォームに一律50,000円。市内に本社・本店のある法人または個人事業者が施工することが条件で、申込多数のときは公開抽選です。

市が公開している別表「補助対象(補助対象外)となるリフォーム工事例」を読むと、対象20項目にストーブ・暖房機器の設置工事は挙がっていません(断熱改修・電気設備・ガス設備・スマートハウス関連設備などが対象)。一方、対象外は「電化製品(エアコン、照明器具、暖房器具等)、給湯器等を申請者自身が購入した費用」で、「薪ストーブは対象外」とは書かれていません。薪ストーブは電化製品ではなく、除外も「申請者自身が購入した費用」に限られています。ただしこれは当社の読みで、市がそう説明しているわけではありません。

補助額が工事内容によらず一律なので、通れば実質5万円になります。申請前に都市整備課へご確認ください。市に住宅用の再エネ・省エネ機器の補助はありません。

問合せ先 都市整備課 046-252-7396

南足柄市|婚姻を機に市外から移住した夫婦に上限70万円

南足柄市結婚新生活移住支援補助金(令和8年度)。夫婦とも29歳以下で上限70万円、39歳以下で上限30万円。対象経費は住宅の購入費用・住宅のリフォーム費用・住宅の賃借費用です。令和8年1月1日〜令和9年3月31日に婚姻届またはパートナーシップ宣誓をし、婚姻等を機に市外から移住した夫婦が対象で、リフォームの工事請負契約が婚姻日の1年前〜1年後に結ばれていることが条件になります。

除外は「倉庫、車庫等の工事に係る費用、門扉、フェンス、植栽等の外構の工事に係る費用及びエアーコンディショナー、洗濯機等の家庭用電気機械器具の購入、設置等に係る費用」です。線が「家庭用電気機械器具かどうか」で引かれているので、薪ストーブは文言の外に読めます。ペレットストーブは電気で点火・送風するぶん、判断が分かれると思います。

市のZEH・断熱リフォーム・太陽光・EVの補助(最大10万円)には「薪」「ペレット」「木質」の語がありません。矢倉岳・足柄峠の森林を抱える市ですが、森林環境譲与税の使い道も担い手研修と公共施設の木質化でした。

問合せ先 企画課 企画政策・定住促進班 0465-73-8001

葉山町|一律5万円。要綱に除外の一覧そのものがありません

葉山町住宅リフォーム資金補助制度住宅1棟につき1回、一律5万円(所有者が変わったときは再度使えます)。リフォームを行う住宅の所有者・居住者・リフォーム後に居住する方が対象で、町税等の滞納がないことが条件です。

この制度は、要綱の作りが県内でいちばん広い部類です。交付要綱の第2条第3号がリフォームを「住宅の機能の維持若しくは向上又は居住環境の向上のために行う住宅の補修、改善又は設備改善工事」と定義し、第3条の対象要件は「住宅であること」「町内業者施工」「20万円(税抜)以上」「他の補助と重複しない」「年度内完了」「法令違反でない」の6つだけ。工種の一覧も、除外の一覧もありません。薪ストーブ・ペレットストーブが外れる根拠が要綱に無い一方、対象になると書いてあるわけでもありません。着工前の申請が必要です。産業振興課へ先にご確認ください。

なお町の環境課は「薪ストーブの使用にご注意ください」という案内ページを置いていますが、これは補助ではなく、近隣への配慮のお願いです。

問合せ先 都市経済部 産業振興課 046-876-1111(内線373・375)

寒川町|5%・上限3万ポイント。現金ではなく地域通貨で交付されます

令和8年度 寒川町住宅リフォーム等建築工事推進助成事業。対象工事費(税抜20万円以上)の5%・上限3万ポイントを、デジタル地域通貨「さむかわPay」の行政ポイントで交付します。町に住民登録があり対象住宅に居住している方が対象で、町内業者施工・町税等の滞納なしが条件。前回の交付から10年度が経過していれば再申請できます。

対象工事の書き方が「住宅リフォーム(新築・改修・増築)工事」だけで、工種の限定も除外の一覧もありません。薪ストーブ・ペレットストーブを外す文言が見あたらない制度です。ただし補助率5%・上限3万円相当と額は小さく、しかも地域通貨での交付になります。受付は令和8年4月1日から(電子申請可)で、交付決定前に着工した工事は対象外です。

町サイト1,215ページと例規集491本を当たりましたが、薪ストーブ・ペレットストーブを名指しした補助は見つかりませんでした。

問合せ先 環境経済部 産業振興課 商工労政担当 0467-37-5184

中井町|工事の枠が2本。結婚新生活支援のほうが判断材料が多い

中井町結婚新生活支援事業補助金上限60万円/30万円。対象は住宅取得・リフォーム・住宅賃貸・引越で、リフォームは「機能の維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新等をするための工事」と定義されています。除外は「倉庫、車庫に係る工事費用、門、フェンス、植栽等の外構に係る工事費用、エアコン、洗濯機等の家電購入・設置に係る費用」で、薪ストーブは家電ではありません。「設備更新等」が対象に明記されている点で、町内で判断材料がいちばん多い制度です。

もう1本が空き家活用推進事業補助金(令和5年4月1日に「子育て・若年夫婦世帯空き家改修事業補助金」から改称)。対象経費の1/2・上限40万円で、子育て世帯・若年夫婦世帯は40万円が加算されて上限80万円です。改修工事の対象に「電気、ガス等の設備工事」があり、除外の規定そのものがありません。町内の空き家を取得して居住する世帯(10年以上の定住が条件)が使えます。空き家バンクへの登録は要件になっていません。

町の家庭向けの環境補助は太陽光・HEMS・蓄電池の1本だけで、木質は入っていません。移住・定住推進事業補助金は「住宅の新築、建替え及び新築住宅の購入」だけが対象で、改修は入っていませんでした。

問合せ先 地域防災課 地域情報班 0465-81-1112(結婚新生活支援)/企画課 政策班 0465-81-1112(空き家活用推進)

大井町|三世代同居のための改修に定額20万円

大井町三世代同居等移住定住促進補助事業(三世代同居住宅改修補助金)。三世代同居のため親世帯と子世帯の一方が町に転入する場合などに、定額20万円(対象工事費の合計が20万円以上であること)。孫が中学生以下(出産予定を含む)で、改修した住宅に10年以上居住することが条件です。

対象工事は増築・改築/外装工事/内装工事/建具工事/「電気、ガスなどの設備工事」/給排水工事/「その他町長が必要と認めるもの」の7区分。対象外は敷地造成・門・塀などの外構工事と、「家具、家庭用電気機械器具などの購入、設置など」です。線が「家庭用電気機械器具かどうか」で引かれているので、薪ストーブは文言の外に読めます。対象側に「その他町長が必要と認めるもの」という受け皿があるのも、この制度の特徴です。ペレットストーブは電気で動くぶん、判断が分かれると思います。

すでに三世代同居している住宅の改修は、増築・改築に限られます。申請前に政策経営課へご確認ください。町の環境のページには、家庭のエネルギー設備に対する補助がありません。

問合せ先 政策経営課(大井町 0465-85-5003)

松田町|空き家に住むための改修に1/2・上限20万円。線が「固定されているか」で引かれています

松田町空き家改修事業費補助制度。改修に要する経費の1/2・上限20万円、施工業者が松田町商工振興会の会員なら上限30万円です。町内に空き家を所有している方、または空き家への入居予定者(所有者の承諾が必要)が対象で、3か月以上居住者がいない空き家/改修から3か月以内に入居/10年以上定住という条件が付きます。空き家バンクへの登録は前提ではありません。

対象経費は「空き家に居住するために必要となる改修」で、例として居室・台所・浴室・トイレ等、主要構造部・屋根・柱・外壁等、「電気・ガス・水道等、ライフラインに係る箇所の改修」が挙がり、さらに「その他、居住するために必要となると思われる改修を行う場合は、事前にご相談ください」と添えられています。対象外は「家具、電化製品、照明器具、カーテンなど、備品(住家に固定されず、移設が容易なもの)の購入、設置」でした。線が「住家に固定されず、移設が容易なものかどうか」で引かれているので、煙突を貫通させて炉台を造る据付けは、この基準の外に読めます。DIY改修も対象(材料費が対象)と明記されています。改修前に必ず町へご相談ください。

町のスマートハウス整備促進事業費補助制度の対象機器7つに木質は入っていません。二世帯同居等支援奨励金は改修が明示的に外れ、町の結婚新生活支援事業は新規の住宅賃借に係る費用だけが対象でした。

問合せ先 定住少子化担当室 定住少子化対策係 0465-84-5541

山北町|新婚世帯に上限60万円。県内でいちばん除外の少ない書き方です

山北町結婚新生活支援補助金。夫婦とも39歳以下で30万円、夫婦とも29歳以下で60万円。対象経費は住宅購入費/住宅賃借費/引越費用/リフォームに係る実費です。前年度1月1日〜翌年3月31日に婚姻届が受理され、受理日に夫婦とも39歳以下であること、10年以上の定住意思、講座等の受講が条件になります。

町が公開している対照表は、対象を「住宅の機能の維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用」、対象外を「倉庫、車庫、門、フェンス、植栽等の外構」とだけ書いています。家電・機器の除外がありません。神奈川県内の結婚新生活支援のなかでいちばん広い書き方で、横須賀市・三浦市・中井町・南足柄市はいずれも家電を除いています。薪ストーブ・ペレットストーブを外す文言がありません。新婚世帯に限られる点と、10年以上の定住が条件である点にご注意ください。

町域の大半が丹沢の森林ですが、エネルギー設備への補助が1本もありません。町サイトの記事1,626本の題名を集めましたが、木質・薪・ペレット・バイオマス・ストーブを含む題名は0件でした。空き家活用助成金(上限10万円)は空き家バンク登録物件の修繕・家財処分・不動産登記に限られ、一般の住宅改修には使えません。

問合せ先 定住対策課(山北町代表 0465-75-1122)

湯河原町|10%・上限10万円。転入予定者は20%・上限20万円

湯河原町住宅リフォーム等補助事業のうち住宅リフォーム補助(同じページに庭木伐採等補助・組積造撤去等補助が並びます)。工事費(税抜20万円以上)の10%・上限10万円申請時点で他市町村に住民登録があり、工事完了日までに湯河原町へ転入する方は20%・上限20万円になります。対象工事を行う住宅の居住者が対象で、町税等の滞納なし・町内業者の施工・対象物件につき1回限りが条件です。

町のリーフレットは対象工事を「対象物件の補修、改善、改修などの工事」とだけ書いていて、工種の限定がありません。別に公開されている助成対象リフォーム等一覧は19項目の例示で、「給湯設備工事」「電気設備工事」「ガス設備工事」「床、壁、窓、天井、屋根の断熱改修工事」などが並びます。暖房機器を外す文言はありませんが、対象と書いてあるわけでもありません。受付は2028年3月31日までと長く、工事前に申請して交付決定後に着手する必要があります。見積りの段階で地域政策課へご確認ください。

この制度は、町の例規集にも環境の補助一覧にも出てきません。町のスマートエネルギー設備補助(太陽光・HEMS・蓄電池・V2H)にも木質は入っていませんでした。

問合せ先 地域政策課 企画係 0465-63-2111(内線231)

愛川町|三世代同居のための改修に1/2・上限40万円

愛川町三世代同居定住支援住宅改修補助金(令和8年度)。住宅改修費用の1/2・上限40万円(工事費の合計10万円以上)。三世代以上で同居するため、子または孫世代の生計維持者もしくはその配偶者で40歳未満の方が愛川町に転入し、町内の持家を改修する場合に使えます。町税の滞納がないことが条件です。

要綱の第5条が対象経費に増築・改築等/外装工事/内装工事/建具工事/「電気、ガス等の設備工事」/給排水工事/「その他町長が必要と認めるもの」を挙げ、第2条第5号は改修工事を「住宅の修繕、改築、増築、模様替え又は住宅の機能向上のために行う補修、改造若しくは設備改善のための工事」と定義しています。対象外は外構工事と「家具、家庭用電気機械器具等の購入、設置等」で、線が「家庭用電気機械器具かどうか」で引かれています。薪ストーブは文言の外に読めます。大井町とほぼ同じ形の制度です。

町にはもう1本、愛川町空き家改修費等補助制度(1/2・上限30万円)があります。空き家バンクに登録された空き家が条件ですが、対象経費に「設備(トイレ、水道、電気、ガス、空調、固定される備品等)の改修工事費」とあり、空き家バンク物件に入居される方には別の道になりえます。なお町の結婚新生活支援は住宅取得費・住宅賃借費・引越し費用の3つだけで、リフォーム費用が入っていません。

問合せ先 政策秘書課 企画政策班 046-285-6924(三世代同居)/環境課 環境対策班 046-285-6947(空き家改修)

準備を始めるなら、いまからで間に合います

補助金は春に受付が始まる市町村が多く、実際に入れた方の多くは1〜2年前から動いています。冬のうちにショールームで実物を見て、業者と機種を決めておくと、春の受付にそのまま進めます。

補助金を使って薪ストーブを入れるまでの流れ →

窓口では、こう聞いてみてください

神奈川県では、薪ストーブという言葉が制度の側にほとんど出てきません。制度の名前ではなく、工事の中身で聞くほうが話が早いと思います。

「この補助の対象工事に、薪ストーブの設置工事を含められる可能性はありますか。煙突を屋根まで貫通させて、炉台も造る工事です。」

神奈川県内の制度は、除外の書き方が3つの型に分かれます。「ガス・石油暖房器具等」と燃料を限る型(小田原市・横須賀市・三浦市)、「家庭用電気機械器具」と電気で線を引く型(南足柄市・大井町・愛川町)、「住家に固定されず、移設が容易なもの」と固定で線を引く型(松田町)です。どの型でも、据付けの形を先に伝えると判断してもらいやすくなります。電話をかける先は、環境の課ではなく住宅・産業振興・企画の担当課です。各市町村の担当課と電話番号は、上の一覧と詳細に載せています。

工務店さんが補助金を知らないことは珍しくありません。制度を探すのは施主側の仕事と考えて、窓口で確認した内容を業者さんに渡すと、そのあとの見積りが早く進みます。

補助金の申請は、設置される方ご本人が自治体に出します。準備は業者さんにサポートしてもらいながら進めてください。

制度を確認できなかった16市町

横浜市・川崎市・平塚市・鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市・逗子市・大和市・伊勢原市・海老名市・綾瀬市・大磯町・二宮町・開成町・箱根町・真鶴町では、薪ストーブに使える補助を確認できませんでした。工事の種類を限定しない住宅改修・空き家改修・結婚新生活支援のいずれも見当たりませんでした。今後、新しく設けられることがあります。

海老名市だけは、汎用の改修枠がありながら「入る余地がない」と判断しました。海老名市住宅改修支援事業(一般20万円/多世代同居30万円・工事費の1/5)は、対象が20工種に限定列挙されていて、熱源に関わるのは給湯器の改修・交換、床暖房設備の新設、断熱改修工事だけです。薪ストーブ・ペレットストーブが入る枠がありません。

受付の時期

確認できたものだけを載せます。

市町村受付
秦野市年度・締切とも市の案内が見当たらず未確認。環境共生課へご確認ください
清川村設置した日の属する年度中に申請。交付申請の前に村長への事前協議が必要
小田原市(リフォーム支援)令和8年6月15日〜10月30日(着工前に申請)。工事完了は令和8年12月23日まで。抽選65名
三浦市(住宅リフォーム助成)第3期 令和8年10月1日〜10月26日(第1期・第2期は終了)
座間市(住宅リフォーム補助)第1回 令和8年5月15日〜29日は終了。第2回 令和8年8月26日〜9月8日・25件程度。申込多数なら9月28日に公開抽選
寒川町(住宅リフォーム等建築工事推進助成)令和8年4月1日から(電子申請可)。交付決定前に着工した工事は対象外
湯河原町(住宅リフォーム補助)2028年3月31日まで。工事前に申請し、交付決定後に着手
そのほか受付期間を確認できませんでした

いずれの制度も、購入・着工の前の申請が原則です。順番を間違えると、同じ工事でも受け取れません。業者さんと話がまとまった段階で、契約の前に窓口へご確認ください。

この記事の調べ方

  • 神奈川県と33市町村の公式サイト・交付要綱・例規集だけを確認しました。まとめサイトは出典にしていません。確認日は2026年8月26日です。
  • 「要確認」は、制度の対象にも対象外にも薪・ペレットの記載がなく、当社が要綱や工事一覧を読んで「相談する価値がある」と判断したものです。市町村がそう説明しているわけではありません。
  • 「家電」「電化製品」の除外に薪ストーブは当たらない、と読みました。ペレットストーブは点火と送風で電源を使うため、市町村の判断が分かれる可能性があります。両方を「要確認」としているのはこのためです。
  • 座間市だけは、対象工事の20項目にストーブ・暖房機器が挙がっていません。それでも一覧に残しているのは、対象外の書き方が「電化製品(エアコン、照明器具、暖房器具等)、給湯器等を申請者自身が購入した費用」で、業者施工の扱いが読み取れなかったためです。
  • 秦野市の制度が令和8年度も生きていると判断した根拠は、令和8年7月1日現在の現行例規集に要綱が収録されていることです。市のサイトに案内はありません。
  • 湯河原町の住宅リフォーム補助、松田町の空き家改修事業費補助、小田原市の地域経済循環型住宅リフォーム支援事業は、環境の補助一覧にも例規集にも出てきませんでした。各サイトの「住まい・移住・空き家・結婚」のカテゴリを1ページずつ辿って見つけたものです。
  • 「なし」は、当社が公式サイトと例規集を確認した範囲で見つからなかった、という意味です。確認できなかったものは「要確認」と書き分けています。自治体への電話での聞き取りは行っていません。
  • 制度の内容は毎年変わります。金額や条件は、必ず市町村の最新の案内でご確認ください。

本ページの内容は、当社が公式サイトと交付要綱を確認してまとめたものです(当社調べ)。万一、内容の誤りにお気づきの場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ訂正します。

薪ストーブ・ペレットストーブの設置には、市町村によって消防への届け出が必要になる場合があります。設置工事は、必ず専門の業者にご相談ください。

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