広島県の薪ストーブ・ペレットストーブ補助金|東広島市・安芸太田町・世羅町ほか23市町を全部調べました(令和8年度)
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広島県と23市町すべての公式サイト・交付要綱・例規集を確認しました(2026年8月26日時点)。薪ストーブ・ペレットストーブを名指しで対象にした補助があったのは、23市町のうち4市町です。東広島市、安芸太田町、北広島町、世羅町の4つでした。
4市町はいずれも県北の山側か、市域に山林を抱える市です。広島市・呉市・尾道市・福山市といった沿岸部には、木質を名指しした制度が1件もありませんでした。県にも、個人の住宅に使える薪・ペレットの補助はありません。当社が調べた範囲では、隣の島根県は19市町村のうち14市町村に補助があり、広島県の密度はそれと比べるとかなり低いという結果になりました。
工事の種類を限っていない住宅リフォーム助成や、結婚新生活支援・三世代同居支援のリフォーム費用の枠は、9市町にありました。三原市・府中市・三次市・庄原市・大竹市・江田島市・府中町・大崎上島町・神石高原町で、瀬戸内側の市町も入っています。どれも薪ストーブを名指ししていないので確約はできませんが、除外されているのは「家庭用電化製品」までというものが多く、薪ストーブは家電ではありません。このページでは、4市町の条件と、9市町の枠の読み方、23市町の一覧をまとめました。
目次
広島県で知っておきたいこと3つ
1. 木質を名指しした補助は4市町だけで、すべて山側にあります。東広島市が1/3・上限10万円、安芸太田町が1/3・上限20万円、北広島町が1/2・上限20万円、世羅町が1/3以内・上限10万円です。県内で最も上限が大きいのは安芸太田町と北広島町の20万円で、補助率1/2は北広島町だけでした。沿岸部の4市(広島市・呉市・尾道市・福山市)には、当社が確認した範囲で木質の専用制度がありません。同じ中国地方でも岡山県は27市町村のうち4市町村、鳥取県は19市町村のうち5町と、県によって差が大きい分野です。
2. 県の制度は、個人の住宅には使えません。令和8年度広島県創エネ・省エネ設備導入促進補助金は対象設備に薪ストーブ・ペレットストーブが挙がっていますが、申請できるのは幼稚園・認定こども園・保育所・地域型保育事業所・企業主導型保育施設を設置する自治体や法人です。個人の住宅は対象になりません。広島県で個人が使えるのは市町の制度だけ、というのが調べた結果です。なお県は市町の家庭向け補助制度をまとめた一覧も公開していますが、北広島町の薪ストーブ購入補助はこの一覧に載っていません。県の一覧に無いことを「その市町に補助が無い」の根拠にはできない、という点はご注意ください。
3. 4市町とも、条件がそれぞれ違います。北広島町は薪ストーブだけでペレットストーブは対象外、しかも令和8年度はすでに受付が終わっています。安芸太田町は燃料を設置から3年間、町内産の木質資源に限るという条件が付きます。世羅町は更新・取替・中古が対象外で、施工業者も町内に事業所がある業者に限られます。東広島市は過去に同じ補助を受けた方(同一世帯を含む)が対象外です。「補助のある市町に住んでいる」だけでは決まらず、機種・燃料の買い方・業者の所在地まで条件が及びます。機種を決める前に窓口でご確認ください。
「今年度は、もう終わっていた」という方へ
薪ストーブを考え始めるのは、たいてい寒くなってからだと思います。ところが補助金は春に受付が始まって、年内に終わります。この行き違いは、毎年ふつうに起きています。
来年度に間に合わせるなら、いまから動けることがあります。
市町別の一覧(23市町)
補助のある市町と、相談できる枠がある市町の名前はリンクになっています。押すと、その市町の詳しい内容に飛びます。「要確認」の意味は、いちばん下の「この記事の調べ方」に書いています。
| 市町 | 薪ストーブ・ペレットストーブ | 問合せ先 | 制度の名前 |
|---|---|---|---|
| 広島市 | なし | 担当課を確認できず | — |
| 呉市 | なし | 環境政策課(直通番号は確認できず) | — |
| 竹原市 | なし | 担当課を確認できず | — |
| 三原市 | 要確認(結婚新生活支援のリフォーム費用。上限30万〜100万円) | 担当課を確認できず | 三原市結婚新生活支援事業 |
| 尾道市 | なし | 環境政策課(直通番号は確認できず) | — |
| 福山市 | なし | 農林水産課(直通番号は確認できず) | — |
| 府中市 | 要確認(三世代同居・近居支援。11.5%・上限20〜50万円。取得だけでなく改修も対象) | 建設部 都市デザイン課 0847-44-9172 | 府中市三世代同居・近居支援事業 |
| 三次市 | 要確認(住宅リフォーム支援。10%・上限10万円。設備の設置だけの工事は対象外) | 産業振興部 商工観光課 0824-62-6171 | (先着順)三次市住宅リフォーム支援事業補助金 |
| 庄原市 | 要確認(住宅リフォーム支援。10%・上限10万円) | 環境建設部 都市整備課 0824-73-1172 | 庄原市住宅リフォーム支援事業補助金 |
| 大竹市 | 要確認(住宅リフォーム。1/10・上限25万円。耐震型・空き家型は50万円) | 建設部 都市計画課 建築住宅係 0827-59-2168 | 大竹市住宅リフォーム事業 |
| 東広島市 | あり(薪・ペレットとも1/3・上限10万円) | 産業部 農林水産課 082-420-0939 | 薪ストーブ・木質ペレットストーブ設置補助金 |
| 廿日市市 | なし | 農林水産課(直通番号は確認できず) | — |
| 安芸高田市 | なし | 環境政策課(直通番号は確認できず) | — |
| 江田島市 | 要確認(結婚新生活支援のリフォーム費用。上限30万円/29歳以下は60万円) | 担当課を確認できず | 江田島市結婚新生活支援事業 |
| 府中町 | 要確認(子育て世帯のリフォーム支援。23%・上限30万円。令和8年度は受付終了) | 建設部 建築課 住宅係 082-286-3174 | 府中町子育てあんしん住宅リフォーム支援事業 |
| 海田町 | なし | 担当課を確認できず | — |
| 熊野町 | なし | 担当課を確認できず | — |
| 坂町 | なし | 担当課を確認できず | — |
| 安芸太田町 | あり(薪・ペレットとも1/3・上限20万円。燃料は3年間町内産に限る) | 産業観光課 森づくり係 0826-28-1973 | ペレットストーブ等購入促進制度 |
| 北広島町 | あり(薪ストーブのみ1/2・上限20万円。令和8年度は受付終了) | 環境生活課 ゼロカーボン推進室 0826-72-7365 | 北広島町薪ストーブ購入補助金 |
| 大崎上島町 | 要確認(住宅新築・改築助成金。1/10以内・上限30万円) | 建設課 0846-65-3124 | 大崎上島町住宅新築・改築助成金 |
| 世羅町 | あり(薪・ペレットとも1/3以内・上限10万円。更新・取替は対象外) | 町民課 環境整備係 0847-22-4513 | 世羅町再生可能エネルギー設備設置費補助金 |
| 神石高原町 | 木質の補助は令和8年度に見当たらず/要確認(結婚新生活支援のリフォーム費用) | 未来創造課 0847-89-3332 | 神石高原町結婚新生活支援事業 |
※並びは全国地方公共団体コード順です。
薪ストーブ・ペレットストーブが対象の4市町
受付の状況と、使いやすさを見て並べています。
東広島市|1/3・上限10万円。薪もペレットも同じ枠で使えます
薪ストーブ・木質ペレットストーブ設置補助金。補助は1/3・上限10万円で、薪ストーブもペレットストーブも同額です(消費税相当額を除いた額が対象)。市内で自ら住む住宅(併用住宅を含む)か、市内の事業用建物に設置する個人・事業所が使えます。設置済みの建売住宅や事業用建物を購入する場合も対象という書き方をしているのが、この制度の特徴です。
機種には条件があります。薪ストーブは二次燃焼機能を有すること、または1時間あたりの最大発熱量が4万kcal以上であること。ペレットストーブは木質ペレットを燃料として使う設計・仕様であること。あわせて、住宅の内部で使うこと、煙突を設置すること、耐火・防炎の措置を施すことが求められます。対象経費は本体購入費と設置にかかる工事費で、薪ストーブは耐火・防炎工事費と排気工事費も入ります。
過去にこの補助を受けた方は、同一世帯であっても対象外です。受付は令和8年4月1日から令和9年2月26日までで、予算に達した時点で終了します。工事着工の14日前までに申請が必要で、先に着工・購入したものは認められません。市はQ&Aと、建築基準法・消防法についてのチェックリストも用意しています。
問合せ先 産業部 農林水産課 082-420-0939
安芸太田町|1/3・上限20万円。県内で最も高い上限です
ペレットストーブ等購入促進制度。名前はペレットストーブですが、交付要綱の第2条が薪ストーブを「薪等を燃料として使用する設計及び仕様である暖房機」と定義していて、薪ストーブも同じ枠で対象です。補助は1/3・上限20万円で、北広島町と並んで県内で最も高い上限額でした。本体購入費と設置・配管の費用の合計が10万円以上であることが条件で、未使用品に限られます(中古は不可)。
この制度には、ほかの市町にない条件があります。燃料の木質ペレット・薪は町内産の木質資源を原料としたものに限り、町内の販売事業所から購入すること。しかもこの条件は設置から3年間続き、毎年5月末までに利用状況を町へ報告します。町のモニター調査や事例発表への協力も求められます。薪を自分で山から調達したい方より、町内の販売店と付き合っていく方に向いた制度という形です。
受付は令和8年4月1日から、予算の範囲内。工事開始までに申請書を出します。煙突の貫通部や炉台といった建物側の工事は、町の住宅改修助成金交付制度(50万円以上の工事に10%・上限100万円)で相談できる可能性があります。ただし同じ工事に両方を充てられるかは町の判断になると思いますので、見積もりを分けたうえで窓口にご確認ください。
問合せ先 産業観光課 森づくり係 0826-28-1973(県の令和8年度一覧では税務住民課と表記されています。まず町の代表電話で担当課をご確認ください)
世羅町|1/3以内・上限10万円。ボイラーまで同じ枠で見ています
世羅町再生可能エネルギー設備設置費補助金。木質バイオマス燃焼機器が1/3以内・上限10万円です。同じ制度で太陽熱利用装置・蓄電池・V2Hも扱っていて、薪ストーブ・ペレットストーブ・薪ボイラーを「木質バイオマス燃焼機器」という1つの枠でまとめて見ているのが特徴です。燃料はペレット・薪・チップ・モミガライトが挙がっており、化石燃料を併用する機種は対象外です。
条件が2つあります。ひとつは未使用品または新品のみで、更新・取替・中古品は対象外であること。いま使っているストーブの買い替えには使えません。もうひとつは町内に事業所がある業者が施工することで、町外の業者が工事をすると交付されません。自ら居住する住宅への新規設置のほか、町内で対象設備付きの建売住宅を購入する場合も対象です。
受付は令和8年4月20日から令和9年2月26日まで。新規設置は工事着工の10日前まで、建売購入は売買契約後・代金の支払前までに申請します。町には世羅町住宅リフォーム補助事業(1/10・上限30万円)もありますが、案内ページに他の補助事業との重複交付はできないと明記されているため、どちらか一方になります(令和8年度のリフォーム補助は受付終了)。
問合せ先 町民課 環境整備係 0847-22-4513
北広島町|薪ストーブのみ1/2・上限20万円。令和8年度は受付が終了しています
北広島町薪ストーブ購入補助金。補助は1/2・上限20万円で、補助率1/2は県内でここだけです。購入費と設置費用の合計から消費税を除いた額が対象になります。ただし薪ストーブのみで、ペレットストーブは対象外です。
機種と燃料に条件があります。未使用品に限ること(中古は不可)、二次燃焼機能またはこれと同等以上の機能を持つこと、主として町内の森林から調達した薪を燃料に使うこと。さらに、本体と周囲との距離、煙突の二重化や高さについても、交付の条件として細かく書き込まれています。設置の形まで要件になっているので、契約の前に町へ確認し、施工の内容を業者さんと詰めておくのが確実だと思います。設置工事は必ず専門の業者にご相談ください。
令和8年度は予算の上限に達したため、申請の受付が終了しています。受付済みの事業は令和9年2月末までに実績報告を行う形です。来年度を狙う場合は、年度が変わってすぐ動けるように準備しておくことになると思います。
問合せ先 環境生活課 ゼロカーボン推進室 0826-72-7365
相談できる枠がある9市町
ここに並ぶのは、薪ストーブ・ペレットストーブを名指ししていない、工事の種類を限っていない枠です。対象になるかどうかは市町ごとの判断になると思いますので、詳細は各市町の窓口でご確認ください。額の大きさではなく、判断材料の多い順に並べています。
庄原市|10%・上限10万円。除外は「購入および取替に限ったもの」
庄原市住宅リフォーム支援事業補助金。税込30万円以上の工事に10%・上限10万円です。対象工事は基礎・土台・柱・梁・屋根・床、外壁・内壁・天井、間取り、給排水設備配管、電気設備配管の5項目に、「その他これらに類するもので市長が認めるもの」という受け皿が付いています。除外は「家庭用電化製品、電磁調理器、ガスコンロ、給湯器等の購入および取替に限ったもの」で、機器だけを入れ替える工事を外す書き方です。薪ストーブは家電ではなく、煙突の貫通や炉台の造作を伴う工事になるため、この除外には当たりにくいと読みました。施工は市内業者に限り、1申請者・1住宅につき1回限りです。
この市には、かつて木質の補助がありました。旧サイトにストーブ補助のページがあり、インターネットアーカイブでの最終保存は2016年8月です。市は平成22年から庄原産の木質ペレットを製造していますが、令和8年度補助金ガイドブック(全75制度)に「薪」「ペレット」「木質」「ストーブ」は1件もありませんでした。まとめサイトには当時の情報が残っていることがあります。
問合せ先 環境建設部 都市整備課 0824-73-1172
大竹市|1/10・上限25万円。熱源機器を名指しで除く条文がありません
大竹市住宅リフォーム事業。補助対象費用の1/10・上限25万円(耐震住宅リフォーム・空き家住宅リフォームは50万円)。交付要綱第4条の対象工事はバリアフリー化・断熱性能向上・省エネ性能向上・防災防犯対策・長寿命化の5種で、第5条の対象外は「家庭用電化製品の購入及び設置」「太陽光発電設備の設置工事」など17項目です。熱源機器を名指しで除く条文はありません。
薪ストーブとペレットストーブで、結論が分かれる可能性があります。薪ストーブは電気で動かないので「家庭用電化製品」の外に読めますが、送風ファンで電源を使うペレットストーブは電化製品と読まれる余地が残ります。どちらを検討されている場合も、事前に都市計画課へご確認ください。受付は令和8年6月1日9時から先着順、工事費30万円超、市内に本店がある建設業者の施工が条件です。
問合せ先 建設部 都市計画課 建築住宅係 0827-59-2168
三次市|10%・上限10万円。「設備の設置のみ」が外れる書き方です
(先着順)三次市住宅リフォーム支援事業補助金。工事金額(税抜)の10%以内・上限10万円で、対象工事は「建物本体の改装」「修繕・模様替え」「外壁塗装」「増築」です。対象外の例に「設備(サッシ類など)の設置、交換のみの工事(建物本体工事に伴って実施する場合は対象になります。)」とあり、「のみ」で線を引く型になっています。ストーブだけを据え付ける工事は外れますが、建物本体の工事と一緒に行うのであれば対象になり得ると読みました。
工事金額50万円以上、市内の建築関連業者による施工が条件です。申請は令和8年12月15日までの先着順で、工事の完了は令和9年2月28日まで。新築やリフォームと同時に薪ストーブを入れる計画なら、相談する価値がある枠だと思います。
問合せ先 産業振興部 商工観光課 0824-62-6171
大崎上島町|1/10以内・上限30万円。対象工事に工種の限定がありません
大崎上島町住宅新築・改築助成金。税込30万円以上の工事に1/10以内・上限30万円です。対象工事に工種の限定がなく、条件は「建築基準法に違反しない」「町内の業者が施工する」「30万円以上」「交付決定後に着手する」「他の補助金制度を受けていない」の5つだけでした。除外は「外構工事や電気製品、家具製品等」と、「居住する住宅本体部分に係る工事に限る」の2点です。
薪ストーブは電気製品ではなく、煙突の貫通や炉台を伴えば住宅本体部分の工事に読めます。一方でペレットストーブは「電気製品」と読まれる余地が残ります。事前に建設課へご確認ください。
問合せ先 建設課 0846-65-3124
府中町|23%・上限30万円。暖房器具を除く条文がありません
府中町子育てあんしん住宅リフォーム支援事業。補助対象工事費の23%・上限30万円。対象は「子育てにおける快適性の向上を図る工事(内装工事・断熱性能向上工事・段差解消工事など)」「子どもの安全性の向上を図る工事」「子育てステージの変化に伴う改修工事」の3区分です。交付要綱第4条の対象外経費は家庭用電化製品・調理器具・配線工事・照明器具・家具類・高効率給湯器・太陽光発電設備・排水設備・外構・設計図書の10項目で、暖房器具そのものを除く条文はありません。
薪ストーブは家電ではないので除外の外に読めますが、「子育てにおける快適性の向上」に当たるかどうかは町の判断になると思います。対象は中学3年生までの子または妊婦がいる世帯で、町内に所有する一戸建てが対象です。令和8年度の受付は令和8年5月29日で終了していますが、制度そのものは続いており、相談は随時受け付けているとされています。
問合せ先 建設部 建築課 住宅係 082-286-3174
府中市|11.5%・上限20〜50万円。取得だけでなく改修も対象です
府中市三世代同居・近居支援事業の住宅購入資金補助事業。交付要綱第2条第7号が対象事業を「同居又は近居をするための住宅を取得又は改修を行う事業」と定めていて、取得だけでなく改修も入ります。第7条の対象経費は「住宅購入資金補助事業に係る実費」で、除外は「家財道具」と「市長が適当でないと認める費用」の2つだけ。工種を限定する条文も、家電・設備機器を除く条文もありませんでした。
補助額は対象経費の23%の1/2(=11.5%)で、上限は市外から転入して市内業者を使う場合50万円(市外業者40万円)、市内転居で市内業者30万円(市外業者20万円)です。対象は小学生以下の子がいる子育て世帯で、市内に1年以上住む親世帯と同居・近居することが条件になります。「改修」に薪ストーブの設置が含まれるかは市の判断になると思いますので、窓口でご確認ください。
問合せ先 建設部 都市デザイン課 0847-44-9172
三原市|結婚新生活支援。上限30万〜100万円
三原市結婚新生活支援事業は、対象経費に「住宅取得費用、リフォーム費用」を明記しています。工事の種類を限定する記述も、家電・設備機器を除く記述も案内ページにありません。上限は夫婦ともに39歳以下で30万円、29歳以下で60万円。婚姻を機に移住した世帯は、片方の移住で50万円(29歳以下は80万円)、ともに移住で70万円(同100万円)まで上がり、広島県内の結婚新生活支援では最も大きい額でした。
受付は令和8年6月1日から令和9年3月31日まで。所得の合計が500万円未満であること、マイナンバーカードを取得していること、地域活動への参加などの要件があります。薪ストーブ・ペレットストーブの設置費がリフォーム費用に含まれるかは市の判断になると思いますので、詳細は窓口でご確認ください。
問合せ先 担当課を確認できず(市の代表電話からお問い合わせください)
江田島市|結婚新生活支援。上限30万円/29歳以下は60万円
江田島市結婚新生活支援事業は、リフォーム費用を「住宅の機能の維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用」と定めています。工事の種類を絞る記述も、家電・設備機器を除く記述もありません。上限は夫婦ともに39歳以下で30万円、29歳以下で60万円です。
婚姻日が令和8年1月1日から令和9年3月31日までであること、所得の合計が500万円未満であることなどが要件で、申請期限は令和9年3月31日。賃貸物件のリフォーム費用も対象です(貸主が負担すべき修繕費は除きます)。「設備更新等」に薪ストーブ・ペレットストーブの設置が含まれるかは市の判断になると思いますので、窓口でご確認ください。
問合せ先 担当課を確認できず(市の代表電話からお問い合わせください)
神石高原町|木質の補助は令和8年度に見当たりません。結婚新生活支援は動いています
この町には、令和7年度まで木質の補助がありました。「神石高原町ペレットストーブ等購入補助事業」といい、木質ペレットストーブ・薪ストーブ・住宅用木質ペレットボイラー・住宅用薪ボイラーを対象に、1/3・限度額10万円が出るものでした。ボイラーまで対象にしていたのは広島県内でここだけです。ところが2026年2月には表示されていた案内ページが、2026年8月23日の時点で表示されなくなり、町のサイトマップにも例規集にも見あたりません。町からの終了の告知は見つかっていないので、令和8年度の実施の有無は健康衛生課 衛生係(0847-89-3336)へご確認ください。
別の枠が1つあります。神石高原町結婚新生活支援事業は、リフォームの対象費用を「住宅の機能の向上のために行う改築、増築(棟続きの場合のみ)、修繕、模様替え及び設備改善工事費用」と定め、除外は外構工事と「エアコン、洗濯機等の家電購入・設置に係る費用」の2つだけです。熱源機器を名指しで除く記述はありません。上限は夫婦ともに39歳以下で30万円、29歳以下で60万円。令和8年1月1日から令和9年3月31日までに入籍した世帯が対象で、町内の工務店等に支払った費用に限ります(自分で行ったリフォームは対象外)。申請は令和9年3月31日まで。この事業は広島県地域少子化対策重点推進交付金の令和8年度市町事業に入っており、令和8年度も動いています。
問合せ先 未来創造課 0847-89-3332
準備を始めるなら、いまからで間に合います
補助金は春に受付が始まる市町村が多く、実際に入れた方の多くは1〜2年前から動いています。冬のうちにショールームで実物を見て、業者と機種を決めておくと、春の受付にそのまま進めます。
制度を確認できなかったのは10市町です
広島市・呉市・竹原市・尾道市・福山市・廿日市市・安芸高田市・海田町・熊野町・坂町。この10市町では、木質の補助も、工事の種類を限っていない住宅リフォーム助成も見つかりませんでした(確認日 2026年8月26日)。
沿岸部の4市は、環境系の補助を太陽光・蓄電池・給湯器に寄せています。広島市の家庭用スマートエネルギー設備等設置補助金は家庭用燃料電池・蓄電池・V2H充放電設備・断熱窓が対象。呉市の環境政策課が持つ家庭向けの補助は断熱窓・給湯機・省エネ家電買換・宅配ボックス・蓄電池・太陽光・燃料電池の7本。福山市は太陽光と蓄電池の1本で、尾道市は県の一覧に欄そのものがありませんでした。いずれも木質バイオマス機器は入っていません。
山間部を抱える市でも、無いところがあります。廿日市市には吉和・佐伯という山間地域がありますが、市がまとめる令和8年度 住まいの安心ブック(12制度)に「薪」「ペレット」「木質」「暖房」の語は1件もありません。安芸高田市は令和7年4月に森林環境譲与税を使った補助を作っていますが、対象は作業道の開設と林道の修繕で、対象者も森林所有者や自伐型林業者などに限られます。住民のストーブには使えません。
竹原市は、前年度まであった枠が閉じました。竹原市結婚新生活支援事業補助金はリフォーム費用(修繕・増築・改築・設備更新等の工事費用)を対象に含んでいましたが、ページの先頭に「令和7年度をもって新規受付を終了しました」と書かれています。令和8年度に申請できるのは、令和7年度に交付決定を受けて上限額に達しなかった世帯だけです。
海田町・熊野町・坂町は、例規集の題名まで当たって確認しました。それぞれ638件・821件・427件の題名を確認しましたが、「薪」「ペレット」「木質」「バイオマス」はいずれも0件で、工事の種類を限っていない住宅リフォーム助成もありませんでした。
なお、空き家を買って改修する場合は、別の枠が使えることがあります。広島市・呉市・尾道市・福山市・府中市・安芸高田市には空き家の改修に対する補助がありますが、いずれも空き家バンクへの登録や市外からの移住といった条件が付く「空き家活用型」です。このページは、いま住んでいる家のリフォームに使えるかどうかで判定しているため、一覧では「なし」としています。
受付の時期
確認できたものだけを載せます。
| 市町 | 受付 |
|---|---|
| 東広島市(薪・ペレット) | 令和8年4月1日〜令和9年2月26日。着工の14日前までに申請 |
| 安芸太田町(薪・ペレット) | 令和8年4月1日から予算の範囲内。工事開始までに申請 |
| 世羅町(再生可能エネルギー設備) | 令和8年4月20日〜令和9年2月26日。新規設置は着工の10日前まで |
| 北広島町(薪ストーブ) | 令和8年度は予算上限に達し、受付終了 |
| 世羅町(住宅リフォーム) | 令和8年度は受付終了 |
| 府中町(子育てあんしん住宅リフォーム) | 令和8年5月29日で受付終了(制度は継続。相談は随時) |
| 三次市(住宅リフォーム支援) | 申請は令和8年12月15日まで・先着順。工事完了は令和9年2月28日まで |
| 大竹市(住宅リフォーム) | 令和8年6月1日9時から先着順 |
| 三原市(結婚新生活支援) | 令和8年6月1日〜令和9年3月31日 |
| 江田島市・神石高原町(結婚新生活支援) | 令和9年3月31日まで |
| そのほか | 受付期間を確認できませんでした |
広島県は、夏を過ぎた時点で枠が埋まっているものが目立ちます。北広島町は令和8年度の受付が終わり、府中町は5月29日まで、世羅町の住宅リフォーム補助も受付を終えています。寒くなってから調べ始めると、その年度はもう終わっているという形になりやすいので、年度が変わってすぐ動けるように準備しておくのが確実だと思います。
いずれの制度も、契約・着工の前に申請するのが原則です。東広島市は着工の14日前まで、世羅町は10日前までと日数まで決まっています。順番を間違えると、同じ工事でも受け取れません。
補助金の申請は、設置される方ご本人が自治体に出します。準備は業者さんにサポートしてもらいながら進めてください。
窓口では、こう聞いてみてください
木質の補助がある4市町では、制度の名前を出せば話が通ります。問題は、それ以外の19市町です。制度の側に薪ストーブという言葉が出てこないので、制度名ではなく工事の中身で聞くほうが早いと思います。
「住宅リフォームの補助の対象工事に、薪ストーブの設置工事を含められる可能性はありますか。煙突を屋根まで貫通させて、炉台も造る工事です。」
「家電の購入か、施工業者の工事か」で線を引いている制度が多いので、据付けの形を先に伝えると判断してもらいやすくなります。電話をかける先は、環境の課ではなく住宅・建設・商工の担当課です。結婚新生活支援なら、企画や子育ての担当課になります。木質の補助も担当が分かれていて、東広島市と安芸太田町は農林・森林の担当課、北広島町は環境の担当課、世羅町は町民課でした。環境の課に電話して「無い」と言われても、それが市町全体の答えとは限りません。
工務店さんが補助金を知らないことは珍しくありません。制度を探すのは施主側の仕事と考えて、窓口で確認した内容を業者さんに渡すと、そのあとの見積りが早く進みます。
この記事の調べ方
- 広島県と23市町の公式サイト・交付要綱・例規集だけを確認しました。まとめサイトは出典にしていません。確認日は2026年8月26日です。
- 一覧表の「要確認」は、制度の対象にも対象外にも薪・ペレットの記載がなく、当社が要綱や対象工事の書き方を読んで「相談する価値がある」と判断したものです。市町がそう説明しているわけではありません。
- 「家庭用電化製品」の除外に薪ストーブは当たらない、と読みました。ペレットストーブは送風ファンで電源を使うため、市町の判断が分かれる可能性があります。大竹市・大崎上島町・府中町で両方を「要確認」としているのは、このためです。
- 空き家バンクへの登録や市外からの移住が条件の「空き家活用型」は、一覧では「なし」に含めています。いま住んでいる家に入れる方の参考にならないためです。空き家を買って改修される方は、各市町の空き家の担当課へお問い合わせください。
- 県の一覧を「無い」の根拠にしていません。県がまとめた市町の家庭向け補助制度の一覧には、北広島町の薪ストーブ購入補助が載っていませんでした。林務と環境で担当が分かれている制度は、県の一覧から落ちることがあります。
- 神石高原町の木質の補助は、終了の告知が見つかっていません。案内ページが表示されなくなり、例規集にも残っていないため「見当たらない」と書いています。町が「廃止した」と言っているわけではありません。
- 問合せ先は、公式サイトで担当課と電話番号を確認できたものだけを載せています。確認できなかったものは「担当課を確認できず」と正直に書きました。自治体への電話での聞き取りは行っていません。
- 木質の補助を探すとき、当社ははじめ「薪・木質・バイオマス・ストーブ・ペレット」の5語で例規集とサイト内を引きました。この引き方では、9市町の汎用の枠が1件も出てきません。制度名に薪もストーブも入らないためです。「リフォーム・住宅改修・空き家・定住・移住・結婚新生活・三世代」で引き直して見つけたものを、このページに載せています。
- 制度の内容は毎年変わります。金額や条件は、必ず市町の最新の案内でご確認ください。
本ページの内容は、当社が公式サイトと交付要綱を確認してまとめたものです(当社調べ)。万一、内容の誤りにお気づきの場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ訂正します。
薪ストーブ・ペレットストーブの設置には、市町によって消防への届け出が必要になる場合があります。設置工事は、必ず専門の業者にご相談ください。

