沖縄県の薪ストーブ・ペレットストーブ補助金|竹富町・宮古島市・嘉手納町ほか41市町村を全部調べました(令和8年度)
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沖縄県と41市町村すべての公式サイト・交付要綱・例規集を確認しました(2026年8月26日時点)。沖縄県内に、薪ストーブ・ペレットストーブに使える補助制度はありません。県にもありませんし、41市町村のどこにもありません。
名指しの制度が無いだけでなく、探し方を変えても出てきませんでした。30市町村の例規集の題名を合計24,161件当たりましたが、薪・ペレット・ストーブ・木質を含む題名は1件もありません。例規集を機械で読めなかった11市町村は、市町村サイトを1件あたり250〜350ページ開いて題名を集め、同じく0件であることを確認しています。沖縄は本州の県にくらべて暖房を使う期間が短く、住宅の設備補助に木質燃焼機器の項目がそもそも置かれてこなかったという事情があると思います。県や市町村がそう説明しているわけではありません。
ただ、住宅の工事に出るお金が無いわけではありません。工事の種類を限っていない住宅リフォーム支援事業などが、14市町村にありました。最大は竹富町の上限50万円、次いで宮古島市の上限40万円です。どれも薪ストーブを名指ししていないので確約はできませんが、沖縄の制度には「その他◯長が◯◯に資するとして認める改修工事」という受け皿の1行が入っているものがあり、この1行の有無で相談の余地が変わります。このページでは、その1行の読み方と、41市町村の一覧、窓口での聞き方をまとめました。
目次
沖縄県で知っておきたいこと3つ
1. 県には、家庭向けの設備補助そのものがありません。沖縄県の公募・補助金等(環境保全)に並ぶのは赤土等流出防止、離島・過疎地域のEV導入、観光施設のエコ化などで、木質燃焼機器の枠はありません。おきなわ型省エネ設備等普及事業補助金は令和3年度で終了しており、対象も観光関連施設等の高効率空調・給湯器・LEDでした。林業の側も同じで、県が公表している森林環境譲与税の使途は木育インストラクターの養成や施業地の環境調査研修などで、燃焼機器は入っていません。他県でよくある「県の補助と市町村の補助を重ねる」という組み立ては、沖縄では成り立ちません。
2. 沖縄の住宅リフォーム助成は、名前が同じでも中身が違います。県内13市町村が「住宅リフォーム支援事業」という同じ名前の制度を持っています(沖縄県住宅ストック活用市町村支援事業と社会資本整備総合交付金を使った枠組みです)。対象工事はバリアフリー/省エネ/空き家/耐久性等向上/子育て/テレワークの6区分で、省エネは窓・床・屋根天井・壁の断熱/遮熱の4つだけ。ここまでは県内で共通です。違うのは、各区分の末尾に「その他◯長が◯◯に資するとして認める改修工事」という受け皿の1行があるかどうか。宜野湾市・糸満市・宮古島市・読谷村・与那原町・南風原町・竹富町にはこの行があり、沖縄市・豊見城市にはありません。この1行は案内ページには出てきません。交付要綱か募集要領を開いて、はじめて分かります。
3. 薪ストーブとペレットストーブで、結論が分かれる可能性があります。除外の書き方が市町村ごとに違うためです。伊江村は「太陽光発電、エアコン、防犯カメラ、テレビアンテナなどの設置工事」、嘉手納町は「エアコン取替等又は新設工事」と空調機を名指ししています。竹富町は「移動又は取り外し可能な製品及び電化製品の購入及び設置に要する費用」で、線引きが「移動・取り外しができるか」です。薪ストーブは電気で動かないので除外の外に読めますが、送風ファンと制御基板を持つペレットストーブは「電化製品」と読まれる余地があります。同じ市町村でも薪なら通ってペレットなら通らない、ということが起こりうる形です。どちらを検討されている場合も、機種を決める前に窓口でご確認ください。
「今年度は、もう終わっていた」という方へ
薪ストーブを考え始めるのは、たいてい寒くなってからだと思います。ところが補助金は春に受付が始まって、年内に終わります。この行き違いは、毎年ふつうに起きています。
来年度に間に合わせるなら、いまから動けることがあります。
市町村別の一覧(41市町村)
相談できる枠がある市町村名はリンクになっています。押すと、その市町村の詳しい内容に飛びます。「要確認」の意味は、いちばん下の「この記事の調べ方」に書いています。
| 市町村 | 薪ストーブ・ペレットストーブ | 問合せ先 | 制度の名前 |
|---|---|---|---|
| 那覇市 | なし(住宅リフォーム助成も結婚新生活支援もありません) | 那覇市役所(代表) 098-867-0111 | — |
| 宜野湾市 | 要確認(20%・上限20万円。要綱の6区分すべてに受け皿の1行) | 建築指導課 住宅行政係 098-893-4420 | 令和8年度 宜野湾市住宅リフォーム支援事業 |
| 石垣市 | 要確認(新婚世帯。令和8年度からリフォーム費用が対象に加わりました。60/30万円) | 企画部 ふるさと創生課 0980-87-9000 | 石垣市結婚新生活支援補助金 |
| 浦添市 | なし(住宅リフォーム助成も結婚新生活支援もありません) | 浦添市役所(代表) 098-876-1234 | — |
| 名護市 | 要確認(空き家を改修して住む方。40%・上限40万円) | 建設部 建築住宅課 建築相談係 0980-53-1212 | 令和8年度 名護市空き家住宅改修支援事業 |
| 糸満市 | 要確認(20%・上限20万円。別表の6区分すべてに受け皿の1行) | 建設部 まちづくり課 市営住宅係 098-994-8230 | 令和8年度 糸満市住宅リフォーム支援事業 |
| 沖縄市 | なし(対象工事が閉じた一覧で、受け皿の行がありません) | 建設部 住まい建築課 098-894-6139 | 令和8年度住宅リフォーム支援事業補助金 |
| 豊見城市 | なし(要綱の6区分をすべて閉じた形で列挙。受け皿の号がありません) | 都市計画部 都市計画課 098-850-5332 | 令和8年度住宅リフォーム支援事業 |
| うるま市 | なし(住宅リフォーム助成も結婚新生活支援もありません) | うるま市役所(代表) 098-974-3111 | — |
| 宮古島市 | 要確認(20%・上限40万円。県内の住宅リフォーム助成で最高額/新婚世帯の枠もあります) | 建設部 建築課 住宅企画係 0980-79-9671 | 令和8年度 宮古島市緊急経済対策住宅ストック活用支援事業 |
| 南城市 | 要確認(新築・改築・購入に合わせる場合。設備だけの設置は対象になりません) | まちづくり推進課 098-917-5394 | 南城市三世代同近居支援補助金 |
| 国頭村 | なし(自分が住む家の改修に出る補助はありません) | 農林水産課 0980-41-2101 | — |
| 大宜味村 | なし | 大宜味村役場(代表) 0980-44-3001 | — |
| 東村 | なし(持ち家の改修に出る補助はありません) | 東村役場(代表) 0980-43-2201 | — |
| 今帰仁村 | なし | 今帰仁村役場(代表) 0980-56-2101 | — |
| 本部町 | なし(空き家の補助はありますが、自己居住のための改修は対象外です) | 企画商工観光課 0980-47-2702 | 本部町空き家再生支援事業補助金 |
| 恩納村 | なし(対象経費が取得・賃借・引越だけで、改修の費目がありません) | 定住促進室 0570-014-073 | 恩納村三世代同近居支援事業 |
| 宜野座村 | なし | 宜野座村役場(代表) 098-968-5111 | — |
| 金武町 | なし | 金武町役場(代表) 098-968-2111 | — |
| 伊江村 | 要確認(20%・上限30万円。対象工事の筆頭が「住宅の修繕、改修、補修」) | 建設課 0980-49-3162 | 伊江村緊急経済対策住宅リフォーム支援事業補助金 |
| 読谷村 | 要確認(20%・上限20万円。募集要領の6区分すべてに受け皿の1行) | 建設整備部 土木建築課 施設整備係 098-982-9217 | 令和8年度 読谷村住宅リフォーム支援事業 |
| 嘉手納町 | 要確認(50%・上限20万円〜50万円。対象工事例が町独自の一覧) | 企画財政課 定住対策係 098-956-1111 | 令和8年度 住宅リフォーム支援事業補助金 |
| 北谷町 | なし | 北谷町役場(代表) 098-936-1234 | — |
| 北中城村 | なし | 北中城村役場(代表) 098-935-2233 | — |
| 中城村 | なし | 中城村役場(代表) 098-895-2131 | — |
| 西原町 | なし | 西原町役場(代表) 098-945-5011 | — |
| 与那原町 | 要確認(20%・上限20万円。別表の6区分すべてに受け皿の1行) | まちづくり課 098-945-7244 | 与那原町住宅リフォーム支援事業 |
| 南風原町 | 要確認(20%・上限20万円。要綱の4区分すべてに受け皿の1行) | 経済建設部 まちづくり振興課 098-889-4412 | 令和8年度 南風原町住宅リフォーム支援事業 |
| 渡嘉敷村 | なし | 渡嘉敷村役場(代表) 098-987-2321 | — |
| 座間味村 | なし | 座間味村役場(代表) 098-987-2311 | — |
| 粟国村 | なし | 粟国村役場(代表) 098-988-2016 | — |
| 渡名喜村 | なし | 渡名喜村役場(代表) 098-989-2002 | — |
| 南大東村 | なし(住宅の補助は建築資材の海上輸送費です) | 南大東村役場(代表) 09802-2-2001 | 令和8年度 新築住宅建築資材輸送補助金 |
| 北大東村 | なし | 北大東村役場(代表) 09802-3-4001 | — |
| 伊平屋村 | なし | 伊平屋村役場(代表) 0980-46-2001 | — |
| 伊是名村 | なし | 伊是名村役場(代表) 0980-45-2001 | — |
| 久米島町 | 要確認(新婚世帯。リフォーム費用が対象。60/30万円) | こども未来課 098-985-7115 | 地域少子化対策重点推進交付金 実施計画書の公表 |
| 八重瀬町 | 要確認(20〜40%・上限20万円。町が「詳細は担当者へ」と明記) | 経済建設部 土木建設課 098-998-2623 | 令和8年度 八重瀬町住宅リフォーム支援事業 |
| 多良間村 | なし(新築・購入への定額の奨励金で、改修は対象外です) | 産業経済課 0980-79-2503 | 多良間村で暮らそう(定住住宅建築及び購入奨励金) |
| 竹富町 | 要確認(20%・上限50万円。県内で最も上限が高く、10万円の工事から使えます) | まちづくり課 0980-82-1107 | 令和8年度 竹富町住宅リフォーム支援事業補助金 |
| 与那国町 | なし | 与那国町役場(代表) 0980-87-2241 | — |
※並びは全国地方公共団体コード順です。
相談できる枠がある14市町村
薪ストーブ・ペレットストーブを名指しした制度はありませんので、ここに並ぶのは工事の種類を限っていない枠です。対象になるかどうかは市町村ごとの判断になると思いますので、詳細は各市町村の窓口でご確認ください。額の大きさではなく、判断材料の多い順に並べています。
竹富町|20%・上限50万円。除外の基準が「移動・取り外しができるか」です
令和8年度 竹富町住宅リフォーム支援事業補助金。対象経費の20%・上限50万円で、総工費10万円以上から使えます。受付は令和8年6月29日から先着順です。交付要綱(令和8年6月8日告示第66号)は、第2条で「住宅」を「自らの居住の用に供する住宅及び住宅に付属する住宅設備」、「工事」を「修繕、補修、補強、模様替え、更新(取替え)等の工事」と定義しています。
第5条は4つの対象工事区分すべてに「その他町長が◯◯に資するとして認める改修工事」を置き、さらに柱書に「ただし、町長が特に認めた場合は、この限りではない」と書いています。除外は第5条第6項第2号の「移動又は取り外し可能な製品及び電化製品の購入及び設置に要する費用」で、線引きが「移動・取り外しができるか」なのは当社が確認した沖縄県内の制度ではここだけです。煙突を貫通させ、炉台を造って据える工事は、この線の内側に読める余地があると思います(当社の読みで、町がそう言ったわけではありません)。
町には竹富町結婚新生活支援補助金もあり、リフォーム費用を対象にしています。ただし令和8年度の実施は未定(令和7年度は受付終了)で、対象外に「エアコン、洗濯機等の家電購入・設置」が挙がっています。
問合せ先 まちづくり課 0980-82-1107(結婚新生活支援は こども未来課 0980-87-0089)
宮古島市|20%・上限40万円。県内の住宅リフォーム助成で最高額です
令和8年度 宮古島市緊急経済対策住宅ストック活用支援事業。工事費の20%・上限40万円、20万円以上の工事が対象で、申請は令和8年6月1日〜12日、応募多数なら抽選です。交付要綱第5条は4区分すべてに「その他市長が◯◯に資するとして認める改修工事」を置き、さらに第5項で「前項に掲げるもののほか、市長が特に認めた場合は、この限りでない」と書いています。対象外は倉庫・車庫・造園・門扉・外構、共用部分、土地購入、広告看板、工事機械・工具又は備品等の購入経費などで、家電や設備機器を名指しで除く条項はありません。
市にはもう1本、令和8年度 ミャーク新婚ライフサポート事業があります。リフォーム費用を「物件の機能の維持または向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用」とし、対象外は「倉庫・車庫、門・フェンス・植栽等の外構、家電購入及び設置に係る費用」。補助上限は夫婦とも29歳以下80万円/39歳以下50万円で、申請は令和9年3月4日までです。薪ストーブは家電ではありませんので除外の外に読めますが、ペレットストーブは判断が分かれる可能性があります。
問合せ先 建設部 建築課 住宅企画係 0980-79-9671(新婚ライフサポートは 市民生活部 市民協働課 0980-73-4905)
嘉手納町|50%・上限20万〜50万円。町が「判断できない場合は窓口へ」と書いています
令和8年度 住宅リフォーム支援事業補助金。対象工事費の50%で、一般住宅は上限20万円、空き家30万円、新たに多世帯住宅とする場合50万円、子育て世帯は30万円の加算があります。受付は令和8年5月1日〜12月18日、町内業者の施工で築10年超が要件です。補助率50%は沖縄県内でいちばん高い部類になります。
対象工事例一覧表は県内共通の6区分ではなく町独自の形で、暖房機器の行はありません。対象外の例に挙がっているのは「エアコン取替等又は新設工事」と「電化製品等の購入または工事を伴わない設置に係る費用」で、薪ストーブは記載も除外もありません。入るかどうかは町の判断になると思います。同じ一覧に「判断できない場合はお問合せ窓口へ」と町が書いていますので、迷ったら電話が早いです。
問合せ先 企画財政課 定住対策係 098-956-1111(内線244)
南風原町|20%・上限20万円。要綱にもQ&Aにも機器を除く条項がありません
令和8年度 南風原町住宅リフォーム支援事業。対象経費の20%・上限20万円、20万円以上の工事が対象で、受付は令和8年6月24日〜10月30日です。交付要綱第4条は、4つの対象工事区分のすべてに「その他町長が◯◯に資するとして認める改修工事」という受け皿を置いています(省エネ改修工事なら「その他町長が省エネに資するとして認める改修工事」)。
要綱にも町のQ&Aにも、機器・家電を除く条項がありません。対象外と明記されているのは非居住部分・白アリ駆除・別荘くらいです。町に住民登録し、その住宅を所有して現に住んでいる方が対象で、町内業者の施工に限られます。一度使うと再申請はできません(平成24年〜令和7年度に交付を受けていないことが条件です)。薪ストーブの設置が受け皿の1行に入るかどうかを、まちづくり振興課でご確認ください。
問合せ先 経済建設部 まちづくり振興課 098-889-4412
読谷村|20%・上限20万円。受け皿の1行は募集要領を開かないと出てきません
令和8年度 読谷村住宅リフォーム支援事業。対象経費の20%・上限20万円、20万円以上の工事が対象です。募集要領(要綱第5条)は、6つの対象工事区分のすべてに「その他村長が◯◯に資するとして認める改修工事」という受け皿を置いています。案内ページだけを見ると「省エネ改修=断熱・遮熱の4つ」に見えますが、募集要領を開くと違います。
補助対象としない工事は造園・門扉・外構/保険給付金の対象/交付決定前の着手/他制度/その他村長が不適当と認める工事の5つ、対象経費から外れるのは工事機械・工具・備品の購入経費だけで、家電や設備機器を除く条項はありません。村のQ&Aは「太陽光パネルやエコキュート等の設置・切替工事は対象となりません」と答えていますが、木質燃焼機器には触れていません。村内に本社がある法人か村内在住の個人施工業者の工事で、村税等の滞納がない村民が対象です。
問合せ先 建設整備部 土木建築課 施設整備係 098-982-9217(内線205)
与那原町|20%・上限20万円。工事の定義が「更新(取替え)等」まで含みます
与那原町住宅リフォーム支援事業。対象経費の20%・上限20万円、20万円以上の工事が対象で、申請は令和8年6月1日〜12月25日です。交付要綱(令和6年9月1日施行)は、第2条で「リフォーム工事」を「住宅の機能や性能を維持し、向上させるために行う、住宅の全部又は一部の修繕、補修、補強、模様替え、更新(取替え)等の工事」と広く定義し、別表の6区分すべてに「その他町長が◯◯に資すると認める改修工事」を置いています。
第5条第3項の対象外は造園・門扉・外構/公共下水道接続/土地購入/広告看板/工事機械・工具・備品等の購入経費/保険給付金の対象/他制度/その他補助対象工事に関係がない工事の8つで、家電や設備機器を除く条項はありません。町に住民登録して現に居住し、町内業者を使うことが要件です。この制度は町サイトの「補助・助成」の一覧からは辿れず、組織 → まちづくり課の下にあります。
問合せ先 まちづくり課 098-945-7244
糸満市|20%(バリアフリーは40%)・上限20万円。対象外は非居住部分と外構だけ
令和8年度 糸満市住宅リフォーム支援事業。対象経費の20%(バリアフリー改修は40%)・上限20万円で、総工事費20万円以上、市内に本社・支店等がある業者の施工、築1年超、市税等・国保税等の滞納なしが要件です。
対象工事表(別表)は、6つの区分すべての最後に「その他市長が◯◯に資するとして認める改修工事」という受け皿を置いています(省エネ改修工事なら「その他市長が省エネに資するとして認める改修工事」で、工事例は屋上緑化工事です)。対象外工事表に挙がっているのは非居住部分と造園・門扉・外構だけで、機器や家電を除く条項はありません。薪ストーブが受け皿に入るかどうかは市の判断になると思いますので、まちづくり課でご確認ください。
問合せ先 建設部 まちづくり課 市営住宅係 098-994-8230
宜野湾市|20%・上限20万円。分かれ目は「購入が主か、工事が主か」です
令和8年度 宜野湾市住宅リフォーム支援事業。対象経費の20%・上限20万円、20万円以上の工事が対象です。交付要綱第4条は6つの対象工事区分のすべてに「その他市長が◯◯に資するとして認める改修工事」という受け皿を置いていて、要綱に機器・家電を除く条項はありません。
ただしチラシの裏面には「設備(備品)の購入や設置を目的とした工事…は原則対象外」とあります。購入が主目的か、工事が主目的かが分かれ目になりますので、煙突の貫通や炉台の造作を伴う据付けであることを見積書で示せるかどうかをご相談ください。事前申込と公開抽選を経てから交付申請という順で、1住宅につき1回限りです。この制度のページは市サイトの「住まいを建て替える・補修する」からは辿れず、組織 → 建設部 → 建築指導課の階層にしか出てきません。
なお市は、住宅リフォーム支援事業をかたる不審な電話への注意喚起を出しています。市が個別に補助の活用を連絡・訪問することはありません。
問合せ先 建築指導課 住宅行政係 098-893-4420
伊江村|20%・上限30万円。除外に名指しされているのは空調機です
伊江村緊急経済対策住宅リフォーム支援事業補助金。対象経費の20%・上限30万円、20万円以上の工事が対象で、申請は令和8年4月1日〜令和9年1月31日です。チラシ裏面の対象工事一覧は筆頭が「老朽化、災害等による住宅の修繕、改修、補修工事」「住宅の模様替えに伴う工事」で、工事の種類をほとんど絞っていません。
対象外に挙がっているのは「太陽光発電、エアコン、防犯カメラ、テレビアンテナなどの設置工事」で、名指しされているのは空調機であり、暖房一般ではありません。「畳、カーペット、カーテンなどの購入・取替のみ」も対象外なので、煙突貫通や炉台を伴う据付けが「購入だけの工事」と違うことを見積書で示せるかが分かれ目になると思います。村内に本社がある業者か村内在住の個人施工業者に限られ、対象業者名は同じチラシに載っています。
問合せ先 建設課 0980-49-3162
八重瀬町|20〜40%・上限20万円。町が「詳細は担当者へ」と明記しています
令和8年度 八重瀬町住宅リフォーム支援事業。上限20万円(バリアフリー改修は工事費の40%以内、それ以外は20%以内)、20万円以上の工事が対象で、申請は令和8年7月22日〜令和9年1月31日です。自己所有住宅・自己所有の空き家・借家(所有者の許可が必要)が対象で、町内業者の施工に限られます。
5つの対象工事区分はそれぞれの末尾が「等」で締められていて、町が「補助の対象の詳細については町担当者へお問い合わせください」「対象経費となるかは審査があります」と明記しています。交付要綱の本文は、町サイトにも例規集にも公開されていません。県内の同じ型(糸満市・読谷村・南風原町・竹富町)はどれも受け皿の1行を持っているので同じ書き方の可能性が高いと思いますが、当社は要綱を確認できていません。受け皿があるかどうかは、土木建設課へお尋ねください。
問合せ先 経済建設部 土木建設課 098-998-2623
石垣市|新婚世帯。令和8年度からリフォーム費用が対象に加わりました
石垣市結婚新生活支援補助金。令和8年度から住宅のリフォーム費用が対象に加わりました(前年度までは取得・賃借・引越だけでした)。交付要綱第2条第4号はリフォーム費用を「住宅の機能の維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用」と定義し、除外は倉庫・車庫・門・フェンス・植栽等の外構だけです。家電も暖房機器も除外していません。
補助上限は夫婦とも29歳以下で60万円、39歳以下で30万円。婚姻日が2026年1月1日〜2027年3月31日、夫婦の所得合計500万円未満、指定講座の受講(令和8年度から追加)が要件です。市が公開しているQ&Aは令和7年度版のままで「実家のリフォームは対象になりません」と書かれていますが、これはリフォーム費用が対象外だった年度の記述です。前年度の情報で判断せず、ふるさと創生課でご確認ください。
問合せ先 企画部 ふるさと創生課 0980-87-9000
久米島町|新婚世帯。リフォーム費用が対象ですが、細目は公表されていません
久米島町結婚新生活支援補助金は、対象費用に住宅リフォーム費用を含みます。町のサイトに案内ページが無く、当社が根拠にしたのは町が公表している地域少子化対策重点推進交付金 実施計画書です。この計画書では住宅取得費用・住宅リフォーム費用・住宅賃借費用・引越費用の4つすべてに○が付いています。補助上限は国の基準どおり夫婦とも29歳以下60万円/39歳以下30万円、実施期間は令和8年4月1日〜令和9年3月31日です。
対象経費の細目(何を除くか)は公表されていません。同じ制度でも、宮古島市は「家電購入及び設置に係る費用」を除き、石垣市は外構だけを除いています。久米島町がどちらの書き方かは、当社では確認できませんでした。こども未来課でご確認ください。町には空き家の改修・活用への支援(2/3以内・上限100万円)もありますが、改修後10年間の空き家バンク登録が要件の空き家バンク型です。
問合せ先 こども未来課 098-985-7115(空き家は 企画財政課 098-985-7122)
名護市|空き家を改修して住む方。40%・上限40万円
令和8年度 名護市空き家住宅改修支援事業。補助対象経費の40%・上限40万円で、申請は令和8年7月3日〜12月25日です。交付要綱第5条第5号に「その他市長が空き家の有効活用に資するとして認める改修工事」という受け皿があり、第6条の対象外は自ら行う工事・下水道接続・他制度の補助・既存住宅の増築の4つだけです。機器や家電を除く条項がありません。
使えるのは、空き家を改修して自分が住む市民です(市内に本社か営業所のある業者の施工、工事完了後に居住、市税等の滞納なし)。いま住んでいる家の改修には使えません。薪ストーブの設置が第5号に入るかどうかは市の判断になると思いますので、建築住宅課でご確認ください。
問合せ先 建設部 建築住宅課 建築相談係 0980-53-1212(内線223)
南城市|新築・改築・購入に合わせる場合。設備だけの設置は対象になりません
南城市三世代同近居支援補助金は、補助対象経費が「引越し費用(定額)」と「住宅を新築、改築又は購入した際に係る費用」で、同居30万円(旧知念村地域は+70万円)/近居20万円(同+30万円)。賃貸住宅は対象外です。知念地域 移住定住支援補助金は「新築、改築、購入費用」に50万円(引越のみなら県外10万円・県内5万円)で、移住の定義に「知念地域内に住居を新築、増改築、購入して住民票を異動すること」を含みます。
どちらも工事の種類を限定していません。新築や改築に合わせて薪ストーブを入れる場合、その費用が含まれるかどうかを、まちづくり推進課に確認する価値があると思います。ただし設備だけの設置は対象になりません。家を建てる・改築するタイミングでなければ使えない枠だとお考えください。
問合せ先 まちづくり推進課 098-917-5394
準備を始めるなら、いまからで間に合います
補助金は春に受付が始まる市町村が多く、実際に入れた方の多くは1〜2年前から動いています。冬のうちにショールームで実物を見て、業者と機種を決めておくと、春の受付にそのまま進めます。
「制度が無い」と「薪ストーブが対象外」は違います
残る27市町村のうち、そもそも住民が使える汎用の住宅改修の枠が見つからなかったのは那覇市・浦添市・うるま市・大宜味村・今帰仁村・宜野座村・金武町・北谷町・北中城村・中城村・西原町・渡嘉敷村・座間味村・粟国村・渡名喜村・北大東村・伊平屋村・伊是名村・与那国町です。
一方、枠はあるけれど薪ストーブが入る余地が無い市町村もあります。どの補助金の、どこにそう書かれているかを分けて書きます。
| 市町村 | 制度の名前 | どこに、どう書かれているか |
|---|---|---|
| 沖縄市 | 令和8年度住宅リフォーム支援事業補助金(25%・上限25万円) | 募集要領の別表第1が対象工事を閉じた形で列挙していて、「その他市長が認める改修工事」という受け皿の行がありません。省エネ改修の中身は窓・床・屋根天井・壁の断熱/遮熱の4つだけで、暖房機器は1行もありません |
| 豊見城市 | 令和8年度住宅リフォーム支援事業(20%・上限20万円。令和8年度は受付終了) | 補助対象工事一覧と交付要綱第4条第1項が、6区分をすべて閉じた形で列挙し、受け皿の号がありません。省エネは断熱・遮熱の4つだけです |
| 本部町 | 本部町空き家再生支援事業補助金(改修費の1/2・上限50万円) | 交付要綱第5条第3号が「申請者又は所有者自らの自己居住のための改修を目的とするものでないこと」と定め、5年間、第三者の居住の用に供することを義務づけています。自分が住む家には使えません |
| 恩納村 | 恩納村三世代同近居支援事業(同居100万円/近居80万円) | 対象経費が新築住宅の取得費用・中古住宅の取得費用・住宅賃借費・引越費用の4つだけで、改修・リフォームの費目がありません |
| 南大東村 | 令和8年度 新築住宅建築資材輸送補助金 | 離島ゆえに高くなる建築資材の海上輸送費を埋めるもので、機器そのものへの補助ではありません |
| 多良間村 | 定住住宅建築及び購入奨励金 | 対象は住宅の新築又は購入に対する定額(床面積に応じて50万〜120万円)で、改修は対象外。金額も面積で決まるため、機器を足しても増えません |
※並びは全国地方公共団体コード順です。
沖縄市と豊見城市は、同じ名前の制度でも結論が変わります。どちらも「住宅リフォーム支援事業」ですが、受け皿の1行があるかどうかで分かれ、糸満市・読谷村・南風原町・竹富町にはその行があります。制度名だけで判断せず、募集要領か交付要綱を開いてご確認ください。
国頭村と東村は、住民向けの支援を1枚にまとめた資料を公表していますが、住宅関係はいずれも村営の賃貸住宅で、持ち家の改修に出る補助はありません。
市町村の林業の補助は、すべて団体向けでした
国頭村・大宜味村・東村・今帰仁村・恩納村・北中城村・竹富町・与那国町の8市町村に、林業の補助要綱があります。ただし要綱の第1条を開くと、対象者はいずれも森林組合・森林所有者の協業体・林業者等の組織する団体でした(東村は「沖縄北部森林組合及び林業者等の組織する団体」、竹富町は「森林組合及び林業農家で組織する団体」)。やんばるの3村(国頭・大宜味・東)も同じです。
個人が自宅の暖房機器に使えるものは1本もありません。木を山から出す側には補助が付き、家で燃やす側には付かない、という形になっています。
結婚新生活支援を実施しているのは3市町です
沖縄県が公表している地域少子化対策重点推進交付金の事業計画で、令和8年度に実施しているのは石垣市・宮古島市・久米島町の3市町です。3つとも住宅リフォーム費用を対象にしています。竹富町も同じ制度を持っていますが、令和8年度の実施は未定で、県の一覧にも載っていません。
まとめサイトには「対象自治体」として那覇市や沖縄市の名前が出ることがありますが、当社が市の公式ページを確認した範囲では、この2市に制度はありません。沖縄市の結婚支援のページは、県のネットワーク事業とポータルサイトの紹介だけでした。
受付の時期
確認できたものだけを載せます。
| 市町村 | 受付 |
|---|---|
| 宜野湾市(住宅リフォーム支援事業) | 事前申込 令和8年7月1日〜24日 → 公開抽選 → 交付申請 令和8年8月3日〜31日 |
| 名護市(空き家住宅改修支援事業) | 令和8年7月3日〜12月25日 |
| 宮古島市(緊急経済対策住宅ストック活用支援事業) | 令和8年6月1日〜12日。応募多数なら抽選 |
| 伊江村(緊急経済対策住宅リフォーム支援事業) | 令和8年4月1日〜令和9年1月31日 |
| 嘉手納町(住宅リフォーム支援事業) | 令和8年5月1日〜12月18日 |
| 与那原町(住宅リフォーム支援事業) | 令和8年6月1日〜12月25日 |
| 南風原町(住宅リフォーム支援事業) | 令和8年6月24日〜10月30日 |
| 八重瀬町(住宅リフォーム支援事業) | 令和8年7月22日〜令和9年1月31日 |
| 竹富町(住宅リフォーム支援事業) | 令和8年6月29日から先着順 |
| 豊見城市(住宅リフォーム支援事業) | 令和8年度は受付終了 |
| 石垣市・宮古島市・久米島町(結婚新生活支援) | 婚姻日や支払日で期間が決まります。各市町のページでご確認ください |
| そのほか | 受付期間を確認できませんでした |
沖縄の住宅リフォーム支援事業は、受付期間が短いものと、抽選になるものがあります。宜野湾市は事前申込のうえ公開抽選、宮古島市は受付が12日間で応募多数なら抽選、竹富町は先着順です。寒くなってから調べ始めると、その年度はもう終わっているという形になりやすいので、年度が変わったらすぐ動けるように準備しておくのが確実だと思います。
いずれの制度も、交付決定の前に契約・着工すると受けられないのが原則です。順番を間違えると、同じ工事でも受け取れません。業者さんと話がまとまった段階で、契約の前に窓口へご確認ください。
補助金の申請は、設置される方ご本人が自治体に出します。準備は業者さんにサポートしてもらいながら進めてください。
窓口では、こう聞いてみてください
沖縄県では、薪ストーブという言葉が制度の側に出てきません。制度の名前ではなく、工事の中身で聞くほうが話が早いと思います。
「住宅リフォーム支援事業の対象工事に、薪ストーブの設置工事を含められる可能性はありますか。煙突を屋根まで貫通させて、炉台も造る工事です。要綱の『その他町長が認める改修工事』にあたるかどうかを知りたいです。」
沖縄の制度は「購入だけの工事か、施工業者の工事か」で線を引いているものが多いので、据付けの形を先に伝えると判断してもらいやすくなります。電話をかける先は、環境の課ではなく建築・まちづくり・都市計画の担当課です。結婚新生活支援なら、ふるさと創生課やこども未来課になります。各市町村の担当課と電話番号は、上の一覧と詳細に載せています。
工務店さんが補助金を知らないことは珍しくありません。制度を探すのは施主側の仕事と考えて、窓口で確認した内容を業者さんに渡すと、そのあとの見積りが早く進みます。
この記事の調べ方
- 沖縄県と41市町村の公式サイト・交付要綱・例規集だけを確認しました。まとめサイトは出典にしていません。確認日は2026年8月26日です。
- 一覧表の「要確認」は、制度の対象にも対象外にも薪・ペレットの記載がなく、当社が要綱や対象工事の書き方を読んで「相談する価値がある」と判断したものです。市町村がそう説明しているわけではありません。
- 判定を分けたのは、要綱の「その他◯長が◯◯に資するとして認める改修工事」という受け皿の1行です。この行があるものを「要確認」、対象工事を閉じた形で列挙しているものを「なし」としました。この読み方は当社のものです。
- 「家電」「電化製品」の除外に薪ストーブは当たらない、と読みました。ペレットストーブは送風ファンと制御基板で電源を使うため、市町村の判断が分かれる可能性があります。両方を「要確認」としているのはこのためです。
- 八重瀬町だけは、交付要綱の本文を確認できていません。町サイトにも例規集にも公開されておらず、県内の同じ型の制度から推定して「要確認」としています。要綱を読んだうえでの判定ではありません。
- 久米島町の結婚新生活支援は、町のサイトに案内ページがありません。町が公表している交付金の実施計画書を出典にしています。対象経費の細目は公表されていないため、除外の有無は分かりません。
- 例規集を機械で読めなかった11市町村(宜野湾・石垣・名護・宮古島・南城・金武・久米島の7市町は会員制の民間サービス、渡名喜・南大東・北大東・伊是名の4村は例規集をネットに出していません)については、市町村サイトを1件あたり250〜350ページ開いて題名を集め、薪・ペレット・木質のいずれも0件であることを確認しました。例規集の全題名を突き合わせた他の30市町村とは、確認の密度が違います。
- 「なし」は、当社が公式サイトと例規集を確認した範囲で見つからなかった、という意味です。確認できなかったものは「要確認」と書き分けています。自治体への電話での聞き取りは行っていません。
- 木質の補助を探すとき、当社ははじめ「薪・木質・バイオマス・ストーブ・ペレット」の5語で例規集を引きました。この引き方では、14市町村のリフォーム助成が1件も出てきません。制度名に薪もストーブも入らないためです。「リフォーム・住宅改修・空き家・定住・移住・結婚新生活・三世代」で引き直して見つけたものを、このページに載せています。
- 制度の内容は毎年変わります。金額や条件は、必ず市町村の最新の案内でご確認ください。
本ページの内容は、当社が公式サイトと交付要綱を確認してまとめたものです(当社調べ)。万一、内容の誤りにお気づきの場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ訂正します。
薪ストーブ・ペレットストーブの設置には、市町村によって消防への届け出が必要になる場合があります。設置工事は、必ず専門の業者にご相談ください。

