北海道(道南)の薪ストーブ・ペレットストーブ補助金|函館市・北斗市・せたな町ほか18市町村を全部調べました(令和8年度)

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このページは北海道のうち道南(渡島・檜山地方)の18市町村を扱っています。函館市・北斗市・松前町・福島町・知内町・木古内町・七飯町・鹿部町・森町・八雲町・長万部町・江差町・上ノ国町・厚沢部町・乙部町・奥尻町・今金町・せたな町の公式サイトと交付要綱を確認しました(2026年8月27日時点)。薪ストーブ・ペレットストーブを名指しで対象にした補助制度は、18市町村のどこにもありませんでした。

北海道全体では薪ストーブが対象の市町村が18、ペレットストーブが27ありますが、そのすべてが道央・道北・道東に集まっています。渡島・檜山の2振興局は、薪もペレットも名指しの補助が0件です。名指しの制度を探して市役所・役場に電話をかけても、答えは「ありません」になると思います。

ただ、住宅の工事に出るお金が無いわけではありません。工事の種類を限っていないリフォーム助成・改修助成が10市町村にあります。せたな町は要綱の対象工事に「暖房…等の設備工事」、上ノ国町は「給排水、衛生、換気、冷暖房、避難、防火、電気等の設備工事」と書いています。どちらも「薪」「ペレット」「ストーブ」の語は一度も出てきませんので、対象になると断定はできません。このページでは、その10市町村の枠の中身と、条件で外れやすい点、窓口での聞き方をまとめました。

道南で知っておきたいこと3つ

1. 名指しの補助を探しても見つかりません。渡島・檜山は北海道で0件の振興局です。北海道は179市町村のうち18で薪ストーブが、27でペレットストーブが補助の対象になっています。ところがその内訳は上川11・オホーツク6・十勝5といった形で、渡島と檜山はどちらも0です。当社が18市町村のサイトを1ページずつ走査しても、薪ストーブ・ペレットストーブ・木質バイオマスを対象にした住民向けの補助は1件も出てきませんでした。八雲町のゼロカーボンシティやくも 第19回には「薪ストーブや木質ペレットストーブ等の木質バイオマスを利用する暖房器具の購入を検討します」という一文がありますが、これは町が住民に呼びかけている行動の例で、補助の対象という意味ではありません。

2. 電話をかける先は、環境の課ではなく住宅・まちづくりの課です。道南で可能性があるのは、環境エネルギーの補助ではなく汎用のリフォーム助成・改修助成のほうです。せたな町はまちづくり推進課、上ノ国町と厚沢部町は建設水道課、福島町は企画課、鹿部町は企画振興課が窓口になります。環境やゼロカーボンの担当課に聞くと、対象設備の一覧に木質が無いので「ありません」で話が終わってしまいます。制度の名前ではなく、工事の中身で聞くほうが早いと思います。

3. 使えるかもしれない枠は、ほとんどが「誰が使えるか」で絞られています。北斗市は高齢者・障がい者等のいる世帯、江差町は18歳未満の子と同居する子育て世帯、鹿部町は移住者または賃貸から空き家に移る町内在住者、厚沢部町は中古住宅を買って6か月以内、奥尻町は結婚して新生活を始める世帯が条件です。工事の中身が通っても、世帯の条件で外れることがあります。逆に、福島町・せたな町・上ノ国町・今金町は住んでいる方なら申請できる形です。ご自分がどの枠に当たるかを先に確かめてから、工事の話を進めるのが確実だと思います。

「今年度は、もう終わっていた」という方へ

薪ストーブを考え始めるのは、たいてい寒くなってからだと思います。ところが補助金は春に受付が始まって、年内に終わります。この行き違いは、毎年ふつうに起きています。

来年度に間に合わせるなら、いまから動けることがあります。

補助金を使って薪ストーブを入れるまでの流れ →

市町村別の一覧(18市町村)

相談できる枠がある市町村名はリンクになっています。押すと、その市町村の詳しい内容に飛びます。「要確認」の意味は、いちばん下の「この記事の調べ方」に書いています。

市町村薪ストーブ・ペレットストーブ問合せ先制度の名前
函館市対象外(住宅リフォーム補助の省エネ枠は窓・ドアの断熱改修のみ)都市建設部 住宅課 住宅施策担当 0138-21-3385令和8年度函館市住宅リフォーム補助制度
北斗市要確認(高齢者・障がい者等の世帯限定の住宅改修助成。5/10〜7/10・上限50万円)保健福祉部 0138-73-3111北斗市高齢者世帯等住宅改修費助成制度
松前町なし(環境系の補助はLED照明と省エネエアコンの2本のみ)政策推進課 0139-42-2275
福島町要確認(工種の限定なし。20%・上限100万円。対象工事に「設備改修等」)企画課 企画係 0139-47-3007福島町住宅リフォーム補助金
知内町対象外(1世帯1メニュー制。5つのメニューに木質が入っていません)政策調整課 政策広報係 01392-6-7176令和8年度 しりうちゼロカーボン推進事業
木古内町要確認(空き家リフォーム助成。1/2・町内業者なら上限100万円)まちづくり未来課 まちづくりグループ 01392-2-3131木古内町空き家リフォーム工事助成金
七飯町なし(住宅リフォーム助成も設備補助も確認できませんでした)環境生活課 生活環境係 0138-65-2516
鹿部町要確認(空き家改修支援。2/3・上限100万円。対象外に太陽光の名指しあり)企画振興課 企画振興係 01372-7-5297鹿部町空き家改修支援補助金
森町なし(住宅向けは太陽光と蓄電池の1本のみ)企画振興課 01374-7-1283
八雲町なし(空家等対策支援補助金の対象工事に暖房が入っていません)建設課 管理係 0137-62-2115
長万部町なし(住宅リフォーム助成も設備補助もありません)まちづくり推進課/建設課 01377-2-2000
江差町要確認(子育て世帯限定。中古住宅の取得費+改修費の20%・上限100万円)町民福祉課 福祉子育て係 0139-52-6720江差町子育て世帯マイホーム取得助成金
上ノ国町要確認(20%・上限30万円。対象工事に「冷暖房…等の設備工事」)建設水道課 0139-55-2311上ノ国町住宅リフォーム補助金(要綱PDF)
厚沢部町要確認(中古住宅の購入後6か月以内の改修。10%・上限70万円)建設水道課 建築施設係 0139-64-3315厚沢部町持家建設促進奨励事業
乙部町なし(住宅リフォーム補助そのものがありません)地域振興推進課 資源環境係 0139-62-5020
奥尻町要確認(結婚新生活支援の対象に「住宅リフォーム費用」)町民課 01397-2-3111奥尻町結婚新生活支援事業(案内ページを確認できず
今金町要確認(20%・上限30万円。工種の限定なし)建設課 0137-82-0111今金町住宅リフォーム助成事業(令和8年度の案内ページを確認できず
せたな町要確認(20%・上限30万円。対象工事に「暖房…等の設備工事」)まちづくり推進課 まちづくり推進係 0137-84-5111【令和7〜11年度】せたな町住宅リフォーム等助成事業

※並びは全国地方公共団体コード順です。

相談できる枠がある10市町村

薪ストーブ・ペレットストーブを名指しした制度はありませんので、ここに並ぶのは工事の種類を限っていない枠です。対象になるかどうかは市町村ごとの判断になると思いますので、詳細は各市町村の窓口でご確認ください。額の大きさではなく、判断材料の多い順に並べています。

せたな町|20%・上限30万円。対象工事に「暖房…等の設備工事」があります

【令和7〜11年度】せたな町住宅リフォーム等助成事業。町内に住民票があり、リフォームする住宅の所有者として現に住んでいる方が対象で、事業費の20%・上限30万円(下限2万円)が出ます。エアコン設置工事は別枠で20%・上限10万円、この2つはそれぞれ1回ずつ申請できます。

道南で、いちばん判断材料が多い制度です。チラシ裏面の対象工事表に「オ 給排水、衛生、換気、暖房、避難、防火、電気等の設備工事」と「シ 断熱、気密改修工事又は遮音工事」、そして「ス その他町長が必要と認める工事」が並んでいます。ただし「薪」「ペレット」「ストーブ」の語は、要綱にもチラシにも一度も出てきません。対象外として挙げられているのは「工事を伴わない単なる物品購入のみの費用」で、暖房設備そのものを外している記述はありません。

条件は、町内の業者が施工すること、事業費10万円以上であること、事前に着工していないことです。申請書類と完了届は業者が作成して町に提出する形になっています。同一世帯・同一人につき令和7〜11年度の5年間で1回限りなので、使いどころを選ぶ制度でもあります。

問合せ先 まちづくり推進課 まちづくり推進係 0137-84-5111

上ノ国町|20%・上限30万円。対象工事に「冷暖房…等の設備工事」があります

上ノ国町住宅リフォーム補助金(要綱PDF)。20万円以上の工事に20%・上限30万円が出ます。町内の建設業者または商工会の会員が施工することが条件です。

要綱の別表は、対象工事の(5)を「給排水、衛生、換気、冷暖房、避難、防火、電気等の設備工事」、(13)を「その他…必要な工事」としています。対象外は「家屋に固定されない家庭電化製品、家具等」で、煙突を貫通させて据える薪ストーブは「家屋に固定されないもの」には当たらないと読めます。ただし町がそう説明しているわけではありませんので、建設水道課でご確認ください。

町の設備補助はエアコン購入費補助(上限10万円)が1本ありますが、これは省エネではなく熱中症対策の制度で、暖房機器は対象になりません。空き家を解体する場合は令和8年度 上ノ国町空き家等除却補助事業(50%・上限50万円/令和8年4月1日〜10月30日)が別にあります。

問合せ先 建設水道課 0139-55-2311

福島町|20%・上限100万円。対象工事に「設備改修等」の一語があります

福島町住宅リフォーム補助金。工事費の20%以内・上限100万円(千円未満切捨)で、道南の町村のリフォーム助成としては最も厚い部類です。町内に住所があり、リフォームする住宅の所有者または直系親族であることが条件で、税込30万円以上の工事を町内の建設業者が施工する必要があります。

対象工事は「増築・改築・修繕・模様替え及び設備改修等」という書き方で、工種を限定していません。対象外は車庫・物置、舗装などの外構工事、ほかの補助金を使った工事の3つだけです。断熱改修も薪ストーブも太陽光も、対象としても対象外としても名指しされていません。薪ストーブ・ペレットストーブの設置がこの「設備改修等」に入るかどうかは、町の判断になると思います。詳細は企画課の窓口でご確認ください。

予算は500万円で、到達次第受付終了です。原則1回限りなので、まとめて工事をする年に合わせるのが現実的だと思います。

なお、町のサイトで「木質」が出てくるのは町の温泉施設に木質バイオマスボイラーを入れた記事で、住民向けの補助ではありません。混同しないようにご注意ください。

問合せ先 企画課 企画係 0139-47-3007

鹿部町|2/3・上限100万円。対象外に太陽光の名指しはありますが、暖房機器はありません

鹿部町空き家改修支援補助金。町内にある建設後10年を超えた一戸建ての改修に、改修経費の2/3・上限100万円が出ます。50万円以上の工事が条件です。

この町は、対象外リストの書き方が具体的です。除かれるのは解体・除却のみの工事、カーテン・家具等、家庭用電化製品の購入及び設置太陽光発電設備の設置、電話・ネット配線、点検・清掃・修理、造園・外構・車庫、浄化槽など外回りの給排水です。太陽光は名指しで外れていますが、暖房機器・ストーブは書かれていません。煙突を伴う薪ストーブの設置がどちらに読まれるかは公式に明記が無いため、企画振興課へ事前にご確認ください。

使えるのは移住者(3年以上町外に住んでいて転入した方、または転入後3年未満の方)か、町内在住者(空き家に住む前は賃貸住宅か親族と同居していた方)です。3親等以内の親族から買った・借りた住宅は対象外です。施工業者にも条件があり、建設業許可事業者・北海道住宅リフォーム推進協議会の登録事業者・住宅瑕疵担保保険の登録事業者のいずれかである必要があります。令和8年度の予算は300万円(3件分)で、改修工事に着手する前の申請が必要です。

問合せ先 企画振興課 企画振興係 01372-7-5297

木古内町|1/2・町内業者なら上限100万円。設備工事が対象に入っています

木古内町空き家リフォーム工事助成金。助成の該当工事に「給排水、換気、電気、ガス、通信等の設備工事」が挙がっていて、該当しない工事は「家電製品、家具、備品の購入設置」などです。1/2で、町内業者の施工なら上限100万円。同じページで案内されている木古内町多世帯同居リフォーム支援事業補助金の要綱にも「町長が認める工事」という条項があります。

暖房機器を名指しで外している記述はありません。ただし挙がっている設備工事に「暖房」の語も無いため、薪ストーブの設置が入るかどうかは町の判断になると思います。まちづくり未来課でご確認ください。

町の環境系の補助は木古内町ゼロカーボン推進事業【ゼロきこ】で、中身は省エネ家電と高効率給湯です。町内の店で買うと上限が2倍になる設計ですが、薪ストーブ・ペレットストーブは対象設備に入っていません。

問合せ先 まちづくり未来課 まちづくりグループ 01392-2-3131

厚沢部町|中古住宅を買って6か月以内の改修に10%・上限70万円

厚沢部町持家建設促進奨励事業。新築は100万円(町内業者の施工なら商工会商品券100万円相当を加算)、中古住宅の購入は購入費の10%以内・上限80万円、購入後6か月以内のリフォームは費用の10%以内・上限70万円です。老人世帯と同居で30万円、中学3年生までのお子さんと同居で1人30万円・2人以上50万円が加算されます。5年以上住み続けることが条件です。

このリフォーム枠には、省エネ・断熱の要件も工事内容の限定もありません。だからこそ、薪ストーブの設置が入るかを窓口で確かめる価値があると思います。建設水道課 建築施設係へご相談ください。

厚沢部町は令和6年9月に環境省の脱炭素先行地域に選ばれていて、町民にも事業者にも使える再エネ補助を持っています。ただし対象は太陽光250万円・蓄電池50万円・EV充電/V2H 25万円の4種だけで、薪ストーブ・ペレットストーブ・木質バイオマスは入っていません。町の脱炭素は風力が軸になっています。

問合せ先 建設水道課 建築施設係 0139-64-3315

今金町|20%・上限30万円。工種の限定がありません

今金町住宅リフォーム助成事業・今金町空家住宅リフォーム助成事業。対象が「住宅の安全性、耐久性及び居住性の向上に係るリフォーム(増改築・修繕工事)」という書き方で、工種を限定していません。20%・上限30万円です。

ただし、町のホームページには平成25年度から平成30年度までの案内が残っているだけで、令和8年度の案内ページを確認できませんでした。現在の住宅カテゴリの一覧にも載っていません。いま受け付けているかどうかを含めて、建設課へお問い合わせください。このページの金額・条件は、当社が確認できた範囲のものです。

空き家を解体する場合は今金町空家等除却支援事業(20%・上限30万円/令和6年4月1日〜令和9年3月31日)があります。町内施工業者・税抜30万円以上・交付決定前の着手不可・建て替え目的の除却は対象外という条件です。

なお今金町は「森林資源を活用した持続可能な循環型地域づくり事業」を進めている町です。いまのところ住民向けの木質バイオマス補助にはつながっていませんが、道南で木の使い道を考えている自治体という点では例外的だと思います。

問合せ先 建設課 0137-82-0111

江差町|子育て世帯限定。取得費と改修費を合わせて20%・上限100万円

江差町子育て世帯マイホーム取得助成金。中古住宅の取得金額と、取得後1年以内に町内事業者が施工する改修費を合算した額の20%・上限100万円が出ます。改修の工種を町の案内ページで限定していないため、薪ストーブの設置費を改修費に含められるかは、町の判断になると思います。詳細は町民福祉課でご確認ください。

使えるのは子育て世帯(18歳未満のお子さんと同居している世帯、または母子健康手帳の交付を受けた世帯)に限られます。すでに江差町に住んでいて、いまの家に薪ストーブを入れたいという方は、この制度の枠に入りません。

町は再生可能エネルギーのゾーニングと地域再エネ導入マスタープランを持っていますが、いずれも計画と規制で、住民向けの設備補助は伴っていません。森林環境譲与税についても、町は「将来の事業量増加に備えて基金へ積み立てる」方針を公表しています。

問合せ先 町民福祉課 福祉子育て係 0139-52-6720

北斗市|高齢者・障がい者等の世帯限定。5/10〜7/10・上限50万円

北斗市高齢者世帯等住宅改修費助成制度。対象となる住宅改修の最後に「その他市長が必要と認める修繕」があり、除外リストに暖房機器の名指しがありません。上限50万円で、補助率は世帯の区分により5/10〜7/10です。ただし高齢者・障がい者等のいる世帯に限られ、市の登録店の施工が必要です。

北斗市には汎用の住宅リフォーム補助そのものがありません。環境エネルギーの補助は2制度ありますが、いずれも対象機器の限定列挙で包括条項がなく、北斗市住宅用高効率給湯器等設置補助金は電気ヒートポンプ給湯機・潜熱回収型ガス給湯器・潜熱回収型石油給湯器・ヒートポンプ・ガス瞬間併用型給湯機・ガスエンジンコージェネレーションシステムの5種だけが対象です(1/3・上限10万円、令和8年4月1日〜令和9年1月末日、支払い後または着工後の申請は対象外)。薪ストーブ・ペレットストーブ・木質バイオマスは、市のサイトを走査しても1件も出てきませんでした。

耐震改修をあわせて行う場合は木造住宅耐震改修等補助金が別にあります。

問合せ先 保健福祉部 0138-73-3111

奥尻町|結婚新生活支援の対象に「住宅リフォーム費用」があります

奥尻町結婚新生活支援事業。要綱の第2条が助成の対象に「住宅リフォーム費用」を明記していて、工種の限定がありません。ただし町のホームページに、この事業の案内ページを確認できませんでした。金額と受付期間を含め、町民課へ直接お問い合わせください。

奥尻町には、このほかに住民が使える環境エネルギー設備の補助がなく、住宅リフォーム補助そのものもありません。一方で町は環境省の脱炭素先行地域(第2回・全国20件)に選ばれ、令和5年4月にゼロカーボン推進課を新設しています。島の面積の約78%が森林で、青苗小学校・奥尻小学校・奥尻町総合庁舎に木質バイオマスボイラーを導入し、製材端材を島の中でエネルギーとして使う仕組みを作っています。これは町の施設での取り組みで、住民向けの補助ではありません。

なお町の啓発ページに「太陽光発電の導入で地域の補助金を受けられる場合があります」という記述がありますが、これは環境省「ゼロカーボンアクション30」の解説文をそのまま載せたもので、奥尻町に太陽光の補助があるという意味ではありません。

問合せ先 町民課 01397-2-3111

準備を始めるなら、いまからで間に合います

補助金は春に受付が始まる市町村が多く、実際に入れた方の多くは1〜2年前から動いています。冬のうちにショールームで実物を見て、業者と機種を決めておくと、春の受付にそのまま進めます。

補助金を使って薪ストーブを入れるまでの流れ →

制度はあるのに、薪ストーブ・ペレットストーブが外れている2市町

制度そのものはあるのに、薪ストーブ・ペレットストーブが対象から外れている2つです。どの制度のどこにそう書かれているかを並べます。

市町村制度の名前どこに、どう書かれているか
函館市令和8年度函館市住宅リフォーム補助制度省エネ枠の対象が開口部(窓・ドア)の断熱改修だけで、暖房機器そのものは枠に入っていません
知内町令和8年度 しりうちゼロカーボン推進事業1世帯で1つ選ぶ5つのメニューに、薪ストーブ・ペレットストーブ・木質バイオマスが入っていません。③の高効率設備機器も、中身はエコキュート・エコフィール・エコジョーズ・エネファーム・ヒートポンプ式温水暖房で、燃焼機器は含まれていません

※並びは全国地方公共団体コード順です。制度の名前は各市町の公式ページの表記に合わせています。

函館市。市の住宅系の補助は上記の1本で、バリアフリー+省エネで20%以内・上限20万円、耐震は20%以内・上限40万円です。対象額の合計30万円以上が条件で、受付は令和8年5月7日〜12月18日。令和8年度から開口部の熱貫流率の基準が2.30から1.90 W/(㎡・K)に厳しくなりました。市のページには「令和8年度からは、家庭用燃料電池(エネファーム)、電気自動車等(EV・PHEV)については補助対象外」とも明記されていて、対象が広がるのではなく絞られる方向で動いています。なお市の木質バイオマス関連のページは補助ではなく、煙やにおいの近隣トラブルを防ぐための注意喚起です。

問合せ先 都市建設部 住宅課 住宅施策担当 0138-21-3385 / 環境部 環境政策課 新エネルギー担当 0138-85-8197

知内町。選べるのは①断熱工事20万円 ②LED照明化20万円 ③高効率設備機器20万円 ④太陽光発電・蓄電池50万円 ⑤寒冷地エアコンへの転換(1台10万円・1世帯最大20万円)の5つで、いずれも事業費(税抜)の1/3以内です。断熱工事のメニューは使えますので、薪ストーブと同じ工事で窓や壁を直すなら、そちらで申請するという考え方はあると思います。受付は令和8年4月15日〜8月31日、予算上限に達し次第終了です。

問合せ先 政策調整課 政策広報係 01392-6-7176

改修に出る補助そのものが無い6町

松前町・七飯町・森町・八雲町・長万部町・乙部町の6町では、住宅の改修工事に出る補助の枠そのものを確認できませんでした(2026年8月27日時点)。

松前町の環境系の補助はLED照明器具買換え等奨励金と省エネエアコン購入支援補助金の2本だけで、どちらも町内の事業者から購入したものに限り、一般世帯のみが使えます(令和6〜10年度の予定)。七飯町は環境エネルギー設備を対象にした町独自の補助そのものが確認できず、住宅リフォームへの助成もありませんでした。森町は道内最大の森地熱発電所を持ち、北海道で初めて気候非常事態宣言を出した町ですが、住宅向けの補助は太陽光(上限15万円/蓄電池は同時設置のみ5万円)の1本だけです。町の再生可能エネルギーのページに並ぶ5件のうち補助金はこれだけで、木質バイオマスボイラー施設の見学は終了しています。

八雲町は空家等対策支援補助金の対象工事が「空家の外装(屋根・外壁)、内装、建具、給排水設備の改修」の限定列挙で、暖房が入っていません。事業者向けの設備導入補助はありますが、交付要綱の別表で「再生可能エネルギー設備」「蓄電池」を名指しで対象外にしています。長万部町は住宅リフォーム助成も再エネ・省エネ設備への補助も無く、町が住民向けに出している補助金はチャイルドシート購入費補助金と避難所等整備補助金の2本でした(ゼロカーボンシティは表明済み)。乙部町も住宅リフォーム補助そのものがありません。ただし町内3か所の温泉熱を公共施設で使っていて、鳥山温泉は施設園芸にも利用しています(ゼロカーボンシティ宣言)。これは町の施設での利用実績で、住民が温泉熱を導入するときに使える補助ではありません。

問合せ先 松前町 政策推進課 0139-42-2275 / 七飯町 環境生活課 生活環境係 0138-65-2516 / 森町 企画振興課 01374-7-1283 / 八雲町 建設課 管理係 0137-62-2115 / 長万部町 まちづくり推進課・建設課 01377-2-2000(代表) / 乙部町 地域振興推進課 資源環境係 0139-62-5020

受付の時期

確認できたものだけを載せます。

市町村受付
函館市(住宅リフォーム補助制度)令和8年5月7日〜12月18日(対象額合計30万円以上)
北斗市(高効率給湯器)令和8年4月1日〜令和9年1月末日。予算上限で終了。支払い後・着工後の申請は対象外
知内町(しりうちゼロカーボン推進事業)令和8年4月15日〜8月31日。予算上限到達次第終了。交付決定後に着工
鹿部町(空き家改修支援)令和8年4月1日から。改修工事の着手前に申請。令和8年度の予算は300万円(3件分)
上ノ国町(空き家等除却)令和8年4月1日〜10月30日
今金町(空家等除却支援)令和6年4月1日〜令和9年3月31日。交付決定前の着手は不可
福島町(住宅リフォーム補助金)年度の記載なし。予算500万円に到達次第、受付終了
せたな町(住宅リフォーム等助成)事前に着工していないこと。令和7〜11年度の5年間で1回限り
そのほか受付期間を確認できませんでした

道南のリフォーム助成は、予算に達した時点で終わる先着順が中心です。知内町のように8月末で締め切る町もあり、寒くなってから調べ始めると、その年度はもう終わっているという形になりやすいと思います。年度が変わったらすぐ動けるように、冬のうちに業者と工事内容を決めておくのが確実です。

いずれの制度も、契約・着工の前に申請するのが原則です。順番を間違えると、同じ工事でも受け取れません。業者さんと話がまとまった段階で、契約の前に窓口へご確認ください。

補助金の申請は、設置される方ご本人が自治体に出します。準備は業者さんにサポートしてもらいながら進めてください。

窓口では、こう聞いてみてください

道南では、薪ストーブという言葉が制度の側に出てきません。制度の名前ではなく、工事の中身で聞くほうが話が早いと思います。

「住宅リフォーム助成の対象工事に、薪ストーブの設置工事を含められる可能性はありますか。煙突を屋根まで貫通させて、炉台も造る工事です。」

多くの制度が「持ち運べる家電の購入か、家屋に固定する工事か」で線を引いています。上ノ国町の要綱は対象外を「家屋に固定されない家庭電化製品、家具等」、せたな町は「工事を伴わない単なる物品購入のみの費用」と書いています。据付けの形を先に伝えると、判断してもらいやすくなると思います。

電話をかける先は、環境やゼロカーボンの担当課ではなく、住宅・建設・まちづくりの担当課です。各市町村の担当課と電話番号は、上の一覧と詳細に載せています。

工務店さんが補助金を知らないことは珍しくありません。制度を探すのは施主側の仕事と考えて、窓口で確認した内容を業者さんに渡すと、そのあとの見積りが早く進みます。

北海道のほかのエリア

北海道は179市町村と数が多いため、当社では4つのエリアに分けて掲載しています。道南以外をお探しの方は、こちらをご覧ください。

薪ストーブが名指しで対象になっている18市町村は、すべて道央・道北・道東にあります。とくに道北の上川管内は11市町村が対象で、住宅向けで最も手厚い美瑛町(1/2・上限55万円)、東川町(既存住宅で上限50万円)、薪代そのものにも補助が出る占冠村があります。ペレットストーブは道東のオホーツク・十勝に厚く集まっています。

この記事の調べ方

  • 道南(渡島・檜山)18市町村の公式サイト・交付要綱・例規集だけを確認しました。まとめサイトは出典にしていません。確認日は2026年8月27日です。
  • 一覧表の「要確認」は、制度の対象にも対象外にも薪・ペレットの記載がなく、当社が要綱や対象工事の書き方を読んで「相談する価値がある」と判断したものです。市町村がそう説明しているわけではありません。
  • 「なし」は、当社が公式サイトと例規集を確認した範囲で見つからなかった、という意味です。確認できなかったものは「要確認」と書き分けています。自治体への電話での聞き取りは行っていません。
  • 奥尻町と今金町は、制度の存在は確認できたものの、町のホームページに現在の案内ページを見つけられませんでした。金額・条件は当社が確認できた範囲のもので、必ず担当課にご確認ください。
  • 上ノ国町は、町サイトのナビゲーションの都合で機械的な巡回では要綱にたどり着けませんでした。要綱PDFを直接開いて確認しています。当社は2026年8月22日の調査で「住宅リフォーム補助そのものが無い」と記録していましたが、これは誤りで、8月26日に訂正しました。
  • 八雲町の広報連載にある「薪ストーブや木質ペレットストーブ等…の購入を検討します」は、町の地球温暖化対策実行計画が町民に求める行動の例示です。補助の対象という意味ではありません。
  • 制度の内容は毎年変わります。金額や条件は、必ず市町村の最新の案内でご確認ください。

本ページの内容は、当社が公式サイトと交付要綱を確認してまとめたものです(当社調べ)。万一、内容の誤りにお気づきの場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ訂正します。

薪ストーブ・ペレットストーブの設置には、市町村によって消防への届け出が必要になる場合があります。設置工事は、必ず専門の業者にご相談ください。

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